『90メートル』 上映中
5月14日(木)終映予定
【新進気鋭の監督・中川駿(『か「」く「」し「」ご「」と「』)半自伝的脚本を映画化】
人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った感涙物語『90メートル』。直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説『少女は卒業しない』で商業長編映画デビューを果たし、『か「」く「」し「」ご「」と「』でも高く評価された新進気鋭の監督・中川駿渾身のオリジナル企画を映画化。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。
母・美咲と2人で暮らす高校3年生の藤村佑を演じるのは、スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』で主人公声優の座を射止め、ドラマ「ちはやふるーめぐりー」など話題作への出演で注目を集める山時聡真。東京の大学に進学したい気持ちと母のそばを離れるわけにはいかない状況下に置かれ、将来の選択を迫られる等身大の主人公を体現した。母・美咲を演じるのは、自身も子育て中であり、『ディア・ファミリー』『近畿地方のある場所について』と母親役が続く、菅野美穂。日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子を何よりも思いやる母親を熱演。美咲が利用する介護施設のケアマネジャー・下村⾹織役には、女優として活躍の場を広げる西野七瀬。佑の同級生で、親身に寄り添うバスケ部のマネージャー・松田杏花役を南琴奈が、バスケ部の元チームメイト・⼤平翔太役を田中偉登が演じる。
親子が抱くのは、愛するがゆえに生まれる、真逆で矛盾だらけの想い。息子が下す選択と母の本当の願いが交差するとき、揺るぎない親子の愛が、静かに胸を締め付ける。
〈STORY〉
小学生の頃からバスケットボール一筋だった佑。
母・美咲が難病を患ったことで、母子家庭で育った佑は高校2年のときにバスケを辞め、美咲の世話を優先せざるを得なくなる。ヘルパーの支援はあるものの24時間体制ではないため、佑が美咲のケアをしながら家事をこなす日々を送っていた。高校3年生になった今、東京の大学に進学したい気持ちはあるが、美咲を一人にするわけにはいかず、常に手元にある呼び出しチャイムの音が、佑の心を引き留める。その看病が一生続くかのように、自分の夢や希望はすべて諦めかけていたが、担任の先生から自己推薦での受験を勧められる。しかし、日に日に身体の自由を失っていく美咲の姿を見ると、上京したい気持ちを打ち明けられずにいた。
そんなある日、介護施設のケアマネジャー・下村からヘルパーの増員により24時間ケアの体制が整ったことを告げられる。我が子の明るい未来を願う美咲は「お母さん、大丈夫だから。好きなようにしていいからね」と優しく声をかけるが──。
出演:山時聡真、菅野美穂、西野七瀬、南琴奈、田中偉登
監督・脚本:中川駿
主題歌:大森元貴「0.2mm」(ユニバーサル ミュージック / EMI Records)
2026年/115分/日本/シネマスコープ
配給:クロックワークス
©2026 映画『90 メートル』製作委員会
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
上映中
【アカデミー賞 作品賞・主演男優賞(ティモシー・シャラメ)他9部門ノミネート】
『君の名前で僕を呼んで』(17)『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(24)で20代にして2度のアカデミー賞®主演男優賞にノミネート。本作でもオスカー間違いなしと評される今最も時代に愛される俳優ティモシー・シャラメ。そんな彼が今回演じるのは、卓球の世界チャンピオンになって人生一発逆転を狙う“最高の”最低男!? 監督・脚本を手掛けるのは弟ベニーと共に監督した『アンカット・ダイヤモンド』(19)で批評家から絶賛されたジョシュ・サフディ。実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得て、野心に燃える青年のアドレナリンに満ちた冒険を疾走感とユーモアたっぷりに描出。NY映画祭でサプライズ上映されるや否や「今年最高」「ティモシー史上最高の演技」と熱狂的な賛辞が続出、映画レビューサイトRotten Tomatoesでは97%を獲得し早くも本年度アカデミー賞®の最有力候補として名乗りを上げる。
