上映作品・近日上映作品

 

『ブゴニア』 上映中
4月16日(木)終映予定

【アカデミー賞 作品賞・主演女優賞(エマ・ストーン)含む4部門ノミネート】

『哀れなるものたち』で観客を魅了したヨルゴス・ランティモスが、再び誰も見たことのない痛快な傑作を生み出した!製作には、『ミッドサマー』のアリ・アスターと『パラサイト 半地下の家族』製作チームが名を連ね、この最強の布陣が、韓国の伝説的なカルト映画『地球を守れ!』(03)を、これ以上ないほど現代的なエンタメ作にパワーアップ。混沌とした時代を毒気たっぷりのユーモアで描き出す、まさに“今”こそ観たい一本が爆誕した。

物語の幕開けは、女性社長誘拐事件。被害者となるやり手のCEOを演じるのは、ランティモスとは5作目のタッグとなるオスカー俳優のエマ・ストーン。演技の限界を更新し続け、『ラ・ラ・ランド』『哀れなるものたち』でアカデミー賞主演女優賞に2度輝き、誰もたどり着けない境地へと向かう最高峰の俳優だ。対する誘拐犯で陰謀論者のテディには、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の「どの種類のアメリカ人だ?」で観るものを震撼させ、『憐れみの3章』でもゴールデングローブ賞にノミネートされたジェシー・プレモンス。テディの言いなりかと思いきや前代未聞の展開の鍵を握ることになる従弟のドンには、オーディションでランティモスに発見され、これが映画初出演となる新たな才能エイダン・デルビス。

「お前は宇宙人だ」と言い張る、真っ当な会話の成り立たない誘拐犯と、知恵で彼らを言いくるめようとする人質ミシェルのやり取り。「助かりたければ地球から撤退せよ」という支離滅裂な要求をする犯人を相手に、世界に名をはせるカリスマCEOのミシェルはどう切り抜けるのか——?二転三転する駆け引きの果てに、物語は全く予期せぬ、まさかの展開へと発展していく。意外で衝撃的、痛快すぎるラストが待ち受ける、前代未聞の誘拐サスペンス!!

〈STORY〉
人気絶頂のカリスマ経営者として脚光を浴びるミシェル(エマ・ストーン)が誘拐された。犯人は、陰謀論に心酔するテディ(ジェシー・プレモンス)とドン(エイダン・デルビス)の2人組。ミシェルが地球を侵略しにきた宇宙人だと信じてやまない彼らの要求はただ一つ。「地球から手を引け」彼らの馬鹿げた要望を一蹴するミシェルだが、事態は思わぬ方向へと加速していき——。

出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、エイダン・デルビス
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:ウィル・トレイシー
製作:アリ・アスター

2025年/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ/118分/ビスタ/PG12
配給:ギャガ
©FOCUS FEATURES LLC.

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『ブルームーン』 上映中

監督 リチャード・リンクレイター×主演 イーサン・ホークの黄金タッグ】

実在した伝説の作詞家、ロレンツ・ハート。本作が描くのは、彼の人生を変えた”たった一夜”の物語。1943年3月31日。パートナーで作曲家のリチャード・ロジャースによる単独舞台『オクラホマ!』の初日公演は大成功。拍手喝采、祝杯、余韻。その光の中心で、ハートは才能の影と恋の痛みに向き合っていた。熱狂の夜。沈黙の夜。そして、決意の夜。キャリアも友情も恋も一夜にして変わっていく。

海外ではすでに絶賛の嵐。「切なく、ユーモラスなバレンタイン」「知性と魂の賛歌。ホークはその全てを体現した」と評され、各国の映画祭で22ノミネート・8受賞を果たした。さらにゴールデングローブ賞では作品賞と主演男優賞の2部門にノミネートされ、本年度アカデミー賞でもオリジナル脚本賞、主演男優賞の2部門にノミネートされ、受賞への期待が高まっている。

監督は「“ビフォア”三部作」 、『6才のボクが、大人になるまで。 』などアカデミー賞に 5 回ノミネートされたリチャード・リンクレイター。主演には監督と長年タッグを組んできた名優イーサン・ホークを迎え、実在したブロードウェイの伝説的な作詞家ロレンツ・ハートを演じる。これまでのイメージからは想像し難い年配の男性の風貌をまといながらも、人物像を完全に体現し、圧巻の演技を披露。ハートが思いを寄せるエリザベス役には、『サブスタンス』での強烈な“狂演”でも大きな注目を集めたマーガレット・クアリー。ハートが信頼を寄せる相談相手、エディ役には『アイリッシュマン』や『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』などの話題作に出演するボビー・カナヴェイル。そして、ハートのかつての相棒であるリチャード・ロジャース役をアンドリュー・スコットが演じており、本作で第75回ベルリン国際映画祭 最優秀助演俳優賞(銀熊賞)を受賞している。

〈STORY〉
作曲家・リチャード・ロジャースが、長年タッグを組んでいた作詞家・ロレンツ・ハートに代わる新たな相棒と組んだ初めてのミュージカル、『オクラホマ!』の初演の夜、1943年3月31日。ハートはブロードウェイのレストラン「サーディーズ」で行われたパーティに招待されていた。伝説の作詞家と評される彼が過ごすパーティでの一夜。夜が明ける頃、彼が見つけたものは、何だったのか。

出演:イーサン・ホーク、マーガレット・クアリー、ボビー・カナヴェイル、アンドリュー・スコット
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:ロバート・キャプロウ

2025年/アメリカ/100分/シネマスコープ
配給:ロングライド
© 2025 FUNNY VALENTINE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.


