上映作品・近日上映作品

 

『見はらし世代』 上映中

【日本人史上最年少選出!カンヌ国際映画祭 監督週間 正式出品!】

今年5月、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に日本人史上最年少、26歳の監督作品が選出された。オリジナル脚本・初長編作品でその快挙を成し遂げたのは、短編『遠くへいきたいわ』(ndjc2021)で注目を集めた団塚唯我監督。主人公の青年・蓮と、結婚を控え将来について悩む姉。そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になった、ランドスケープデザイナーの父。渋谷の街を舞台に、関係をふたたび見つめ直そうとする彼らを描く本作は、普遍的な家族の風景から、都市の再開発がもたらす影響までを繊細に描き出す。きわめて軽やかに、ただ、決して切実さは失わずに。観客に開かれた、新人監督の瑞々しい感性による新しいスタイルの日本映画が誕生した。

〈STORY〉
再開発が進む東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く青年、蓮。ある日、蓮は配達中に父と数年ぶりに再会する。姉・恵美にそのことを話すが、恵美は一見すると我関せずといった様子で黙々と自分の結婚の準備を進めている。母を失って以来、姉弟と父は疎遠になっていたのだ。悶々と日々を過ごしていた蓮だったが、彼はもう一度家族の距離を測り直そうとする。変わりゆく街並みを見つめながら、家族にとって、最後の一夜が始まる         

出演:黒崎煌代、遠藤憲一、木竜麻生、菊池亜希子、中山慎悟、吉岡睦雄、中村蒼 / 井川遥
監督・脚本:団塚唯我

2025年/115分/日本/2.00:1
制作・配給:シグロ 配給協力:インターフィルム、レプロエンタテインメント
©2025 シグロ / レプロエンタテインメント

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『佐藤さんと佐藤さん』 上映中

ダブル主演 岸井ゆきの × 宮沢氷魚 天野千尋監督『ミセス・ノイズィ』最新作!】

恋人同士だったときには惹かれていた相手の魅力が、すれ違いの原因になる瞬間。笑い合った日、ぶつかった日、沈黙の夜・・・揺れ動く日々がたくさん詰まった、別れまでの15年。
恋や結婚に憧れを描く人も現実を知っている人も、ふたりの姿に自分の感情を重ねずにはいられない。
誰かと寄り添って生きようとしているすべての人たちへ。ヒリヒリするほどリアルでぐらっぐらな私たちのマリッジストーリー。

〈STORY〉
活発な佐藤サチ(岸井ゆきの)と、真面目な佐藤タモツ(宮沢氷魚)。大学で出会った正反対な性格のふたりはなぜか気が合い、同棲を始める。5年後、弁護士を目指しているタモツは司法試験に失敗。サチは独学を続けるタモツに寄り添い応援するため、自身も勉強をして司法試験に挑むことに。そして見事合格したのは・・・サチだった_。弁護士になったサチと、子育てと家事をしながら勉強し続けるタモツ。あの時のふたりは変わってないはずなのに。なんでだろう、段々と変わっていくのは_。

出演:岸井ゆきの、宮沢氷魚、藤原さくら、三浦獠太、佐々木希、田島令子、ベンガル、中島歩
監督:天野千尋
脚本:熊谷まどか、天野千尋
主題歌:優河「あわい」

2025年/114分/日本/ビスタ
配給:ポニーキャニオン
©2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

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『落下の王国 4Kデジタルリマスター』 上映中

【13の世界遺産•24ヵ国以上のロケ 目も眩むほどの映像美が蘇る! 】

2008年の日本公開以来、配信されることなく“幻”とされ続けてきたカルト的ファンタジー『落下の王国』。『ザ・セル』で鮮烈なビジュアル世界を築き、世界に衝撃を与えた“映像の魔術師”ターセム監督が、構想26年、撮影期間4年の歳月をかけて完成させた一級美術品が、ついに圧巻の4Kデジタルリマスターで蘇る。この度、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加され、より濃密な没入体験を実現。CGに頼らず、13の世界遺産、24ヵ国以上のロケーションを巡って撮影された息を吞む“本物”の映像が描き出す、まるで万華鏡を覗くような世界観は、観る者の心を奪い、深く焼きつける。