ティモシーとサフディ監督のもとに集まったキャスト陣も超豪華!6年ぶりのスクリーン復帰となるグウィネス・パルトロウ、人気急上昇中の新星オデッサ・アザイオン、世界的ラッパーであるタイラー・ザ・クリエイターらに加え、マーティの宿敵となる日本人卓球選手のエンドウ役には東京2025デフリンピック卓球男子団体で銅メダルを獲得した川口功人(トヨタ自動車)が抜擢された。
マーティが世界を股にかけて起こす大騒動は、やがて熱を帯びながら心揺さぶるドラマへと変容していく。周囲から軽んじられようと、ひたすら利己的に栄光を追い求めたマーティが最後に見つけた、“夢より大事なもの”とは。50年代の日本を再現した上野恩賜公園で撮影された、手に汗握るクライマックスにも注目だ。
〈STORY〉
女たらしで嘘つきで自己中。だけど卓球の腕前だけはピカ一のマーティ。
NYの靴屋で働きながら、世界チャンピオンになって人生一発逆転を目指す。
そんな中、不倫相手のレイチェルが妊娠、卓球協会からは選手資格はく奪を言い渡される。
万年金欠のマーティはありとあらゆる手を使って選手権への渡航費を稼ごうとするが 。
出演:ティモシー・シャラメ、グウィネス・パルトロウ、オデッサ・アザイオン、タイラー・オコンマ、ケビン・オレアリ―、川口功人、アベル・フェラーラ
監督・編集:ジョシュ・サフディ
2025年/149分/アメリカ/シネマスコープ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
『ショート・パルス 5つの鼓動』
上映中 5月14日(木)終映予定
【現代映画を牽引する奇才たちの短編映画5作品を一挙上映!】
日本、アメリカ、ギリシャ、イギリス、イタリア……。現代映画をゆるがす全く新しい感性たちが、短い時間に託した映像のエッジ。国もジャンルも越えて響き合う 5 つの作品が、見る者の身体と感覚を揺さぶる。ひとつひとつの映像に映画の未来が鼓動している。
現代映画を牽引する監督たちによる短編映画 5 本をひとつに束ねた短編集『ショート・パルス 5つの鼓動』が公開決定。世界各地から選りすぐられた本企画は、短い上映時間に込められた強烈な映像表現が観る者の感覚を揺さぶる、刺激的なラインナップとなりました。『哀れなるものたち』や新作『ブゴニア』で世界の注目を集めるヨルゴス・ランティモスや、『関心領域』のジョナサン・グレイザー、『幸福なラザロ』のアリーチェ・ロルヴァケルと写真家・アーティストでも知られる『顔たち、ところどころ』の JR に加え、ロカルノ国際映画祭最優秀短編賞を受賞した新鋭・空音央が『まっすぐな首』を携えて参加。国内外の最前線を走るフィルムメーカーたちの最新作が一堂に会する、見逃せないプログラムとなっています。
特別鑑賞料金
一般:1600円(会員:1300円)
大学・専門学生:1300円(会員:1000円)
その他区分は通常料金通り
2019-2025年/61分
提供:JAIHO 配給:グッチーズ・フリースクール
〈上映作品〉
『まっすぐな首』
Directed by 空音央(『HAPPYEND』)
ロカルノ国際映画祭 最優秀短編映画賞 受賞
夢から目覚めると、首に激しい痛みが走っていた。女はいつもの朝の支度をしようとするが、日常のささいな動作すら困難で、痛みは容赦なく彼女を蝕んでいく。断片的な記憶、悪夢の残響、そして“動く”という行為そのものとの闘いに引きずり込まれていく、シュルレアリスム的オデッセイ。
出演:安藤サクラ、北方こだち
監督・脚本:空音央
原作:Momoe Narazaki
撮影:小田香
2025年/日本、中国/11分
『ニミック NIMIC』
Directed by ヨルゴス・ランティモス(『哀れなるものたち』『ブゴニア』)
妻と3人の子供がいるチェロ奏者の男は、オーケストラのリハーサルの帰り、地下鉄の中で奇妙な女と遭遇する。その女は男の言動を真似して家族に溶け込み始め、男の居場所はなくなっていく。ヨルゴス・ランティモスが描く、静かで不気味な“乗っ取り”の寓意劇。
出演:マット・ディロン、ダフネ・パタキア
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:エフティミス・フィリップ、ヨルゴス・ランティモス
2019年/ドイツ、アメリカ、イギリス/12分
『ザ・フォール THE FALL』
