上映作品・近日上映作品

 

『ラプソディ・ラプソディ』 上映中

【主演:高橋一生 × 監督:利重 剛 × 音楽:大西順子】

ある日、住民票に身に覚えのない「続柄:妻」の文字を見つけ、<繁子> という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知った夏野幹夫。正体不明の妻探しの末、ようやく見つけた繁子は触れるものを全て壊してしまう破天荒すぎる女性だった!
予測不能な繁子に振り回されながらも、懸命に向き合おうとする幹夫。しかし、繁子は何をされても怒らない幹夫にモヤモヤが募っていき…。どうしても怒れない幹夫の心を縛っていたある約束とは。そして、見ず知らずの人と勝手に結婚した繁子の謎めいた過去とは。
偶然の出会いから始まった二人の運命が、大きく動き出す!

監督は、名バイプレイヤーとして数々の映画やドラマに出演し続けている利重 剛。『さよならドビュッシー』以来なんと13年ぶりにメガホンをとり、地元・横浜を舞台に、不器用な大人たちがつまずきながらも前に進んでいく様を温かな眼差しで描き出した。
主人公・幹夫を演じるのは幅広いジャンルで引く手あまたの活躍を見せる高橋一生。“絶対に怒らない男”という非現実的なキャラクターを抜群の演技力で体現。思わぬ事態に見舞われる幹夫に圧倒的なリアリティを与え、物語を牽引する。見ず知らずの幹夫と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロイン・繁子を演じるのは話題作への出演が相次ぐ、呉城久美。エネルギッシュだが掴みどころのない繁子を体当たりで演じ、唯一無二の存在感で観る人を惹きつける。
芹澤興人、池脇千鶴などの実力派俳優陣が脇を固め、監督の利重もキーパーソンとして自ら出演!音楽を手掛けるのは世界的ジャズ・ピアニスト、大西順子。小粋で心躍るメロディが、ジャズの街・横浜で繰り広げられる人間模様を鮮やかに彩る。

〈STORY〉
“絶対に怒らない男”・夏野幹夫。
ある日、役所で受け取った住民票を何気なく見ると、そこには全く身に覚えのない“続柄:妻”の文字が―!
どうやら、1年も前に<繁子>という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたらしい。
でも、一体なぜ?何のために―?
正体不明の妻を探して街中を探し回る幹夫。
諦めかけていたその時、偶然前を通りかかった花屋から「夏野さーん」と呼ぶ声が…!繁子との緊張の初対面…かと思いきや繁子は幹夫を見るなり猛ダッシュで逃走!
「話をさせてください!」という幹夫の声も届かず、街中を走り回り追いかけっこする二人だったが、
幹夫はタイミング悪くトラックと衝突してしまう…。
予想外の出会いから始まった二人の関係の行方は――!?

出演:高橋一生、呉城久美、利重 剛、芹澤興人、大方斐紗子、関口和之 / 池脇千鶴
監督・脚本:利重 剛
音楽:大西順子

2026年/日本/106分/シネマスコープ
配給:ビターズ・エンド
©2026 利重 剛


『そして彼女たちは』 上映中

【カンヌ国映画祭パルムドールを2度受賞のダルデンヌ兄弟最新作!】

若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく……。自分たちなりの「愛」を選択していく少女たちの真っすぐな瞳から目が離せない、希望に満ち溢れた傑作がついに日本上陸。

『ロゼッタ』(99)『ある子供』(05)でカンヌ国際映画祭パルムドール大賞を受賞して以降、全作品がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界中で100賞以上を獲得するなど、注目を集め続けてきたダルデンヌ兄弟。本作は第78回カンヌ国際映画祭で『ロルナの祈り』(08)に続き2度目となる脚本賞、エキュメニカル審査員賞をW受賞し、今年度アカデミー賞Ⓡ国際長編映画賞ベルギー代表にも選出。常にひとりの主人公の人生を背中越しに、同じ目線で体験させるかのように映し出してきた彼らが、本作では5人を主人公とする自身初の《群像劇》に挑んだ。これまでと同様に彼女たち一人ひとりが置かれた状況に寄り添い、共に時間を積み重ねるように観客を導いていく手腕は見事だ。キャリア38年、新境地にして真骨頂を鮮やかに示す一作に、各国メディアからも称賛の声が後を絶たない。