アメリカが誇る二大巨匠デヴィッド・フィンチャー、スパイク・ジョーンズが、盟友ターセムが私財を投入して挑んだ壮大な自主製作映画の渾身の一作である本作の製作を強力サポート。フランシス・F・コッポラ監督作『ドラキュラ』でアカデミー賞Ⓡ衣装デザイン賞を受賞し、チャン・イーモウ演出の2008年北京オリンピック開会式のコスチュームも担当した、日本が誇る世界的クリエーター、故・石岡瑛子が衣装を手掛け、煌びやかにして未知なる視覚領域を拡張した、独自の美術世界を創出。

世界中のアートやファッション、音楽、建築、民族文化のエッセンスを横断しながら、17年経った今もカルチャーとしての価値を放ち続けるタイムレスな傑作が再びスクリーンに降り立つ。
─手のひらの上では味わえない、あなたの感性を揺さぶる“本物の体験”を。

〈STORY〉
時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し、入院中の5才の少女・アレクサンドリア。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。
それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう【愛と復讐の叙事詩】―。

出演:リー・ペイス、カティンカ・アンタルー
監督・脚本:ターセム
共同脚本:ニコ・ソウルタナキス、ダン・ギルロイ
衣装:石岡瑛子 製作協力:デヴィッド・フィンチャー、スパイク・ジョーンズ

2006年/120分/アメリカ/ビスタ/※2K上映
配給:ショウゲート
©2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

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『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』
12月19日(金)より上映

【ダブル主演 コリン・ファレル × マーゴット・ロビー 音楽は久石譲!】

主演は『スーサイド・スクワッド』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など数々の話題作に出演し、『スキャンダル』等でアカデミー賞®にもノミネートされた名実ともにハリウッドの大人気トップ女優マーゴット・ロビー。全世界興行収入2,000億円超えを達成して社会現象化した映画『バービー』以来、約2年ぶりの映画出演作となり大きな注目を集めている。マーゴット・ロビーとともに主演するコリン・ファレルは、ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞し、アカデミー賞®にもノミネートされた『イニシェリン島の精霊』や、本作の監督を務めるコゴナダがメガホンを取り、自身が全米映画批評家協会賞主演男優賞を獲得した『アフター・ヤン』など高い評価を受けている作品のほか、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『THE BATMAN-ザ・バットマン-』等の世界的大ヒット作にも出演する実力派トップスター

監督は前述の通り韓国系アメリカ人のコゴナダが務めており、気鋭の映画スタジオ・A24製作で音楽を坂本龍一が担当した『アフター・ヤン』は賞レースにも名を連ねる名作として、映画ファンの間でも高く評価されている。

本作を監督したコゴナダはスタジオジブリの大ファンであり、本作でも宮崎駿監督作品から大きなインスパイアを受けているとコメント。その強い思いから、同監督作品の映画音楽を手掛け、日本が誇る作曲家である久石譲へ本作の音楽を熱烈オファー!久石がハリウッド映画のサウンドトラックを担当するのは彼の輝かしいキャリアの中でも初めてのことであり、日本とも縁深い作品となっている。

〈STORY〉
友人の結婚式で出会ったデヴィッドとサラ。ふたりがレンタカーのカーナビに導かれてたどり着いたのは、奇妙なドア。通り抜けると<人生で一番やり直したい日>へタイムスリップしていた。
ドアはデヴィッドが淡い初恋を経験した高校時代や、サラの母親が最期を迎えた場所など彼らの過去に繋がっており、ふたりは人生のターニングポイントとなった出来事をもう一度やり直すことで、自分自身、そして大切な人たちと向き合っていく…。
【最悪な思い出】から【最高の愛】を見つけるための、ふたりの時空旅行がはじまる――!