Directed by ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)
フランシスコ・ゴヤ《理性の眠りは怪物を生む》に着想を得た、静かで不穏な短編。吊るされた男、仮面の群衆、息をひそめるような沈黙。秩序と暴力、崇拝と恐怖のあわいに、私たちは何を見るのか。『関心領域』のジョナサン・グレイザーが映像と音で放つ、言葉なき“落下”のビジョン。
出演:ジェームズ・アダムス、スチュアート・アンダーソン
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー
2020年/イギリス/7分
©BBCFilms & AcademyFilms
『ストラスブール1518 STRASBOURG 1518』
Directed by ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)
1518年、ストラスブールの街を突如襲った謎の現象。人々は踊り続け、倒れてもなお踊り、命を落とす者すらいた。「踊りのペスト」と呼ばれたその史実に着想を得て、現代を代表するダンサーたちと“隔離の中で”つくられたコラボレーション作品。
出演:伊藤郁女、ジェルメーヌ・アコニー、ボティス・セヴァ、アンドレイ・ベレジン
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー
2020年/イギリス/10分
©British Broadcasting Corporation and Academy Films 2020. All Rights Reserved
『都市の寓話 An Urban Allegory』
Directed by アリーチェ・ロルヴァケル(『幸福なラザロ』『墓泥棒と失われた女神)& JR(『顔たち、ところどころ』)
プラトンの『洞窟の比喩』では、彼はこう問いかける。もし囚人のひとりが鎖を解き、洞窟の外へ逃れたら、何が起こるのか? そしてもし、その囚人が7歳の小さな男の子だったとしたら? アリーチェ・ロルヴァケルとアーティストJRが生み出す、夢と現実のあわいに浮かぶ静かな映像詩。
出演:ナイム・エル・カルダウイ、リナ・クードリ、レオス・カラックス
監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル & JR
2024年/フランス/21分
© Ad Vitam Films / Social Animals / Arte France Cinéma / 2024
『シンプル・アクシデント/偶然』
上映中
【世界三大映画祭全ての最高賞を制覇!ジャファル・パナヒ監督最新作】
世界三大映画祭すべての最高賞の制覇を達成した巨匠ジャファル・パナヒ監督最新作。不当に刑務所に投獄された⼈々が、復讐を果たそうと試みる姿をスリリングに、ユーモアたっぷりに描いた復讐劇。監督⾃⾝が⼆度にわたって投獄された経験と、同房で出会った⼈々のリアルな声から着想を得て、物語へ織り込み、類い希なる映画へと昇華。冒頭からノンストップに渦巻く連鎖の中へと引き込まれ、最後まで⽬も⽿もスクリーンに釘付けになる、魂を揺さぶる強烈なスリラーの最⾼峰。
〈STORY〉
かつて不当な理由で投獄されたワヒドは、ある偶然によって、自分の人生を奪った看守に出会う。咄嗟に男を拘束し、荒野に穴を掘り埋めようとするが、男は人違いだと言う。実はワヒドは、男の顔を見たことがなかった。男は、本当に復讐の相手なのか?一旦復讐を中断し、同じ男に拷問された友人を訪ねることにするが…
出演:ワヒド・モバシェリ、マルヤム・アフシャリ、エブラヒム・アジジ、ハディス・パクバテン、マジッド・パナヒ、モハマッド・アリ・エリヤスメール
監督・脚本:ジャファル・パナヒ
2025年/フランス・イラン・ルクセンブルグ/103分/ビスタ
配給:セテラ・インターナショナル
©LesFilmsPelleas
『ラプソディ・ラプソディ』 5月15日(金)より上映
【主演:高橋一生 × 監督:利重 剛 × 音楽:大西順子】
ある日、住民票に身に覚えのない「続柄:妻」の文字を見つけ、<繁子> という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知った夏野幹夫。正体不明の妻探しの末、ようやく見つけた繁子は触れるものを全て壊してしまう破天荒すぎる女性だった!
