『安楽死特区』 上映中
3月19日(木)終映予定
【監督 高橋伴明 × 主演 毎熊克哉「桐島です」タッグ最新作!】
在宅医として2500人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説が原作の映画『安楽死特区』は、近未来の日本で「安楽死法案」が可決され、国家主導で導入された制度のもと、人間の尊厳、生と死、そして愛を問う衝撃の社会派ドラマである。
監督は、『痛くない死に方』(2020)、『夜明けまでバス停で』(2022)、『「桐島です」』(2025)などの高橋伴明。脚本は、『野獣死すべし』(1980)、『一度も撃ってません』(2020)などの丸山昇一。名匠の初タッグが本作でようやく叶った。
舞台は今から数年後の日本。欧米に倣って安楽死法案が可決した。それでも反対の声が多いため、国は実験的に「安楽死特区」を設置することに。主人公のカップルは、回復の見込みがない難病を患い、余命半年と宣告されたラッパー・酒匂章太郎と、彼のパートナーでジャーナリストの藤岡歩。安楽死法に反対のふたりは、特区の実態を内部から告発することを目的に、国家戦略特区「安楽死特区」への入居を決意する。そこでふたりが見たものは、安楽死を決意した人間たちの愛と苦悩。医師たちとの対話を通じ、ふたりの心に微細な変化が訪れるが……。
章太郎役を務めるのは、『「桐島です」』(2025)の毎熊克哉。パートナー・歩役には『夜明けまでバス停で』の大西礼芳。特区の実態を告発するために突き進む歩が、章太郎の心境の変化に直面する様は、観る者の心を激しく揺さぶる。
末期がんに苦しむ夫と、夫と心がすれ違う妻を演じたのは、平田満と筒井真理子、認知症と診断され、死なせて欲しいと願う元漫才師役で余貴美子が出演。そして、「安楽死特区」の特命医を演じるのは、加藤雅也、板谷由夏、下元史朗、奥田瑛二。歌謡漫才のコンビであり余貴美子の妹役で友近、尾形の元妻役で鈴木砂羽が出演。また、シンガーソングライターのgb(ジービー)が毎熊克哉とラップを披露する。
人生の最期を自ら決断しようとする者と、国から命じられ苦悩しながらも安楽死に導く医師、それを見守る者―― 一体、死とは誰のものなのか? 制度と人間、理想と現実の狭間で揺れ動く人々の姿を描き、見る者一人ひとりに、重い問いを投げかける。明日、この国で現実に起こるかもしれない世界線を描いた衝撃作。
〈STORY〉
もしも日本で「安楽死法案」が可決されたら――。国会で「安楽死法案」が可決され、国家戦略特区として「ヒトリシズカ」と名づけられた施設が誕生。安楽死を希望する者が入居し、ケアを受けられるこの施設は、倫理と政治の最前線で物議を醸す存在となっていた。
回復の見込みがない難病を患うラッパー・酒匂章太郎(毎熊克哉)は、進行する病に苦しみながらも、ヒップホップに救いを見出し、言葉を紡ぎ続けていた。共に暮らすのは、チベットで出会ったジャーナリスト・藤岡歩(大西礼芳)。二人は、章太郎が余命半年を宣告された今も、安楽死に反対で、特区の実態を内部から告発することを目的に、「ヒトリシズカ」に入居する。
施設には、末期がんに苦しむ池田(平田満)とその妻の玉美(筒井真理子)、認知症を抱え、完全に呆けないうちに死なせて欲しいと願う元漫才師の真矢(余貴美子)など、それぞれに事情を抱えた入居者たちが暮らしていた。
章太郎の身体は急速に衰え、言葉さえままならなくなり、章太郎は歩に相談もなく、「安楽死を望みます」と考えを一変。歩は、池田の主治医の鳥居(奥田瑛二)の他、章太郎の主治医の尾形(加藤雅也)、三浦(板谷由夏)ら特命医それぞれの想いにも触れ、命と死に真摯に向き合うことを迫られる。
出演:毎熊克哉、大西礼芳、加藤雅也、筒井真理子、板谷由夏、下元史朗、友近、g b、田島令子、鈴木砂羽、平田満、余貴美子、奥田瑛二
監督:高橋伴明
脚本:丸山昇一
原作:長尾和宏 「安楽死特区」(ブックマン社刊)
2025年/日本/129分/シネマスコープ
配給:渋谷プロダクション
©「安楽死特区」製作委員会
『花緑青が明ける日に』 上映中
【ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式出品!】