出演:コリン・ファレル、マーゴット・ロビー、ケヴィン・クライン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
監督:コゴナダ
脚本:セス・リース
音楽:久石譲

2025年/109分/アメリカ/2.00:1
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2025 CTMG. All Rights Reserved. 

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〈名優 仲代達矢さんを偲んで〉年の瀬は大作時代劇で締めたいすべてのひとへ!
『乱 4Kデジタル修復版
12月26日(金)〜31日(水)6日間 6回限定上映

【[追悼]主演・仲代達矢 × 巨匠・黒澤明監督で送るスペクタクル巨編】

シェイクスピアの四大悲劇の一つ「リア王」の舞台を戦国時代の日本に移し、裏切りと憎しみの中で殺しあう絶望的な人間の姿を、激しく、そして美しい映像で描ききった傑作。
『七人の侍』『用心棒』『影武者』等、数々の名作・傑作を経て黒澤明が遂に到達した最高作。
監督自らこの作品を「人類への遺言」と言っている。
疾走する騎馬武者の大群。燃え上がる城。意匠を凝らした甲冑、旗指物。色彩豊かな衣裳の数々。
製作費26億円を投じた美しい戦国絵巻のスペクタクルが入念に修復・補正された鮮明な4Kマスターで新たな生命を得て復活!

〈STORY〉
戦国時代。情け容赦なく他の武将たちを滅ぼしてきた猛将・一文字秀虎は七十歳を迎え、家督を三人の息子に譲ろうとする。乱世にも関わらず息子たちを信じて老後の安楽を求める父に異を唱える三男の三郎を、秀虎は追放してしまう。だが一の城と二の城の城主となった太郎と次郎は、三郎の案じた通り、秀虎に反逆し、血で血を洗う争いが始まる。その陰には、実の父と兄を秀虎に殺された太郎の正室・楓の方の策謀があった…。

出演:仲代達矢、寺尾聰、根津甚八、隆大介、原田美枝子、宮崎美子、井川比佐志、ピーター、植木等

監督:黒澤明
脚本:黒澤明、小國英雄、井手雅人
衣装:ワダエミ

1985年/162分/日本、フランス/ビスタ/※2K上映
配給:KADOKAWA
Ⓒ1985 KADOKAWA/STUDIO CANAL


『恋に至る病』 12月26日(金)より2週間限定上映

【W主演 長尾謙杜 × 山田杏奈 キネマMでも登壇の廣木隆一監督 最新作】

原作は、ミステリ・サスペンスと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売するや否や、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し30回を超える重版を繰り返している話題作。そんな衝撃の恋愛小説を実写映画化。興行収入13億円の大ヒット作『月の満ち欠け』で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督がメガホンをとり、内気な男子高校生・宮嶺とクラスの人気者・景のふたりによる不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる“ピュアで刺激的なラブストーリー”。

内気な男子高校生・宮嶺望を演じるのは、長尾謙杜。昨年、初のアジア・ツアーを大成功させた人気グループ「なにわ男子」の最年少メンバーで、俳優として今年だけでも『室町無頼』への出演や『おいしくて泣くとき』での劇場用映画初主演など話題作の公開が続く、いま最も旬な若手俳優だ。長尾は、人付き合いを避け、あえて他人と深い関係を紡がないように生きてきた高校生・宮嶺を等身大かつ繊細な演技で表現。見る者の共感と没入感を一手に担う。
そんな宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河 景を演じるのは、山田杏奈。第48回日本アカデミー賞優秀助演女優賞・新人俳優賞のW受賞が話題となり演技力に定評のある彼女が演じる景は、学校中の誰からも好かれる人気者。しかし、周囲で同級生の不審死が続発し、知られざる素顔と秘密が見え隠れし……という二面性のある役柄は、まさに映画ファンが山田杏奈に求める、待望の役柄と言える。

〈STORY〉
内気な男子高校生・宮嶺と学校中の人気者・景。 不器用で一途な初恋、ふたりが交わした約束。
「どんな私でも守ってくれる?」
しかし、同級生の不審死が続発し、宮嶺は景に対して疑惑を抱く。
「もしかして君は、僕のために人を殺したの?」
殺人犯へと変わりゆく景。それでも、宮嶺の気持ちは変わらない。やっぱり僕は君が好きだ―。
切なすぎるラスト 4 分。 《彼女の本心》が明かされる。