予測不能な繁子に振り回されながらも、懸命に向き合おうとする幹夫。しかし、繁子は何をされても怒らない幹夫にモヤモヤが募っていき…。どうしても怒れない幹夫の心を縛っていたある約束とは。そして、見ず知らずの人と勝手に結婚した繁子の謎めいた過去とは。
偶然の出会いから始まった二人の運命が、大きく動き出す!
監督は、名バイプレイヤーとして数々の映画やドラマに出演し続けている利重 剛。『さよならドビュッシー』以来なんと13年ぶりにメガホンをとり、地元・横浜を舞台に、不器用な大人たちがつまずきながらも前に進んでいく様を温かな眼差しで描き出した。
主人公・幹夫を演じるのは幅広いジャンルで引く手あまたの活躍を見せる高橋一生。“絶対に怒らない男”という非現実的なキャラクターを抜群の演技力で体現。思わぬ事態に見舞われる幹夫に圧倒的なリアリティを与え、物語を牽引する。見ず知らずの幹夫と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロイン・繁子を演じるのは話題作への出演が相次ぐ、呉城久美。エネルギッシュだが掴みどころのない繁子を体当たりで演じ、唯一無二の存在感で観る人を惹きつける。
芹澤興人、池脇千鶴などの実力派俳優陣が脇を固め、監督の利重もキーパーソンとして自ら出演!音楽を手掛けるのは世界的ジャズ・ピアニスト、大西順子。小粋で心躍るメロディが、ジャズの街・横浜で繰り広げられる人間模様を鮮やかに彩る。
〈STORY〉
“絶対に怒らない男”・夏野幹夫。
ある日、役所で受け取った住民票を何気なく見ると、そこには全く身に覚えのない“続柄:妻”の文字が―!
どうやら、1年も前に<繁子>という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたらしい。
でも、一体なぜ?何のために―?
正体不明の妻を探して街中を探し回る幹夫。
諦めかけていたその時、偶然前を通りかかった花屋から「夏野さーん」と呼ぶ声が…!繁子との緊張の初対面…かと思いきや繁子は幹夫を見るなり猛ダッシュで逃走!
「話をさせてください!」という幹夫の声も届かず、街中を走り回り追いかけっこする二人だったが、
幹夫はタイミング悪くトラックと衝突してしまう…。
予想外の出会いから始まった二人の関係の行方は――!?
出演:高橋一生、呉城久美、利重 剛、芹澤興人、大方斐紗子、関口和之 / 池脇千鶴
監督・脚本:利重 剛
音楽:大西順子
2026年/日本/106分/シネマスコープ
配給:ビターズ・エンド
©2026 利重 剛
『そして彼女たちは』 5月22日(金)より上映
【カンヌ国映画祭パルムドールを2度受賞のダルデンヌ兄弟最新作!】
若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく……。自分たちなりの「愛」を選択していく少女たちの真っすぐな瞳から目が離せない、希望に満ち溢れた傑作がついに日本上陸。
『ロゼッタ』(99)『ある子供』(05)でカンヌ国際映画祭パルムドール大賞を受賞して以降、全作品がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界中で100賞以上を獲得するなど、注目を集め続けてきたダルデンヌ兄弟。本作は第78回カンヌ国際映画祭で『ロルナの祈り』(08)に続き2度目となる脚本賞、エキュメニカル審査員賞をW受賞し、今年度アカデミー賞Ⓡ国際長編映画賞ベルギー代表にも選出。常にひとりの主人公の人生を背中越しに、同じ目線で体験させるかのように映し出してきた彼らが、本作では5人を主人公とする自身初の《群像劇》に挑んだ。これまでと同様に彼女たち一人ひとりが置かれた状況に寄り添い、共に時間を積み重ねるように観客を導いていく手腕は見事だ。キャリア38年、新境地にして真骨頂を鮮やかに示す一作に、各国メディアからも称賛の声が後を絶たない。
〈STORY〉