新海誠監督や片渕須直監督作品に参加し、CMやミュージックビデオなどジャンルを超えた創作活動を行ってきた日本画家・四宮義俊。そんな彼がオリジナル脚本にて長編アニメーション監督デビューを果たす。フランスの気鋭スタジオMiyu Productionsとの日仏共同製作の本作は、制作中の注目作として2024年第77回カンヌ国際映画祭でのアヌシー・アニメーションショーケースに選出され、世界的な注目を集めている。
声の出演には、萩原利久×古川琴音がW主演。話題作への出演が絶えない2人だが、アニメ声優を務めるのは今作が初。共演に人気声優の入野自由、名バイプレイヤーの俳優・岡部たかしが脇を固める。
〈STORY〉
老舗の花火工場・帯刀煙火店は、町の再開発により立ち退きを迫られている。そこで育った帯刀敬太郎(萩原利久)は、蒸発した父に代わり幻の花火<シュハリ>を完成させようと独りで奮闘していた。
夏の終わりの日、東京で暮らす幼馴染のカオル(古川琴音)が地元に戻ってきた。敬太郎の兄で市役所に勤める千太郎から立ち退き期限が明日と知らされ、4年ぶりの再会を果たす3人。失われた時間と絆を取り戻すようにぶつかり合いながら、花火の完成と打ち上げを巡る驚きの計画を立てるのだが―。
幻の花火に託された希望と、その鍵を握る「花緑青」。
火の粉が夜を照らし、新しい朝を迎えるとき、敬太郎たちが掴むそれぞれの未来とは?
【花緑青(はなろくしょう)】とは
燃やすと青くなる緑色の顔料。しかし、その美しさと引き換えに毒性を含むため、現在ではほとんど使用されなくなった。
出演:萩原利久、古川琴音、入野自由、岡部たかし
原作・脚本・監督:四宮義俊
2026年/日本、フランス/76分/16:9
配給:アスミック・エース
©2025 A NEW DAWN Film Partners
『センチメンタル・バリュー』 3月13日(金)より上映
【カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞!ヨアキム・トリアー監督最新作】
2025年、第78回カンヌ国際映画祭で本映画祭最長19分間に及ぶ圧巻のスタンディングオベーションで会場を沸かせ、最大の熱狂を巻き起こし、堂々のグランプリ受賞。本年度アカデミー賞®フロントランナーとの呼び声も高い話題作がついに公開される。本作を手がけたのは、第94回アカデミー賞®で脚本賞・国際長編映画賞の2部門にノミネートされ、日本でも大ヒットを記録した『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー。同作で恋愛と人生の選択をリアルに、共感たっぷりに描いた監督が次なるテーマに選んだのは──愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみ。
主演には再びレナーテ・レインスヴェを迎え、映画監督の父親役には名優ステラン・スカルスガルド、さらに本作の演技で脚光を浴びるインガ・イブスドッテル・リッレオースに加え、ハリウッドからエル・ファニングも参加。複雑かつ緊張感に満ちた人間模様を浮かび上がらせる。
あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点。きっとあなたの“代えがたい”1本になる。
〈STORY〉
オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹アグネス。そこへ幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演をノーラに依頼するためだった。怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱりと拒絶する。ほどなくして、代役にはアメリカの人気若手スター、レイチェルが抜擢。さらに撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知り、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていく──。