出演:長尾謙杜、山田杏奈、醍醐虎汰朗、中井友望、中川 翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之(AmBitious)/忍成修吾、河井青葉/前田敦子

監督:廣木隆一
脚本:加藤正人、加藤結子
原作:斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)

2025年/109分/日本/ビスタ/PG12
配給:アスミック・エース
Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会

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『旅と日々』 新春 1月2日(金)より上映

【三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』最新作 ロカルノ国際映画祭 最高賞 受賞!】

『ケイコ 目を澄ませて』(22)、『夜明けのすべて』(24)などで映画賞を席巻し、現代日本映画界を牽引する三宅唱監督の最新作『旅と日々』。原作は、つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」。2020年フランスのアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞に輝いた稀代の漫画家の、初版から50年以上を経た2作を三宅監督が見事な手腕で現代的にアップデートした。そして、世界で最も歴史ある国際映画祭の一つであるロカルノ国際映画祭にて日本映画では18 年ぶりとなる金豹賞《グランプリ》に加え、ヤング審査員賞特別賞をW受賞。既にUS、フランス、韓国、中国、台湾、香港、インドネシア、ポルトガル、ギリシャでの配給も決定するなど、世界が最も注目している日本映画監督と言っても過言ではない。
主人公・李を演じるのは、『新聞記者』(19)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、韓国出身ながら日本映画界に不可欠な俳優シム・ウンギョン。共演に映画、テレビ、舞台と縦横無尽に活躍する堤真一、2024年の映画賞を多々受賞した河合優実、話題作への出演が続く髙田万作、さらに、つげ義春作品に欠かせない俳優・佐野史郎を加え、屈指の実力派俳優陣が集結した。

〈STORY〉
強い日差しが照りつける夏の海。海岸でぼんやりと過ごしていた夏男はどこか陰のある女・渚に出会う。何を語るでもなく、なんとなく島を散策する二人。翌日、浜辺で顔を合わせた二人は、台風が近づくなか雨に打たれながら、波打つ海で泳ぐのだった……。

海で出会った二人の姿が、大学の講義室のスクリーンに映し出されている。つげ義春の漫画「海辺の叙景」を原作に脚本家の李が脚本を書いた映画を、授業の一環で上映していたのだった。上映後、李は学生から映画の感想を問われ、「私には才能がないな、と思いました」と答える。講義を終えた廊下で、李は魚沼教授と立ち話をする。浮かない顔の李に「気晴らしに旅行にでも行くといいですよ」と飄々とした口調で声をかける教授。ほどなく、魚沼教授が急逝したという知らせが届く。李は弔問のため、教授の弟の家を訪れる。あっけない最期に戸惑う李に、弟は教授の形見のフィルムカメラを半ば押しつけるように手渡す。

長いトンネルを抜けると、そこには一面の銀世界が広がっていた。無計画のまま降り立った町で、宿も見つけられずにさまよううち、李はひとつの古びた宿にたどり着く。屋根には雪が積もり、今にも崩れそうなその宿を営むのは、ものぐさな主人・べん造。暖房もなく、まともな食事も出ず、布団すら自分で敷かなければならない。ある夜、べん造は「錦鯉のいる池を見に行くか」と李を夜の雪の原へと連れ出すのだった……。

出演:シム・ウンギョン、堤真一、河合優実、髙田万作、佐野史郎、斉藤陽一郎、松浦慎一郎、足立智充、梅舟惟永
監督・脚本:三宅唱
原作:つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」
音楽:Hi’Spec

2025年/89分/日本/スタンダード
配給:ビターズ・エンド
© 2025『旅と日々』製作委員会

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『万事快調〈オール・グリーンズ〉』 1月16日(金)より上映