〈STORY〉
ジェシカ、ぺルラ、アリアンヌ、ジュリー、ナイマの5人の少女は、若い母親を支援する施設で共同生活を送っている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている彼女たちは、戸惑い、悩みながら、母になる。なるべき家族像を見いだせず、歩むべき道がわからず、押し寄せる孤独感にもがきながらも、時に誰かに寄り添われ、それぞれの未来を選び取っていく――。愛された記憶を持たなくても、自らの手で「愛する」ことの何たるかをつかみ取っていく少女たちの姿が観る者の心を揺さぶる。

出演:バベット・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン、ジャナイナ・アロワ・フォカン、リュシー・ラリュエル、サミア・イルミ
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

2025年/ベルギー、フランス/104分/ビスタ
配給:ビターズ・エンド
ⓒLes Films du Fleuve – Archipel 35 – The Reunion – France 2 Cinéma – Be Tv & Orange – Proximus – RTBF (Télévision belge) / PhotoⓒChristine Plenus


『ソング・サング・ブルー』 上映中

【ヒュー・ジャックマン × ケイト・ハドソン アカデミー賞主演女優賞ノミネート!

かつて夢を追いかけ、音楽にすべてを捧げた男マイク。しかし今や誰かの“歌まね”でしかステージに立てない、人生のどん底にいた。そんな彼の人生に再び光をもたらしたのは、同じ情熱を胸に秘めた女性クレアとの出会い。敬愛するニール・ダイアモンドのトリビュートバンドを結成し、小さなガレージから始まった彼らの歌声はやがて人々の心を掴み、熱狂的な人気を獲得していく。だが、そんななか、突然の悲劇が彼らを襲う──。
アメリカのミルウォーキーで、波乱万丈という言葉では、とても足りない人生を送った男の実話をもとにした映画が完成した。彼の名は“ライトニング”ことマイク・サルディーナ。何十年も歌まねミュージシャンとして陽の当たらない道を歩いてきた彼が、ニール・ダイアモンドのトリビュートバンド「ライトニング&サンダー」を結成して大成功を収めるまでの軌跡、その栄光を一瞬で砕いた衝撃的な出来事、さらなるどん底からの再起、そして伝説になった“あの日”──彼が成し遂げた奇跡の全貌が描かれ、観る者を驚愕から感動へと誘う。

波乱万丈という言葉ではとても足りない人生を送った男マイクを演じるのは、『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』のヒュー・ジャックマン。陽の当たらない苦難の道を乗り越え、その先で手に入れた人生の輝きを、エモーショナルに歌い上げる。マイクと固い絆で結ばれるクレア役には、『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソン。運命に打ちのめされながらも何度でも立ち上がる不屈の魂を力強く演じ切った。本編を彩るのは、アメリカの国民的歌手ニール・ダイアモンドの名曲の数々。フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリー、坂本九もカバーした大ヒット曲「スイート・キャロライン」の心地よいメロディが、観る者の心に幸福を呼び起こす。たとえ途中でつまずいても、愛と夢を信じ続ければ、また歩き出せる。すべての人生に捧げる応援歌。

〈STORY〉
かつて夢を追い、音楽にすべてを捧げた男マイク。しかし今や、誰かの“歌まね”でしかステージに立てない、人生のどん底にいた。そんな彼の運命を変えたのは、同じ情熱を抱く女性クレアとの出会いだった。敬愛するニール・ダイアモンドのトリビュートバンドを結成し、小さなガレージから始まったふたりの歌声は、やがて街の人々の心を掴んでいく。だがその矢先、突然の悲劇が彼らを襲う——。

出演:ヒュー・ジャックマン、ケイト・ハドソン、マイケル・インペリオリ、エラ・アンダーソン、キング・プリンセス、ハドソン・ヘンズリー
監督・脚本:クレイグ・ブリュワー

2025年/アメリカ/133分/ビスタ
配給:ギャガ
© 2025 Focus Features LLC. All rights reserved.