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
監督:ヨアキム・トリアー
脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
2025年/ノルウェー/133分/ビスタ
配給:ギャガ NOROSHI A GAGA LABEL
© 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE
『ブゴニア』 3月20日(金)より上映
【アカデミー賞 作品賞・主演女優賞(エマ・ストーン)含む4部門ノミネート】
『哀れなるものたち』で観客を魅了したヨルゴス・ランティモスが、再び誰も見たことのない痛快な傑作を生み出した!製作には、『ミッドサマー』のアリ・アスターと『パラサイト 半地下の家族』製作チームが名を連ね、この最強の布陣が、韓国の伝説的なカルト映画『地球を守れ!』(03)を、これ以上ないほど現代的なエンタメ作にパワーアップ。混沌とした時代を毒気たっぷりのユーモアで描き出す、まさに“今”こそ観たい一本が爆誕した。
物語の幕開けは、女性社長誘拐事件。被害者となるやり手のCEOを演じるのは、ランティモスとは5作目のタッグとなるオスカー俳優のエマ・ストーン。演技の限界を更新し続け、『ラ・ラ・ランド』『哀れなるものたち』でアカデミー賞主演女優賞に2度輝き、誰もたどり着けない境地へと向かう最高峰の俳優だ。対する誘拐犯で陰謀論者のテディには、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の「どの種類のアメリカ人だ?」で観るものを震撼させ、『憐れみの3章』でもゴールデングローブ賞にノミネートされたジェシー・プレモンス。テディの言いなりかと思いきや前代未聞の展開の鍵を握ることになる従弟のドンには、オーディションでランティモスに発見され、これが映画初出演となる新たな才能エイダン・デルビス。
「お前は宇宙人だ」と言い張る、真っ当な会話の成り立たない誘拐犯と、知恵で彼らを言いくるめようとする人質ミシェルのやり取り。「助かりたければ地球から撤退せよ」という支離滅裂な要求をする犯人を相手に、世界に名をはせるカリスマCEOのミシェルはどう切り抜けるのか——?二転三転する駆け引きの果てに、物語は全く予期せぬ、まさかの展開へと発展していく。意外で衝撃的、痛快すぎるラストが待ち受ける、前代未聞の誘拐サスペンス!!
〈STORY〉
人気絶頂のカリスマ経営者として脚光を浴びるミシェル(エマ・ストーン)が誘拐された。犯人は、陰謀論に心酔するテディ(ジェシー・プレモンス)とドン(エイダン・デルビス)の2人組。ミシェルが地球を侵略しにきた宇宙人だと信じてやまない彼らの要求はただ一つ。「地球から手を引け」彼らの馬鹿げた要望を一蹴するミシェルだが、事態は思わぬ方向へと加速していき——。
出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、エイダン・デルビス
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:ウィル・トレイシー
製作:アリ・アスター
2025年/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ/118分/ビスタ/PG12
配給:ギャガ
©FOCUS FEATURES LLC.
『素晴らしい世界は何処に』
3月20日(金)〜26日(木)1週間限定上映再上映
【森山直太朗デビュー20周年ツアーのライブドキュメンタリー】
2月22日(日)森山直太朗さん舞台挨拶をご鑑賞のお客様はこちらをご確認ください。
デビュー20周年ツアー『素晴らしい世界』を巡るアーティストの森山直太朗。
107本の公演をおよそ2年かけ各地を回る旅の途上、父親の死に直面する。幼少期に体験した両親の離婚、家族への愛、閉ざされた想いを胸に国内最終となる両国国技館公演を迎える。
『素晴らしい世界』を探し求めて辿り着いた場所とは?