【南沙良 & 出口夏希 松本清張賞を満場一致で受賞の青春小説を映画化】

第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅によるユーモラスでオフ・ビートな文体が癖になる新時代の青春小説『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文春文庫)が、『猿楽町で会いましょう』の児山隆監督により満を持して映画化!
ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(ぼく・ひでみ)役には南沙良、もう一人の主人公、陸上部のエースで社交的かつ、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(やぐち・みるく)役には、出口夏希。さらに、朴秀美や美流紅と共に、同好会「オール・グリーンズ」を結成する岩隈真子(いわくま・まこ)役には吉田美月喜。さらに、羽村仁成、金子大地、黒崎煌代など今最も旬なキャストが集結。

音楽はヒップホップトリオDos Monosのフロントマンである荘子itが担当、主題歌はクリエイティブミクスチャーユニットNIKO NIKO TAN TANの書き下ろし楽曲「Stranger」が務め、映像と音楽で生まれた化学反応が映画に彩りを与えています。
第30回釜山国際映画祭Vision部門に加え、第38回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門に公式出品となり、国内外から注目を集めている『万事快調〈オール・グリーンズ〉』。未来を選べない若者たちが、自らの手で未来を奪おうともがく、新たな時代の不適切な青春映画が幕を開けます!

〈STORY〉
ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美(南沙良)。
陸上部のエースで社交的かつ、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅(出口夏希)。
未来が見えない町で暮らすどん詰まりの日々の中、朴秀美が地元のラッパー佐藤(金子大地)の家で〇〇〇〇を手に入れる。その出来事をきっかけに、同級生で漫画に詳しい毒舌キャラ岩隈真子(吉田美月喜)、岩隈の後輩で漫画オタクの藤木漢(羽村仁成)らを仲間に引き入れ、同好会「オール・グリーンズ」を結成、〇〇〇〇の栽培に乗り出す。
人生を諦めるのはまだ早い!自分たちの夢をかなえるために、この町を出ていくには、一攫千金を狙うしかない!
そして、学校の屋上で、禁断の課外活動がはじまる     

出演:南沙良、出口夏希、吉田美月喜、羽村仁成、黒崎煌代、金子大地
監督・脚本・編集:児山隆
原作:波木銅「万事快調〈オール・グリーンズ〉」(文春文庫)

2026年/119分/日本/シネマスコープ/PG12
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2026「万事快調」製作委員会

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『たしかにあった幻』 2月6日(金)より上映

【河瀨直美 監督『あん』『光』『朝が来る』最新作!】

“愛のかたち”と“命のつながり”をモチーフにして、失踪と心臓移植の現実を重ねて描く、時を超えて運命が交差する珠玉の人間ドラマ

人は亡くなったら、どこへいくのだろう―
生きた証、その鼓動と記憶を、 つないでいく
目をつむると、いつも胸の中に

河瀨直美監督にとってオリジナル脚本としては8年ぶりの最新作『たしかにあった幻』の物語を支えるテーマの二つ。一つは、先進国の中でドナー数が最下位という日本の臓器移植医療について。もう一つは年間約8万人にのぼる日本の行方不明者問題だ。河瀨監督は『あん』(15)で差別と偏見の果てに生きる歓びを人々に与えたハンセン病患者の生き様、『光』(17)で失われゆく視力に翻弄される人生の中で気づかされた新たな愛を獲得したカメラマンの人生、『朝が来る』(00)では特別養子縁組で救われた命の尊さと二人の母の絆など、旧来の常識や血縁とは異なる、他者との関係性の中に存在する「愛」を描いてきた。「死」が終わりではないという気づきの先に、移植医療が人の命を繋いでゆき、「生」の意味を問いかける本作は、第78回ロカルノ国際映画祭でのワールドプレミア上映にて、河瀨監督のマスターピース(傑作)と評された。