ジェシカ、ぺルラ、アリアンヌ、ジュリー、ナイマの5人の少女は、若い母親を支援する施設で共同生活を送っている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている彼女たちは、戸惑い、悩みながら、母になる。なるべき家族像を見いだせず、歩むべき道がわからず、押し寄せる孤独感にもがきながらも、時に誰かに寄り添われ、それぞれの未来を選び取っていく――。愛された記憶を持たなくても、自らの手で「愛する」ことの何たるかをつかみ取っていく少女たちの姿が観る者の心を揺さぶる。
出演:バベット・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン、ジャナイナ・アロワ・フォカン、リュシー・ラリュエル、サミア・イルミ
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
2025年/ベルギー、フランス/104分/ビスタ
配給:ビターズ・エンド
ⓒLes Films du Fleuve – Archipel 35 – The Reunion – France 2 Cinéma – Be Tv & Orange – Proximus – RTBF (Télévision belge) / PhotoⓒChristine Plenus
『ソング・サング・ブルー』 5月29日(金)より上映
【ヒュー・ジャックマン × ケイト・ハドソン アカデミー賞主演女優賞ノミネート!】
かつて夢を追いかけ、音楽にすべてを捧げた男マイク。しかし今や誰かの“歌まね”でしかステージに立てない、人生のどん底にいた。そんな彼の人生に再び光をもたらしたのは、同じ情熱を胸に秘めた女性クレアとの出会い。敬愛するニール・ダイアモンドのトリビュートバンドを結成し、小さなガレージから始まった彼らの歌声はやがて人々の心を掴み、熱狂的な人気を獲得していく。だが、そんななか、突然の悲劇が彼らを襲う──。
アメリカのミルウォーキーで、波乱万丈という言葉では、とても足りない人生を送った男の実話をもとにした映画が完成した。彼の名は“ライトニング”ことマイク・サルディーナ。何十年も歌まねミュージシャンとして陽の当たらない道を歩いてきた彼が、ニール・ダイアモンドのトリビュートバンド「ライトニング&サンダー」を結成して大成功を収めるまでの軌跡、その栄光を一瞬で砕いた衝撃的な出来事、さらなるどん底からの再起、そして伝説になった“あの日”──彼が成し遂げた奇跡の全貌が描かれ、観る者を驚愕から感動へと誘う。
波乱万丈という言葉ではとても足りない人生を送った男マイクを演じるのは、『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』のヒュー・ジャックマン。陽の当たらない苦難の道を乗り越え、その先で手に入れた人生の輝きを、エモーショナルに歌い上げる。マイクと固い絆で結ばれるクレア役には、『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソン。運命に打ちのめされながらも何度でも立ち上がる不屈の魂を力強く演じ切った。本編を彩るのは、アメリカの国民的歌手ニール・ダイアモンドの名曲の数々。フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリー、坂本九もカバーした大ヒット曲「スイート・キャロライン」の心地よいメロディが、観る者の心に幸福を呼び起こす。たとえ途中でつまずいても、愛と夢を信じ続ければ、また歩き出せる。すべての人生に捧げる応援歌。
〈STORY〉
かつて夢を追い、音楽にすべてを捧げた男マイク。しかし今や、誰かの“歌まね”でしかステージに立てない、人生のどん底にいた。そんな彼の運命を変えたのは、同じ情熱を抱く女性クレアとの出会いだった。敬愛するニール・ダイアモンドのトリビュートバンドを結成し、小さなガレージから始まったふたりの歌声は、やがて街の人々の心を掴んでいく。だがその矢先、突然の悲劇が彼らを襲う——。
出演:ヒュー・ジャックマン、ケイト・ハドソン、マイケル・インペリオリ、エラ・アンダーソン、キング・プリンセス、ハドソン・ヘンズリー
監督・脚本:クレイグ・ブリュワー
2025年/アメリカ/133分/ビスタ
配給:ギャガ
© 2025 Focus Features LLC. All rights reserved.