ツアー記録として撮影された映像と自身による独白(モノローグ)をもとに再構成したドキュメンタリー。
両国国技館のライブ映像を 軸に展開する死と再生の物語がここに。
出演:森山直太朗
監督:番場秀一
主題歌:「新世界」森山直太朗
特別鑑賞料金:一律 2,500 円
※特別興行につき各種割引、ご招待券はご利用いただけません。予めご了承ください。
2025年/101分/日本/ビスタ
配給:アスミック・エース
©2025 SETSUNA INTERNATIONAL
『パンダのすごい世界 日本語ナレーション』
3月27日(金)より上映
【84分間パンダまみれ!知られざる驚異のパンダ・ワールドに密着】
中国四川省、北京、香港で暮らすパンダに密着し、誕生から育成、野生復帰の訓練、国際的な文化交流、老後の生活など、知られざるパンダの一生に迫ったドキュメンタリー。
大自然に囲まれたジャイアントパンダ保護研究センターで野生生活に取り組むシエンシエンと子供たち。双子のシアオルーとシアオジアン。パンダ界のトップスターで世界一の人気を誇るファーファーなど、個性あふれる可愛らしいパンダを美しい映像で記録。
2023年まで上野動物園で過ごした人気パンダのシャンシャンもチラリと登場。絶滅の危機から脱しつつあるパンダと人間が共に生きる姿も感動的に描く。
2024年に中国のTVで放送されたパンダのドキュメンタリー番組が大反響となり、SNS総再生回数11億回超えを記録するなど話題沸騰。それを基に映画化が行われ、中国最大の映画賞である第38回金鶏賞では最優秀ドキュメンタリー映画/教育映画賞にノミネートを果たした話題のパンダ・ムービー。
2026年1月には上野動物園のシャオシャオとレイレイが中国へ返還となった。日本からパンダがいなくなった今、本作は人間とパンダとの関係を見つめていく。
出演:シエンシエン、ルイルイ、シアオルー、シアオジアン、ホワホワ
監督:ビボ・リャン
日本語ナレーション:遠藤憲一
2025年/中国/84分/ビスタ
配給:アンプラグド
『ハムネット』 4月10日(金)より上映
【アカデミー賞 作品賞・監督賞・主演女優賞 他8部門ノミネート!】
『ノマドランド』(20)で、第93回アカデミー賞® にて作品賞、監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督の最新作で、第50回トロント国際映画祭にて観客賞(最高賞)を受賞した本作。2020年に発表され、英女性小説賞、全米批評家協会賞を受賞し、世界から喝采を浴びたマギー・オファーレル著の同名小説「ハムネット」の実写映画化である。
舞台は16世紀イギリスの小さな村。森を愛し、薬草の知識に優れ、不思議な力を宿した妻アグネス・シェイクスピアと、劇作家としてロンドンで活動する夫ウィリアム・シェイクスピア、そしてその3人の子どもたちが描かれる。ロンドンへ単身で出稼ぐ夫を尊重し、父親不在のなかで子どもたちを守り奮闘するアグネスだったが、あるとき一家に大きな不幸が降りかかる――。
数々の傑作を世に残し、時代を超えて世界中から愛されているウィリアム・シェイクスピアとは、どんな息子であり、夫であり、父であったのか。彼と共に愛と悲劇を経験した妻アグネスの視点を通して、“ いかにして不朽の名戯曲「ハムレット」が誕生したか” を繊細な観察眼で見事に描き出した物語である。
アグネス・シェイクスピアを演じるのは、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のジェシー・バックリー、ウィリアム・シェイクスピアを演じるのは『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のポール・メスカル、その他、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィンなど実力派たちが脇を固める。
製作には、スティーヴン・スピルバーグとサム・メンデスが名を連ね、本年度賞レースを席巻する珠玉の1作。
〈STORY〉
1580年、イギリスの小さな村。革手袋屋の息子として生まれ、普段は子供たちに語学を教えているウィリアム・シェイクスピア(ポール・メスカル)は、ある日、教室の窓辺から見かけた鷹を操る女性に心惹かれる。
彼女の名はアグネス(ジェシー・バックリー)。森を愛し、薬草の知識に優れ、未来を見通す不思議な力を持つ神秘的な女性だ。
やがて2人は恋に落ち、アグネスは妊娠。両家の反対を押し切り結婚する。長女スザンナが誕生した矢先、ウィリアムは作家として成功を掴むために単身ロンドンへ出稼ぐことになる。その後、双子の長男ハムネットと次女ジュディスが誕生し、アグネスは、夫不在で3人の子育てや家事に奮闘していた。それは、つつましくも幸せな日々だった。
しかし、あるとき一家が暮らす村に不穏な空気が流れ込む。それは、アグネスと子供たちにある悲劇をもたらすものだった――。
出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン
監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ、マギー・オファーレル
製作:スティーブン・スピルバーグ、サム・メンデス
2025年/イギリス/126分/16:9
配給:パルコ ユニバーサル映画
©2025 FOCUS FEATURES LLC.