公式サイト


『サンキュー、チャック』 上映中

【トロント国際映画祭 最高賞!スティーヴン・キング原作の感動作】

ついに世界は終わろうとしていた。人類による環境破壊のせいか、それともこの星の寿命なのか? 未曽有の自然災害が地球を襲い、ネット、SNS、電話などすべての通信手段がダウンしていったその時、街頭やTV、ラジオに突如現れたのは、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という謎の広告。カメラに向かって微笑む一見実直そうな男、チャックとは何者なのか、感謝の意味とは何なのか──その答えを知る者は誰もいない──。
2024年に作家生活50周年を迎えた、スティーヴン・キング。途切れることなく紡ぎ出す新作小説は常にベストセラーランキングを席巻し、キングに影響を受けたTVシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」が世界的大ヒットを記録するなど、今なお絶大なる人気と評価をアップデートし続けている巨匠だ。
そんなキングが2020年に発表し、読む者の人生観を変える新たなる傑作の一本と名高い「The Life of Chuck」の映画化が実現。キングの小説を映像化した作品群では、『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』に続く、恐怖をくぐり抜けたその先で出会えるからこそ、より深く豊かな愛と希望を描く感動作が誕生。トロント国際映画祭で熱い喝采を浴び、最高賞である観客賞に輝いた。

不可思議な広告の人物として登場し、徐々にその数奇な生涯が明かされていくチャックことチャールズ・クランツを演じるのは、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのロキ役で日本でも爆発的人気を獲得したトム・ヒドルストン。チャックの人生の大切な思い出として“ダンス”があるのだが、ヒドルストンの引力から解き放たれたかのようなエモーショナルなダンスシーンは、観る者すべての命までを祝福する。
共演には、『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミル、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞®にノミネートされたキウェテル・イジョフォー、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アベンジャーズ』シリーズのネビュラ役で愛されているカレン・ギラン、『ルーム』で数々の賞に輝いたジェイコブ・トレンブレイ。アメリカで大注目のニューオリンズ出身のドラマー、テイラー・ゴードンの出演と演奏も話題だ。
監督・脚本は『ジェラルドのゲーム』『ドクター・スリープ』に続き、スティーヴン・キング小説の映画化に挑むマイク・フラナガン。
世界の終末への恐怖で幕を開けた物語は、全編に張り巡らされた謎を一つ一つ解き明かすことによって、人生の〈終わり〉を恐れる必要などないことを証明してくれる。今この瞬間を生きることの歓喜に包まれる、ヒューマン・ミステリー。

〈STORY〉
カリフォルニアで大地震が発生、フランスは津波に襲われ、メキシコでは森林火災が都市まで広がり、トスカーナでは街が水没──
次々と起こる災害にすべてを破壊され、ついに世界は終わろうとしていた。ネットやSNSが繋がらなくなる中、
街頭看板やラジオ放送に突如現れたのは、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という不可思議な広告。
だが、カメラに向かって微笑む中年男性のチャック(トム・ヒドルストン)が何者なのか誰も知らない。

果たして、世界は本当に終わるのか?チャールズ・クランツ、通称チャックとは何者なのか?なぜ、感謝されているのか?39年間の意味とは?
一つ、また一つ、謎が解き明かされた時、すべての悩める魂に語りかける、もう一つの物語が始まる──。

出演:トム・ヒドルストン、キウェテル・イジョフォー、カレン・ギラン、ジェイコブ・トレンブレイ、マーク・ハミル
監督・脚本:マイク・フラナガン
原作:スティーヴン・キング

2024年/アメリカ/111分/シネマスコープ
配給:ギャガ、松竹
© 2024 DANCE ANYWAY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


『オールド・オーク』 6月12日(金)より上映

【分断と排斥の世に放つ、巨匠ケン・ローチ監督 最後のメッセージ】

市井の民を見つめ、彼らの生活と闘争を描き続けてきたイギリスの巨匠、ケン・ローチ監督。彼が自ら「最後の作品」と語っているのが第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『オールド・オーク』だ。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』に続く「イギリス北東部3部作」の最終章となる本作の舞台は、とある炭鉱の町で最後に残ったパブとして親しまれていた「オールド・オーク」。人々が集い、安らぎを見出す場所だったはずのパブは、シリア難民の受け入れにより、諍いの場に変貌してしまう。オーナーのTJはシリアから来た女性ヤラと出会い、友情を育む中で、困窮する町の人々とシリア難民のための食堂を開こうとするが…。
数々の名作を共に世に送り出してきた脚本家ポール・ラヴァティとのタッグによる、社会と人々への温かくもリアリズム溢れる眼差しが映し出すドラマは、深い感動を呼び、世界中で激賞されている。現実社会にも起こっている分断や争いと、違いを受け入れながら共存していくことへの希望についての考察を我々に促すだろう。

〈STORY〉
イギリス北東部、とある炭鉱の町で唯一のパブ、「オールド・オーク」。活気溢れる時代から30年の時を経て、今は厳しい状況に陥っているが、町に住む人々にとっては最後の砦となる止まり木のような存在だ。店主のTJ・バランタインは、試行錯誤しながらなんとかパブを維持しているが、町がシリア難民を受け入れ始めたことで、パブは居場所を争う諍いの場になってしまう。先行きを危ぶむTJだったが、カメラを持ったシリアの女性ヤラと出会い、思いがけない友情を育むことになる。果たして、彼らは、互いを理解する方法を見つけられるのだろうかー?