『オールド・オーク』 近日順次上映
【分断と排斥の世に放つ、巨匠ケン・ローチ監督 最後のメッセージ】
市井の民を見つめ、彼らの生活と闘争を描き続けてきたイギリスの巨匠、ケン・ローチ監督。彼が自ら「最後の作品」と語っているのが第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『オールド・オーク』だ。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』に続く「イギリス北東部3部作」の最終章となる本作の舞台は、とある炭鉱の町で最後に残ったパブとして親しまれていた「オールド・オーク」。人々が集い、安らぎを見出す場所だったはずのパブは、シリア難民の受け入れにより、諍いの場に変貌してしまう。オーナーのTJはシリアから来た女性ヤラと出会い、友情を育む中で、困窮する町の人々とシリア難民のための食堂を開こうとするが…。
数々の名作を共に世に送り出してきた脚本家ポール・ラヴァティとのタッグによる、社会と人々への温かくもリアリズム溢れる眼差しが映し出すドラマは、深い感動を呼び、世界中で激賞されている。現実社会にも起こっている分断や争いと、違いを受け入れながら共存していくことへの希望についての考察を我々に促すだろう。
〈STORY〉
イギリス北東部、とある炭鉱の町で唯一のパブ、「オールド・オーク」。活気溢れる時代から30年の時を経て、今は厳しい状況に陥っているが、町に住む人々にとっては最後の砦となる止まり木のような存在だ。店主のTJ・バランタインは、試行錯誤しながらなんとかパブを維持しているが、町がシリア難民を受け入れ始めたことで、パブは居場所を争う諍いの場になってしまう。先行きを危ぶむTJだったが、カメラを持ったシリアの女性ヤラと出会い、思いがけない友情を育むことになる。果たして、彼らは、互いを理解する方法を見つけられるのだろうかー?
出演:デイヴ・ターナー、エブラ・マリ、クレア・ロッジャーソン
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
2023年/イギリス、フランス、ベルギー/113分/ビスタ
配給:ファインフィルムズ
© Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023
『今は昔、栄養映画館の旅』 近日順次上映
【柄本明さん率いる劇団東京乾電池の旅公演がキネマに帰ってくる!】
「今は昔、栄養映画館」は劇作家・竹内銃一郎の戯曲で、映画館で映画の完成記念セレモニーをセッティングして開始を待つ中、やり合う監督と助監督の掛け合いを描いた抱腹絶倒の不条理劇。2024 年 11 月に全編を朗読劇として上演。同年 12 月、2025 年 1 月と再演を重ねる中、観劇に訪れた脚本家の荒井晴彦が「映画館で上演したら面白いのでは?」と着想し企画、2025 年 5 月に日本各地の映画館を回る旅公演が始まった。
座長柄本明と東京乾電池の劇団員たちが、たった一台のワゴン車で日本中のミニシアターに移動して公演し、また別の土地のミニシアターに移動して公演する。柄本演じる監督が「よーい、スタート」と声をかけると舞台が暗転し、映画の映像を流す演出で満員の観客を沸かせ続けた。
この記録映画は、当時 76 歳の座長・柄本明を中心とした「東京乾電池」の劇団員たちがまるで家族のように支え合いながら、消耗していく体力とも戦いながら、穏やかに暖かく皆が皆のことを気遣いながら、ひとつひとつの公演を丁寧に重ねていく姿を収めている。観客の皆さんの満足気な嬉しそうな顔の数々が柄本たちのエネルギーの源となる。
本物の映画館とスクリーンを使って行う朗読劇。各地の観客は勿論のこと、劇場主たちも満席になった観客席から起きる笑いを嬉しそうに眺めている。「映画館はその町の“文化”だと思います。今後もこのミニシアターをよろしくお願いします。 」と柄本が締めて公演は終演する。
走って、語って、演じて、弱って、飲んで、食べて、笑った濃密な 1 ヶ月の旅公演に密着した、渾身の記録映画である。
出演:柄本明、西本竜樹、古橋航也、柴田鷹雄、鹿野祥平、松沢真祐美、鈴木寛奈
監督・撮影・編集:竹田正明
企画:荒井晴彦
プロデューサー:小林勝彦、竹田正明、井上淳一
2026年/日本/120分
配給:マジックアワー
©︎KNOCKOUTinc.