『14歳の栞』【2026年再上映】
4月17日(金)より上映
【劇場でしか観られないドキュメンタリー2作品をアンコール上映!】
中学2年生、14歳。「14歳の栞」は大人でもなく、子供でもない年齢である35人の生徒に密着し、中学3年生になる直前の3ヶ月をありのまま切り取った青春リアリティ映画です。 学校を休みがちなクラスメイトへの思い、告白の瞬間、友達に隠している秘密…など、彼らにとってかけがえのない14歳の瞬間が詰め込まれています。性格やクラスでの立ち位置など、全く違うはずなのに、彼らが語るどの言葉もどこか自分と重なり、共感してしまいます。ひとクラスに詰め込まれた35人分の物語を俯瞰するという、“誰もが通ってきたのに、まだ誰も見ることができなかった景色”を体験できる作品です。
監督は「ハロー!ブランニューワールド」を手掛けた竹林亮、企画は同作品でもタッグを組んだ栗林和明が務めます。主題歌には、ボーカルの尾崎世界観率いるクリープハイプの人気楽曲「栞」を起用。本作の着想のきっかけともなったこの曲は、“後悔を捨てて進むのではなく、後悔と共に進む”ことに光を当てた曲。子供でも大人でもない時期の、あいまいな感情の狭間で揺れる14歳の中学生たちの日常を鮮やかに彩ります。また、冒頭のナレーションはタレント・女優のYOUが務めます。
〈STORY〉
とある中学校の3学期、「2年6組」35人全員に密着し、ひとりひとりの物語を紐解いていく 青春リアリティ映画。劇的な主人公もいなければ、大きなどんでん返しもない。
学校で眠ってばかりいるのに、家ではお菓子作りに勤しんでいる男の子。
お調子者で「ウルサイ」のに、デートに行くとぜんぜん話さない男の子。
「キャラを変えたい。できれば子供からやり直したい」と嘆く、地味で無口な女の子。
そこには、非行少年も、家出少女も登場しません。 ただその誰もが、いまの私たちと同じようにわかりにくい問題にぶつかり、解決の仕方もあ いまいなままに、前へ進んでいきます。 全くの他人であるはずなのに、その1人1人にどこか自分が重なり、気づけば目が離せなく なってしまう。 あのころ私たちは、どんな人が好きで、どんな人が嫌いで、何に傷ついて、何に悩んで、何 を決意して、何を夢見ていたのか。そんな記憶と感情が、次々と溢れかえっていきます。
この映画には「誰もが通ってきたのに、まだ誰も見たことがなかった景色」があり、そして、普通の映画を観るのとは全く違う「心のタイムマシーンに乗るような体験」が待っています。すべてが慌ただしい世の中だからこそ、一度立ち止まり、いつでもあの頃の気持ちに立ち返るための「栞」をはさんでもらうための映画です。
監督:竹林亮(『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』『大きな家』)
企画・プロデュース:栗林和明
主題歌:クリープハイプ「栞」(ユニバーサル シグマ)
2021年/120分/日本/16:9
配給:パルコ
©CHOCOLATE Inc.