出演:デイヴ・ターナー、エブラ・マリ、クレア・ロッジャーソン
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ

2023年/イギリス、フランス、ベルギー/113分/ビスタ
配給:ファインフィルムズ
© Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023


『マジカル・シークレット・ツアー』
6月19日(金)より上映

【有村架純 × 黒木華 × 南沙良 天野千尋 監督『佐藤さんと佐藤さん』最新作】

現状からの脱却を目指す、リベンジゲーム。
その先に選び取る《自分の》人生とは-それぞれの決断が、まぶしく光る。

2017年、中部国際空港で主婦たちが逮捕された実際の金密輸事件に着想を得て生まれたオリジナルストーリー。流されるままに生きてきた人生から《自分の》意志で選び取る人生へ―。密輸という秘密で結ばれた3人の、イリーガルな自分探しの旅は一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる。

本作はシンガポールでの大掛かりなロケを敢行。【金の密輸】をめぐる、魔法のように煌びやかな旅路を、本場の空気そのままに、スクリーンに投影するー!

〈STORY〉
罪という秘密が3人を仲間にした、魔法のような半年間。
あの旅が、私たちを変えた-生きることに夢中になった。

平穏な日常を送る二児の母が、突然知らされた夫の借金と、解雇。
返済のため行きついたのは、シンガポールでの闇バイト【金の密輸】だった。
そこで偶然出会った、非正規雇用の研究員と、未婚で妊婦のキャバ嬢。
密輸の成功に味をしめた3人は、自分たちで密輸を始めることに。初めて手に入れた、お金と自由、そして“自分らしく生きる喜び”。それは魔法のような時間だったが…。

岐路に立たされた3人の、それぞれの人生の行方は-。

出演:有村架純、黒木華 、南沙良、塩野瑛久、青木柚、斎藤工
監督:天野千尋
脚本:天野千尋、熊⾕まどか

2026年/日本/116分/ビスタ
配給:アスミック・エース
2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会


『みらいのうた』
THE YELLOW MONKEY 高知公演記念
6月19日(金)より1週間限定 再上映

【高知出身エリザベス宮地監督作 イエモン高知公演記念で限定再上映】

1990年代に「JAM」「バラ色の日々」などのヒットで一世を風靡し、独自のグラマラスな世界観と詩的な歌詞で、今も多くの音楽ファンを、魅了する不屈のロックバンドTHE YELLOW MONKEY。そのボーカルとして、深く響く歌詞と圧倒的な存在感で世代を超えて愛されている吉井和哉
彼のミュージシャンとしての人生は、URGH POLICEのボーカルEROとの出会いから始まった。当時10代だった吉井は、ベーシストとして加入。しかし、バンドは自然消滅。その後、吉井はURGH POLICEを通じて出会った仲間達とTHE YELLOW MONKEYを結成。EROは静岡に残り、それぞれの音楽の道を歩みながらも、二人は交流を続けていた。
しかし2021年、EROが脳梗塞で倒れ、音楽活動どころか仕事もできなくなってしまう。吉井は、療養中だったEROのために「URGH POLICE時代の曲を、また一緒にやらないか?」と40年振りのセッションの約束をし、その様子を追ったドキュメンタリーの撮影を開始した。しかし、撮影開始から数ヶ月後、吉井が喉頭がんになっていることが発覚する−。それでも吉井は、制作作業を続け、試行錯誤の中、ある決断をする。そしてついに、スタッフ、ファンの祈りが集まった、東京ドームライブの”復活の日”を迎える。更にライブを終え約3か月後-吉井は、EROとの約束を果たしに、静岡に帰郷する。URGH POLICE以来、40年ぶりのセッションへ準備を進めていくのだった。