〈STORY〉
フランスから来日したコリーは、神戸の臓器移植医療センターで働きながら、小児移植医療の促進に取り組んでいたが、西欧とは異なる日本の死生観や倫理観の壁は思った以上に厚く、医療現場の体制の改善や意識改革は困難でもどかしい思いを抱えていた。
そんなコリーの心の支えは、屋久島で運命的に出会った恋人の迅だったが、彼の誕生日でもある7月7日の七夕に突然、姿を消してしまう。
一年後、迅が失踪するはるか前に彼の家族からも捜索願が出されていたことを知ったコリーは、迅の実家である岐阜へと向かう。そこで明かされた事実から迅との出逢いが宿命的だったことがわかり驚愕とするコリー。
一方、心臓疾患を抱えながら入院していた少女・瞳の病状が急変するが…。

出演:ヴィッキー・クリープス、寛一郎、尾野真千子、北村一輝、永瀬正敏
監督・脚本・編集:河瀨直美

2025年/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© CINÉFRANCE STUDIOS – KUMIE INC – TARANTULA – VIKTORIA PRODUCTIONS – PIO&CO – PROD LAB – MARIGNAN FILMS – 2025

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『ペンギン・レッスン』 近日順次上映

【一羽のペンギンとの出会いが男の人生を変えた、感動の実話】

人生を変えてくれたのは1羽のペンギンだった。1970年代当時のアルゼンチンの悲惨な歴史背景下、分断された国家やその授業環境に教育への情熱を失いかけていた教師と重油にまみれた瀕死のペンギンとの偶然の出会い。その奇妙な同居生活と周囲の⼈々の暮らしを笑いたっぷりに描き、愛しくて思わず笑顔になってしまう本作は、世界中の映画祭で喝采を浴び、アメリカ、ヨーロッパでスマッシュヒットを記録。愛らしい1羽のペンギンに、世界中の人々が癒され、あたたかい感動が広がっている。

監督は笑いと涙で大ヒットを記録した『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ。主役を務めたのは、『ロスト・キング 500年越しの運命』などに出演する名優スティーヴ・クーガン。『あなたを抱きしめる日まで』でクーガンと共に脚本を担当したジェフ・ポープが本作の脚本も担当。クーガンと一緒に、人生を諦めかけていた英語教師トムの繊細なキャラクターを丁寧に作り上げた。さらに、『2人のローマ教皇』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジョナサン・プライスが校長役を好演。もう一人の主人公、ペンギンのフアン・サルバドールは主に2羽のマゼランペンギンが担当した。

ユーモアと優しさ、そして再生への静かな希望があふれている本作は、実在の教師トム・ミッシェルが、自らの体験を綴った回顧録に基づいて描かれた。原作「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)は、世界22カ国で刊行されベストセラーとなっている。

〈STORY〉
1976年、軍事政権下のアルゼンチン。夢を見失い、人生に希望を見いだせずにいた英国人の英語教師・トムは、名門寄宿学校に赴任する。混乱する社会と手強い生徒たちに直面する中、旅先で出会った女性と共に、重油まみれの瀕死のペンギンを救うことに。女性にはふられ、残されたのはペンギンだけ。海に戻そうとしても不思議と彼の元に戻ってくる。こうして始まった奇妙な同居生活。「サルバトール」と名付けたそのペンギンと、不器用ながらも少しずつ心を通わせていき、本当に大切なもの ─人生の意味と、生きる喜び─ を取り戻していく。

出演:スティーヴ・クーガン、ヴィヴィアン・エル・ジャバー、ビョルン・グスタフソン、アルフォンシーナ・カロッチオ、デイヴィッド・エレロ、ジョナサン・プライス
監督:ピーター・カッタネオ
脚本:ジェフ・ポープ
原作:トム・ミッチェル「人生を変えてくれたペンギン 海辺で君を見つけた日」(ハーパーコリンズ・ジャパン)

2024年/112分/スペイン・イギリス/ビスタ
配給:ロングライド
© 2024 NOSTROMO PRODUCTION STUDIOS S.L; NOSTROMO PICTURES CANARIAS S.L; PENGUIN LESSONS, LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