『大きな家』【2026年再上映】
4月17日(金)より上映
【劇場でしか観られないドキュメンタリー2作品をアンコール上映!】
東京のとある児童養護施設。ここで暮らす子どもたちは、死別・病気・虐待・経済的問題など、さまざまな事情によって親と離れて暮らしています。「大きな家」は、そんな子どもたちの葛藤をありのまま切り取った、成長リアリティ映画です。これまで社会で注目されづらかった児童養護施設に真正面からカメラを向け、透明化されてきた子どもたちの心の内を描いています。
親と離れて暮らす子どもたちは、何を想い、何に悩み、どうやって大人になっていくのでしょうか。「大きな家」では、それぞれの子どもの物語を7歳、11歳、14歳…と年齢順に見せ、ひとりひとりに焦点を当てていき、成長の過程を追っていきます。両親やきょうだいへの想いや、生活を身近で支える職員との関係性、学校の友だちとの距離感、将来施設から出たあとの暮らしなど、年齢を重ねるごとに葛藤は変化していくことが明らかになっていきます。
監督は、中学2年生1クラス35人全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』(2021)や、社員全員がタイムループする劇映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022)で 注目を浴びた竹林亮。『14歳の栞』で見出された、些細で忘れてしまいそうな瞬間を切り取る才能が、本作でも開花しました。また『MONDAYS』では、日本映画批評家大賞で新人監督賞・編集賞を受賞。『大きな家』はストイックなドキュメンタリー性も持ちながら、自身の構成・編集力を活かし、児童養護施設という難しいテーマを描いた作品です。
企画・プロデュースを担ったのは、齊藤工。俳優として第一線を走る傍ら、映画監督やプロデューサーとしても活動しています。竹林監督とは旧知の仲で、『14歳の栞』をきっかけに、児童養護施設の映画化に踏み切りました。本作に向けて、齊藤工は「私は、この作品を作るためにずっと映画に関わってきたのかもしれない。そんな、自分の理由になるくらいの作品ができました。」とコメントしています。
配信やパッケージ化は予定しておりませんので、ぜひ劇場でご覧ください。
〈STORY〉
東京のとある児童養護施設。ここでは、死別・病気・虐待・経済的問題など、さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちと職員が日々を過ごしています。家族とも他人とも言い切れない、そんなつながりの中で育つ子どもたちの本音と、彼らを支える眼差しに密着しました。
生きることへの不安。うまく築けない人間関係。変えられないものと、ともに生きていくということ。ここに映っているのは、特別なものではなく、葛藤しながらもたしかに大人になっていく姿と、それを包んでいる、いつか忘れてしまうような日常の景色です。
この映画を観終わったあとは、彼らだけでなく自分が歩んできた道のりをきっと肯定したくなる。そして、あなたの“ふつう”が少しだけ広がり、明日をまた生きていく勇気をもらえる123分です。
監督・編集:竹林亮
企画・プロデュース:齊藤工
2024年/123分/日本/16:9
配給:パルコ
『ブルームーン』 近日順次上映
【監督 リチャード・リンクレイター×主演 イーサン・ホークの黄金タッグ】
実在した伝説の作詞家、ロレンツ・ハート。本作が描くのは、彼の人生を変えた”たった一夜”の物語。1943年3月31日。パートナーで作曲家のリチャード・ロジャースによる単独舞台『オクラホマ!』の初日公演は大成功。拍手喝采、祝杯、余韻。その光の中心で、ハートは才能の影と恋の痛みに向き合っていた。熱狂の夜。沈黙の夜。そして、決意の夜。キャリアも友情も恋も一夜にして変わっていく。
海外ではすでに絶賛の嵐。「切なく、ユーモラスなバレンタイン」「知性と魂の賛歌。ホークはその全てを体現した」と評され、各国の映画祭で22ノミネート・8受賞を果たした。さらにゴールデングローブ賞では作品賞と主演男優賞の2部門にノミネートされ、本年度アカデミー賞でもオリジナル脚本賞、主演男優賞の2部門にノミネートされ、受賞への期待が高まっている。