監督を務めるのは、エリザベス宮地監督。藤井風、backnumber、BiSH、優里など数々のミュージシャンのドキュメンタリー映像やMusicVideo、そして2024年には俳優・東出昌大の狩猟生活を1年間密着した映画『WILL』など様々な人生を撮り続けている。また同年、2日間で14万人を動員した藤井風の日産スタジアムライブに密着したドキュメント作品「Feelin’ Good (Documentary)」などが公開。本作でエリザベス宮地監督が捉える“吉井和哉”は、これまでの人生と音楽の結びつきが収められ、本作でしか観られない表情、想いが刻み込まれている。

撮影期間3年以上。吉井が、エリザベス宮地監督を最初に連れて行った場所は、生まれ故郷・静岡だった。幼い頃に亡くした父の思い出、母と幼少期のエピソードについて、今も続く旧友との交流–。本作は、“吉井和哉”を形作った人生と音楽のルーツを辿っていく。さらに、病を告知されてから、2024年東京ドームで復活ライブまでの裏側が克明に記録され、宮地監督だからこそ捉える葛藤、不安に向き合いながらも一歩ずつ前進していく姿が映し出されていく。
また本作は、2001年活動休止前の東京ドーム公演の「JAM」、2024年感動的な復活を避げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024″SHINE ON”」の「バラ色の日々」「悲しきASIAN BOY」など、熱いライブパフォーマンスも収められている。更に吉井が作詞・作曲・プロデュースを務め、THE YELLOW MONKEYのメンバーが演奏に参加したBiSHのラストシングル「Bye-Bye Show」制作過程や、彼女たちの東京ドーム解散公演、バックステージの様子。そして、早すぎる死に日本のロックファンが悲しみに暮れたチバユウスケという存在、絆についても語られる。『みらいのうた』は、知られざる名曲の裏側にあるこれまでの軌跡を辿ることで、音楽をさらに深く楽しめる一作になっている。

出演:吉井和哉、ERO
監督・撮影・編集:エリザベス宮地

2025年/日本/137分/16:9
配給:mur mur 配給協力:ティ・ジョイ
©2025「みらいのうた」製作委員会


『今は昔、栄養映画館の旅』 6月26日(金)より上映

【柄本明さん率いる劇団東京乾電池の旅公演がキネマに帰ってくる!】

「今は昔、栄養映画館」は劇作家・竹内銃一郎の戯曲で、映画館で映画の完成記念セレモニーをセッティングして開始を待つ中、やり合う監督と助監督の掛け合いを描いた抱腹絶倒の不条理劇。2024 年 11 月に全編を朗読劇として上演。同年 12 月、2025 年 1 月と再演を重ねる中、観劇に訪れた脚本家の荒井晴彦が「映画館で上演したら面白いのでは?」と着想し企画、2025 年 5 月に日本各地の映画館を回る旅公演が始まった。

座長柄本明と東京乾電池の劇団員たちが、たった一台のワゴン車で日本中のミニシアターに移動して公演し、また別の土地のミニシアターに移動して公演する。柄本演じる監督が「よーい、スタート」と声をかけると舞台が暗転し、映画の映像を流す演出で満員の観客を沸かせ続けた。
この記録映画は、当時 76 歳の座長・柄本明を中心とした「東京乾電池」の劇団員たちがまるで家族のように支え合いながら、消耗していく体力とも戦いながら、穏やかに暖かく皆が皆のことを気遣いながら、ひとつひとつの公演を丁寧に重ねていく姿を収めている。観客の皆さんの満足気な嬉しそうな顔の数々が柄本たちのエネルギーの源となる。
本物の映画館とスクリーンを使って行う朗読劇。各地の観客は勿論のこと、劇場主たちも満席になった観客席から起きる笑いを嬉しそうに眺めている。「映画館はその町の“文化”だと思います。今後もこのミニシアターをよろしくお願いします。 」と柄本が締めて公演は終演する。
走って、語って、演じて、弱って、飲んで、食べて、笑った濃密な 1 ヶ月の旅公演に密着した、渾身の記録映画である。

出演:柄本明、西本竜樹、古橋航也、柴田鷹雄、鹿野祥平、松沢真祐美、鈴木寛奈

監督・撮影・編集:竹田正明
企画:荒井晴彦
プロデューサー:小林勝彦、竹田正明、井上淳一

2026年/日本/120分
配給:マジックアワー
©︎KNOCKOUTinc.