『メモリィズ』 今夏上映予定
【柄本佑 主演最新作!写真を通して紡ぐ、家族の記憶と記録の物語】
主役・雄太役には柄本佑。『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『火口のふたり』『シン・仮面ライダー』『木挽町のあだ討ち』など多くの主演映画や、2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」などで見せてきた揺れる内面の陰影が、本作でも静かな重みを与えている。父の面倒を雄太に託し、東京で外国人旅行者向けツアーガイドの仕事と子育てを続ける妻・ゆき役には穂志もえか。初主演映画『少女邂逅』ほか数々の作品に出演し、2024年の配信ドラマ「SHOGUN 将軍」にて国内外で多くの評価を集めた。そして雄太の義父・誠役にイッセー尾形。頼るでも断るでもなく、言葉少なに雄太との日々を淡々と過ごす誠役を変幻自在に演じる。
監督・脚本は、本作『メモリィズ』が初の長編作品となる坂⻄未郁。
京都造形芸術⼤学(現:京都芸術大学)在学中に短編映画『すこしのあいだ』でISCA最優秀作品賞、『夜のこと』で最優秀学科賞を受賞し、学生時代から業界の注目を集めてきた。卒業後は石井裕也組の助監督や⼟井裕泰組のメイキングカメラマンとして映画界で活躍し、今作がついに待望のデビュー作となる。
〈STORY〉
雄太が九州の田舎町へとやって来たのは、足を骨折した義父が回復するまで身の回りの世話をするためだった。義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻と娘との間で、スマホで撮った映像を交わす。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる──。
出演:柄本佑、穂志もえか、梅沢昌代、伊佐山ひろ子、成田裕介、占部房子、香椎由字、イッセー尾形
監督・脚本:坂西未郁
2026年/日本/97分/ビスタ
配給:リトルモア
©︎2026LittleMore
『時をかける少女 4K』 今夏上映予定
【細田守監督による記念碑的作品が公開20周年を記念して甦る!】
筒井康隆氏の原作をもとに、現代に生きる少女の等身大の青春と成長を描いた本作。躍動感あふれるアニメーションと瑞々しい物語は多くの観客の心を掴み、2006年7月の公開当時、わずか6館からスタートしながら口コミによって上映館は順次公開ながら全国へ拡大。最終的には延べ100館以上に広がり、約40週にわたるロングラン上映を記録しました。さらに、アヌシー国際アニメーション映画祭での受賞をはじめとする数々の国際的評価を受け、監督・細田守の名を世界に知らしめた記念碑的作品です。
公開から20年を経た今なお、多くのファンを魅了し続ける本作が、4Kによってより鮮明な映像としてスクリーンに甦ります。ぜひこの機会に劇場でご鑑賞ください。
〈STORY〉
待ってられない未来がある。
タイムリープという、過去に飛べる能力を手にした女子高校生の真琴は、自分の過去をやり直していくうちに「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく――。
瑞々しいひと夏を描いた青春物語。
出演:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
原作:筒井康隆
〈特別鑑賞料金〉
大人 1,700円 / 高校生以下 1,000円
※サービスデー、各種割引サービス、ご招待券はご利用いただけません。予めご了承ください。
2006年/日本/100分/※2K上映
配給:KADOKAWA、スタジオ地図LLP、Filmarks
©「時をかける少女」製作委員会2006

