監督は「“ビフォア”三部作」 、『6才のボクが、大人になるまで。 』などアカデミー賞に 5 回ノミネートされたリチャード・リンクレイター。主演には監督と長年タッグを組んできた名優イーサン・ホークを迎え、実在したブロードウェイの伝説的な作詞家ロレンツ・ハートを演じる。これまでのイメージからは想像し難い年配の男性の風貌をまといながらも、人物像を完全に体現し、圧巻の演技を披露。ハートが思いを寄せるエリザベス役には、『サブスタンス』での強烈な“狂演”でも大きな注目を集めたマーガレット・クアリー。ハートが信頼を寄せる相談相手、エディ役には『アイリッシュマン』や『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』などの話題作に出演するボビー・カナヴェイル。そして、ハートのかつての相棒であるリチャード・ロジャース役をアンドリュー・スコットが演じており、本作で第75回ベルリン国際映画祭 最優秀助演俳優賞(銀熊賞)を受賞している。
〈STORY〉
作曲家・リチャード・ロジャースが、長年タッグを組んでいた作詞家・ロレンツ・ハートに代わる新たな相棒と組んだ初めてのミュージカル、『オクラホマ!』の初演の夜、1943年3月31日。ブロードウェイのレストラン「サーディーズ」で行われたパーティに招待されていた。伝説の作詞家と評されるハートが過ごすパーティでの一夜。夜が明ける頃、彼が見つけたものは、何だったのか。
出演:イーサン・ホーク、マーガレット・クアリー、ボビー・カナヴェイル、アンドリュー・スコット
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:ロバート・キャプロウ
2025年/アメリカ/100分/シネマスコープ
配給:ロングライド
© 2025 FUNNY VALENTINE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
『そして彼女たちは』 近日順次上映
【カンヌ国映画祭パルムドールを2度受賞のダルデンヌ兄弟最新作!】
若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく……。自分たちなりの「愛」を選択していく少女たちの真っすぐな瞳から目が離せない、希望に満ち溢れた傑作がついに日本上陸。
『ロゼッタ』(99)『ある子供』(05)でカンヌ国際映画祭パルムドール大賞を受賞して以降、全作品がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界中で100賞以上を獲得するなど、注目を集め続けてきたダルデンヌ兄弟。本作は第78回カンヌ国際映画祭で『ロルナの祈り』(08)に続き2度目となる脚本賞、エキュメニカル審査員賞をW受賞し、今年度アカデミー賞Ⓡ国際長編映画賞ベルギー代表にも選出。常にひとりの主人公の人生を背中越しに、同じ目線で体験させるかのように映し出してきた彼らが、本作では5人を主人公とする自身初の《群像劇》に挑んだ。これまでと同様に彼女たち一人ひとりが置かれた状況に寄り添い、共に時間を積み重ねるように観客を導いていく手腕は見事だ。キャリア38年、新境地にして真骨頂を鮮やかに示す一作に、各国メディアからも称賛の声が後を絶たない。
〈STORY〉
ジェシカ、ぺルラ、アリアンヌ、ジュリー、ナイマの5人の少女は、若い母親を支援する施設で共同生活を送っている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている彼女たちは、戸惑い、悩みながら、母になる。なるべき家族像を見いだせず、歩むべき道がわからず、押し寄せる孤独感にもがきながらも、時に誰かに寄り添われ、それぞれの未来を選び取っていく――。愛された記憶を持たなくても、自らの手で「愛する」ことの何たるかをつかみ取っていく少女たちの姿が観る者の心を揺さぶる。
出演:バベット・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン、ジャナイナ・アロワ・フォカン、リュシー・ラリュエル、サミア・イルミ