公式サイト

5/6(水) アップリンク吉祥寺
李相日 監督『国宝』× 柄本明さん × 竹田正明 監督 アフタートーク


『ミックスモダン』 近日順次上映

【各地でロングランの話題作!ベルリン国際映画祭パノラマ部門選出】

映画『ミックスモダン』は、罪を犯すことでしか自分を感じられなかった少年がお好み焼き屋の夫婦に出会い、生きる意味を見つめていくヒューマンドラマです。監督・脚本は本作が劇場公開初となる藤原稔三。国内の推薦も支援もない中、一般応募から2025 年第 75 回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出という快挙を成し遂げました。更には 2026 年にはフランスでの公開も決定するなど、国際的な評価が高まる中、全国公開が決定しました。

本作は監督の藤原自らの経験をもとに作られた。模範的とは言えない言動をくり返し、多くの間違いを重ねていた十代の頃、周囲には彼を見捨てず、時に厳しくも寄り添いながら支えてくれた大人たちがた。物語に登場する大人たちの眼差しや、少年たちの揺れ動く姿は、監督自身が経験した「支えられる時間」や、そこで出会った実在の人々の姿を土台に描かれている。
藤原は脚本執筆のために多様な現場を取材。本作の題材の核ともいえる大阪のお好み焼き店「千房」(劇中の店名は「木垂る(こだる)」)は、実際に刑務所や少年院出身者の雇用支援を行っている。彼らを支える店のスタッフや関係者、さらには現役の保護司や協力雇用主などにも取材を重ねながら、社会復帰と就労の現実を深く掘り下げ、物語の奥行きを形づくっていった。登場人物それぞれの背景や細かな心の動きが丁寧に作り込まれた映画『ミックスモダン』、ひとりの少年の再出発を通して、今の社会に生きる私たちの姿が静謐な画面に充ちてくる。
撮影の多くは手持ちカメラで行い、ドキュメンタリーのような柔軟さと緊張感を生み出している。照明はできる限り自然光を活かし、日常の空気をそのまま写し取ることで、「現実の手触り」を鑑賞者の中に際立たせる。

〈STORY〉
博之は、妻の園子とお好み焼き屋を営み、元受刑者や少年院出身者を雇いながら
社会復帰の手助けをしているが、1年前の元従業員による事件以来、SNSでの誹謗中傷に悩まされている。少年院の面接で「人生をやり直したい!」と訴えかける勇人を新入社員として採用する。仕事を覚え始めた勇人は、はじめての給料で父親にプレゼントを渡そうと家に戻るが、家族は引っ越していた。勇人はかつての窃盗仲間と連絡を取り、クラブで羽目をはずしてしまう。ショーで踊るユキハに心を奪われる勇人。彼女もまた少年院を出たばかりである。
勇人はユキハに夢中になっていくうち、次第に気がゆるみ店で孤立していく…。

出演:井戸大輝、藤原稔三、常石梨乃、サーシャ、藤田朋子、津嘉山正種、川平慈英
監督:藤原稔三
脚本:藤原稔三、三国鈴

2025年/日本/106分/PG12/※日本語字幕付き
配給:KODARU


『エレノアってグレイト。』 近日順次上映

【初監督!スカーレット・ヨハンソン × 主演 ジューン・スキッブ】

さまざまな人種、民族、文化が共存する街、ニューヨーク。その街角で、底ぬけに明るい老婦人と、母を亡くした学生が「嘘」をきっかけに出逢い、人生の再スタートを切る——。

本作の脚本に心を打たれたスカーレット・ヨハンソンは、キャリア初となる長編監督を務め、プロデュースも兼任。そんな彼女のもとに、一流の俳優とスタッフが集結した。
エレノアを演じるのは、御年96歳のジューン・スキッブ。日本でも大ヒットを記録した『テルマがゆく!93歳のやさしいリベンジ』でテルマを豪快に演じた、あの老婦人だ。エレノアと友情を深める学生ニナを演じるのは、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』や『28年後…』シリーズのエリン・ケリーマン。
撮影監督エレーヌ・ルヴァール(『墓泥棒と失われた女神』、『17歳の瞳に映る世界』)をはじめとした超一流のスタッフたちは、監督スカーレットとともに、観光地ではなく「生活感いっぱい」のニューヨークの風景を追求した。

「嘘」からはじまる最高の友情が、人々の心を動かしていく。愛する祖母に捧げられた、とっておきの物語が、いよいよ日本初公開!