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『みらいのうた』 近日順次上映

【イエモン吉井和哉の3年間に高知出身のエリザベス宮地監督が密着】

1990年代に「JAM」「バラ色の日々」などのヒットで一世を風靡し、独自のグラマラスな世界観と詩的な歌詞で、今も多くの音楽ファンを、魅了する不屈のロックバンドTHE YELLOW MONKEY。そのボーカルとして、深く響く歌詞と圧倒的な存在感で世代を超えて愛されている吉井和哉
彼のミュージシャンとしての人生は、URGH POLICEとの出会いから始まった。当時10代だった吉井は、ベーシストとして加入。しかし、バンドは自然消滅。その後、吉井はURGH POLICEを通じて出会った仲間達とTHE YELLOW MONKEYを結成。EROは静岡に残り、それぞれの音楽の道を歩みながらも、二人は交流を続けていた。
しかし2021年、EROが脳梗塞で倒れ、音楽活動どころか仕事もできなくなってしまう。吉井は、療養中だったEROのために「URGH POLICE時代の曲を、また一緒にやらないか?」と40年振りのセッションの約束をし、その様子を追ったドキュメンタリーの撮影を開始した。しかし、撮影開始から数ヶ月後、吉井が喉頭がんになっていることが発覚する−。それでも吉井は、制作作業を続け、試行錯誤の中、ある決断をする。そしてついに、スタッフ、ファンの祈りが集まった、東京ドームライブの”復活の日”を迎える。更にライブを終え約3か月後-吉井は、EROとの約束を果たしに、静岡に帰郷する。URGH POLICE以来、40年ぶりのセッションへ準備を進めていくのだった。

監督を務めるのは、エリザベス宮地監督。藤井風、backnumber、BiSH、優里など数々のミュージシャンのドキュメンタリー映像やMusicVideo、そして2024年には俳優・東出昌大の狩雅生活を1年間密着した映画『WILL』など様々な人生を撮り続けている。また同年、2日間で14万人を動員した藤井風の日産スタジアムライブに密着したドキュメント作品「Feelin’ Good (Documentary)」などが公開。本作でエリザベス宮地監督が捉える“吉井和哉”は、これまでの人生と音楽の結びつきが収められ、本作でしか観られない表情、想いが刻み込まれている。

撮影期間3年以上。吉井が、エリザベス宮地監督を最初に連れて行った場所は、生まれ故郷・静岡だった。幼い頃に亡くした父の思い出、母と幼少期のエピソードについて、今も続く旧友との交流–。本作は、“吉井和哉”を形作った人生と音楽のルーツを辿っていく。さらに、病を告知されてから、2024年東京ドームで復活ライブまでの裏側が克明に記録され、宮地監督だからこそ捉える葛藤、不安に向き合いながらも一歩ずつ前進していく姿が映し出されていく。
また本作は、2001年活動休止前の東京ドーム公演の「JAM」、2024年感動的な復活を避げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024″SHINE ON”」の「バラ色の日々」「悲しきASIAN BOY」など、熱いライブパフォーマンスも収められている。更に吉井が作詞・作曲・プロデュースを務め、THE YELLOW MONKEYのメンバーが演奏に参加したBiSHのラストシングル「Bye-Bye Show」制作過程や、彼女たちの東京ドーム解散公演、バックステージの様子。そして、早すぎる死に日本のロックファンが悲しみに暮れたチバユウスケという存在、絆についても語られる。『みらいのうた』は、知られざる名曲の裏側にあるこれまでの軌跡を辿ることで、音楽をさらに深く楽しめる一作になっている。

出演:吉井和哉、ERO
監督・撮影・編集:エリザベス宮地

2025年/137分/日本/16:9
配給:mur mur 配給協力:ティ・ジョイ
©2025「みらいのうた」製作委員会


『安楽死特区』 近日順次上映

【監督 高橋伴明 × 主演 毎熊克哉「桐島です」タッグ最新作!】

在宅医として2500人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説が原作の映画『安楽死特区』は、近未来の日本で「安楽死法案」が可決され、国家主導で導入された制度のもと、人間の尊厳、生と死、そして愛を問う衝撃の社会派ドラマである。