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
2025年/ベルギー、フランス/104分/ビスタ
配給:ビターズ・エンド
ⓒLes Films du Fleuve – Archipel 35 – The Reunion – France 2 Cinéma – Be Tv & Orange – Proximus – RTBF (Télévision belge) / PhotoⓒChristine Plenus
『シンプル・アクシデント/偶然』 5月8日(金)より上映
【世界三大映画祭全ての最高賞を制覇!ジャファル・パナヒ監督最新作】
世界三大映画祭すべての最高賞の制覇を達成した巨匠ジャファル・パナヒ監督最新作。不当に刑務所に投獄された⼈々が、復讐を果たそうと試みる姿をスリリングに、ユーモアたっぷりに描いた復讐劇。監督⾃⾝が⼆度にわたって投獄された経験と、同房で出会った⼈々のリアルな声から着想を得て、物語へ織り込み、類い希なる映画へと昇華。冒頭からノンストップに渦巻く連鎖の中へと引き込まれ、最後まで⽬も⽿もスクリーンに釘付けになる、魂を揺さぶる強烈なスリラーの最⾼峰。
〈STORY〉
かつて不当な理由で投獄されたワヒドは、ある偶然によって、自分の人生を奪った看守に出会う。咄嗟に男を拘束し、荒野に穴を掘り埋めようとするが、男は人違いだと言う。実はワヒドは、男の顔を見たことがなかった。男は、本当に復讐の相手なのか?一旦復讐を中断し、同じ男に拷問された友人を訪ねることにするが…
出演:ワヒド・モバシェリ、マルヤム・アフシャリ、エブラヒム・アジジ、ハディス・パクバテン、マジッド・パナヒ、モハマッド・アリ・エリヤスメール
監督・脚本:ジャファル・パナヒ
2025年/フランス・イラン・ルクセンブルグ/103分/ビスタ
配給:セテラ・インターナショナル
©LesFilmsPelleas
『メモリィズ』 今夏上映予定
【柄本佑 主演最新作!写真を通して紡ぐ、家族の記憶と記録の物語】
雄太が九州の田舎町へとやって来たのは、足を骨折した義父が回復するまで身の回りの世話をするためだった。義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻と娘との間で、スマホで撮った映像を交わす。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる──。
主役・雄太役には柄本佑。『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『火口のふたり』『シン・仮面ライダー』『木挽町のあだ討ち』など多くの主演映画や、2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」などで見せてきた揺れる内面の陰影が、本作でも静かな重みを与えている。父の面倒を雄太に託し、東京で外国人旅行者向けツアーガイドの仕事と子育てを続ける妻・ゆき役には穂志もえか。初主演映画『少女邂逅』ほか数々の作品に出演し、2024年の配信ドラマ「SHOGUN 将軍」にて国内外で多くの評価を集めた。そして雄太の義父・誠役にイッセー尾形。頼るでも断るでもなく、言葉少なに雄太との日々を淡々と過ごす誠役を変幻自在に演じる。
監督・脚本は、本作『メモリィズ』が初の長編作品となる坂⻄未郁。
京都造形芸術⼤学(現:京都芸術大学)在学中に短編映画『すこしのあいだ』でISCA最優秀作品賞、『夜のこと』で最優秀学科賞を受賞し、学生時代から業界の注目を集めてきた。卒業後は石井裕也組の助監督や⼟井裕泰組のメイキングカメラマンとして映画界で活躍し、今作がついに待望のデビュー作となる。
出演:柄本佑、穂志もえか、梅沢昌代、伊佐山ひろ子、成田裕介、占部房子、香椎由字、イッセー尾形
監督・脚本:坂西未郁
2026年/日本/97分/ビスタ
配給:リトルモア
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