〈STORY〉
長年連れ添った親友の急死で心にぽっかり穴が空いてしまったエレノアは、余生を故郷で過ごすためニューヨークへ。だけど娘はよそよそしく、孫もなにかと忙しい。そんなある日、出掛けた先でふとホロコースト生存者の会に迷い込む。場違いなエレノアは戸惑いながらも、ホロコースト生存者の亡き友が自分だけに語っていた半生を、まるで自分の体験であるかのように話してしまった。ジャーナリスト志望の学生ニナは、その壮絶な過去に胸を打たれ、エレノアに心を開いていく。母を亡くしたばかりのニナとの、年の差をものともしない新しい友情に、エレノアの心も躍る。ところが悪気のない嘘は一人歩きし、大騒動に発展してしまうのだった……。

出演:ジューン・スキッブ、エリン・ケリーマン、ジェシカ・ヘクト、リタ・ゾーハー、キウェテル・イジョフォー
監督:スカーレット・ヨハンソン
脚本:トリー・ケイメン

2025年/アメリカ/98分/ビスタ
配給:東映ビデオ


『メモリィズ』 今夏上映予定

【柄本佑 主演最新作!写真を通して紡ぐ、家族の記憶と記録の物語】

主役・雄太役には柄本佑。『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『火口のふたり』『シン・仮面ライダー』『木挽町のあだ討ち』など多くの主演映画や、2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」などで見せてきた揺れる内面の陰影が、本作でも静かな重みを与えている。父の面倒を雄太に託し、東京で外国人旅行者向けツアーガイドの仕事と子育てを続ける妻・ゆき役には穂志もえか。初主演映画『少女邂逅』ほか数々の作品に出演し、2024年の配信ドラマ「SHOGUN 将軍」にて国内外で多くの評価を集めた。そして雄太の義父・誠役にイッセー尾形。頼るでも断るでもなく、言葉少なに雄太との日々を淡々と過ごす誠役を変幻自在に演じる。

監督・脚本は、本作『メモリィズ』が初の長編作品となる坂⻄未郁。
京都造形芸術⼤学(現:京都芸術大学)在学中に短編映画『すこしのあいだ』でISCA最優秀作品賞、『夜のこと』で最優秀学科賞を受賞し、学生時代から業界の注目を集めてきた。卒業後は石井裕也組の助監督や⼟井裕泰組のメイキングカメラマンとして映画界で活躍し、今作がついに待望のデビュー作となる。

〈STORY〉
雄太が九州の田舎町へとやって来たのは、足を骨折した義父が回復するまで身の回りの世話をするためだった。義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻と娘との間で、スマホで撮った映像を交わす。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる──。

出演:柄本佑、穂志もえか、梅沢昌代、伊佐山ひろ子、成田裕介、占部房子、香椎由字、イッセー尾形
監督・脚本:坂西未郁

2026年/日本/97分/ビスタ
配給:リトルモア
©︎2026LittleMore


『時をかける少女 4K』 今夏上映予定

【細田守監督による記念碑的作品が公開20周年を記念して甦る!】

筒井康隆氏の原作をもとに、現代に生きる少女の等身大の青春と成長を描いた本作。躍動感あふれるアニメーションと瑞々しい物語は多くの観客の心を掴み、2006年7月の公開当時、わずか6館からスタートしながら口コミによって上映館は順次公開ながら全国へ拡大。最終的には延べ100館以上に広がり、約40週にわたるロングラン上映を記録しました。さらに、アヌシー国際アニメーション映画祭での受賞をはじめとする数々の国際的評価を受け、監督・細田守の名を世界に知らしめた記念碑的作品です。

公開から20年を経た今なお、多くのファンを魅了し続ける本作が、4Kによってより鮮明な映像としてスクリーンに甦ります。ぜひこの機会に劇場でご鑑賞ください。

〈STORY〉
待ってられない未来がある。
タイムリープという、過去に飛べる能力を手にした女子高校生の真琴は、自分の過去をやり直していくうちに「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく――。
瑞々しいひと夏を描いた青春物語。

出演:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
原作:筒井康隆

〈特別鑑賞料金〉
大人 1,700円 / 高校生以下 1,000円
※サービスデー、各種割引サービス、ご招待券はご利用いただけません。予めご了承ください。

2006年/日本/100分/※2K上映
配給:KADOKAWA、スタジオ地図LLP、Filmarks
©「時をかける少女」製作委員会2006

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