監督は、『痛くない死に方』(2020)、『夜明けまでバス停で』(2022)、『「桐島です」』(2025)などの高橋伴明。脚本は、『野獣死すべし』(1980)、『一度も撃ってません』(2020)などの丸山昇一。名匠の初タッグが本作でようやく叶った。

舞台は今から数年後の日本。欧米に倣って安楽死法案が可決した。それでも反対の声が多いため、国は実験的に「安楽死特区」を設置することに。主人公のカップルは、回復の見込みがない難病を患い、余命半年と宣告されたラッパー・酒匂章太郎と、彼のパートナーでジャーナリストの藤岡歩。安楽死法に反対のふたりは、特区の実態を内部から告発することを目的に、国家戦略特区「安楽死特区」への入居を決意する。そこでふたりが見たものは、安楽死を決意した人間たちの愛と苦悩。医師たちとの対話を通じ、ふたりの心に微細な変化が訪れるが……。

章太郎役を務めるのは、『「桐島です」』(2025)の毎熊克哉。パートナー・歩役には『夜明けまでバス停で』の大西礼芳。特区の実態を告発するために突き進む歩が、章太郎の心境の変化に直面する様は、観る者の心を激しく揺さぶる。
末期がんに苦しむ夫と、夫と心がすれ違う妻を演じたのは、平田満と筒井真理子、認知症と診断され、死なせて欲しいと願う元漫才師役で余貴美子が出演。そして、「安楽死特区」の特命医を演じるのは、加藤雅也、板谷由夏、下元史朗、奥田瑛二。歌謡漫才のコンビであり余貴美子の妹役で友近、尾形の元妻役で鈴木砂羽が出演。また、シンガーソングライターのgb(ジービー)が毎熊克哉とラップを披露する。

人生の最期を自ら決断しようとする者と、国から命じられ苦悩しながらも安楽死に導く医師、それを見守る者―― 一体、死とは誰のものなのか? 制度と人間、理想と現実の狭間で揺れ動く人々の姿を描き、見る者一人ひとりに、重い問いを投げかける。明日、この国で現実に起こるかもしれない世界線を描いた衝撃作。

〈STORY〉
もしも日本で「安楽死法案」が可決されたら――。国会で「安楽死法案」が可決され、国家戦略特区として「ヒトリシズカ」と名づけられた施設が誕生。安楽死を希望する者が入居し、ケアを受けられるこの施設は、倫理と政治の最前線で物議を醸す存在となっていた。

回復の見込みがない難病を患うラッパー・酒匂章太郎(毎熊克哉)は、進行する病に苦しみながらも、ヒップホップに救いを見出し、言葉を紡ぎ続けていた。共に暮らすのは、チベットで出会ったジャーナリスト・藤岡歩(大西礼芳)。二人は、章太郎が余命半年を宣告された今も、安楽死に反対で、特区の実態を内部から告発することを目的に、「ヒトリシズカ」に入居する。
施設には、末期がんに苦しむ池田(平田満)とその妻の玉美(筒井真理子)、認知症を抱え、完全に呆けないうちに死なせて欲しいと願う元漫才師の真矢(余貴美子)など、それぞれに事情を抱えた入居者たちが暮らしていた。
章太郎の身体は急速に衰え、言葉さえままならなくなり、章太郎は歩に相談もなく、「安楽死を望みます」と考えを一変。歩は、池田の主治医の鳥居(奥田瑛二)の他、章太郎の主治医の尾形(加藤雅也)、三浦(板谷由夏)ら特命医それぞれの想いにも触れ、命と死に真摯に向き合うことを迫られる。

出演:毎熊克哉、大西礼芳、加藤雅也、筒井真理子、板谷由夏、下元史朗、友近、g b、田島令子、鈴木砂羽、平田満、余貴美子、奥田瑛二

監督:高橋伴明
脚本:丸山昇一
原作:長尾和宏 「安楽死特区」(ブックマン社刊)

2025年/129分/日本
配給:渋谷プロダクション
©「安楽死特区」製作委員会

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