『ハムネット』 上映中

【アカデミー賞 作品賞・監督賞・主演女優賞 8部門ノミネート!】

『ノマドランド』(20)で、第93回アカデミー賞® にて作品賞、監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督の最新作で、第50回トロント国際映画祭にて観客賞(最高賞)を受賞した本作。2020年に発表され、英女性小説賞、全米批評家協会賞を受賞し、世界から喝采を浴びたマギー・オファーレル著の同名小説「ハムネット」の実写映画化である。
舞台は16世紀イギリスの小さな村。森を愛し、薬草の知識に優れ、不思議な力を宿した妻アグネス・シェイクスピアと、劇作家としてロンドンで活動する夫ウィリアム・シェイクスピア、そしてその3人の子どもたちが描かれる。ロンドンへ単身で出稼ぐ夫を尊重し、父親不在のなかで子どもたちを守り奮闘するアグネスだったが、あるとき一家に大きな不幸が降りかかる――。
数々の傑作を世に残し、時代を超えて世界中から愛されているウィリアム・シェイクスピアとは、どんな息子であり、夫であり、父であったのか。彼と共に愛と悲劇を経験した妻アグネスの視点を通して、“ いかにして不朽の名戯曲「ハムレット」が誕生したか” を繊細な観察眼で見事に描き出した物語である。

アグネス・シェイクスピアを演じるのは、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のジェシー・バックリー、ウィリアム・シェイクスピアを演じるのは『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のポール・メスカル、その他、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィンなど実力派たちが脇を固める。
製作には、スティーヴン・スピルバーグとサム・メンデスが名を連ね、本年度賞レースを席巻する珠玉の1作。

〈STORY〉
1580年、イギリスの小さな村。革手袋屋の息子として生まれ、普段は子供たちに語学を教えているウィリアム・シェイクスピア(ポール・メスカル)は、ある日、教室の窓辺から見かけた鷹を操る女性に心惹かれる。
彼女の名はアグネス(ジェシー・バックリー)。森を愛し、薬草の知識に優れ、未来を見通す不思議な力を持つ神秘的な女性だ。
やがて2人は恋に落ち、アグネスは妊娠。両家の反対を押し切り結婚する。長女スザンナが誕生した矢先、ウィリアムは作家として成功を掴むために単身ロンドンへ出稼ぐことになる。その後、双子の長男ハムネットと次女ジュディスが誕生し、アグネスは、夫不在で3人の子育てや家事に奮闘していた。それは、つつましくも幸せな日々だった。
しかし、あるとき一家が暮らす村に不穏な空気が流れ込む。それは、アグネスと子供たちにある悲劇をもたらすものだった――。

出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン

監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ、マギー・オファーレル
製作:スティーブン・スピルバーグ、サム・メンデス

2025年/イギリス/126分/16:9
配給:パルコ ユニバーサル映画
©2025 FOCUS FEATURES LLC.

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『14歳の栞』【2026年再上映】
4月17日(金)〜4月30日(木)2週間限定上映

【劇場でしか観られないドキュメンタリー2作品をアンコール上映!】

中学2年生、14歳。「14歳の栞」は大人でもなく、子供でもない年齢である35人の生徒に密着し、中学3年生になる直前の3ヶ月をありのまま切り取った青春リアリティ映画です。
学校を休みがちなクラスメイトへの思い、告白の瞬間、友達に隠している秘密…など、彼らにとってかけがえのない14歳の瞬間が詰め込まれています。性格やクラスでの立ち位置など、全く違うはずなのに、彼らが語るどの言葉もどこか自分と重なり、共感してしまいます。ひとクラスに詰め込まれた35人分の物語を俯瞰するという、“誰もが通ってきたのに、まだ誰も見ることができなかった景色”を体験できる作品です。

監督は「ハロー!ブランニューワールド」を手掛けた竹林亮、企画は同作品でもタッグを組んだ栗林和明が務めます。主題歌には、ボーカルの尾崎世界観率いるクリープハイプの人気楽曲「栞」を起用。本作の着想のきっかけともなったこの曲は、“後悔を捨てて進むのではなく、後悔と共に進む”ことに光を当てた曲。子供でも大人でもない時期の、あいまいな感情の狭間で揺れる14歳の中学生たちの日常を鮮やかに彩ります。また、冒頭のナレーションはタレント・女優のYOUが務めます。

〈STORY〉
とある中学校の3学期、「2年6組」35人全員に密着し、ひとりひとりの物語を紐解いていく 青春リアリティ映画。劇的な主人公もいなければ、大きなどんでん返しもない。

学校で眠ってばかりいるのに、家ではお菓子作りに勤しんでいる男の子。
お調子者で「ウルサイ」のに、デートに行くとぜんぜん話さない男の子。
「キャラを変えたい。できれば子供からやり直したい」と嘆く、地味で無口な女の子。

そこには、非行少年も、家出少女も登場しません。 ただその誰もが、いまの私たちと同じようにわかりにくい問題にぶつかり、解決の仕方もあ いまいなままに、前へ進んでいきます。 全くの他人であるはずなのに、その1人1人にどこか自分が重なり、気づけば目が離せなく なってしまう。 あのころ私たちは、どんな人が好きで、どんな人が嫌いで、何に傷ついて、何に悩んで、何 を決意して、何を夢見ていたのか。そんな記憶と感情が、次々と溢れかえっていきます。

この映画には「誰もが通ってきたのに、まだ誰も見たことがなかった景色」があり、そして、普通の映画を観るのとは全く違う「心のタイムマシーンに乗るような体験」が待っています。すべてが慌ただしい世の中だからこそ、一度立ち止まり、いつでもあの頃の気持ちに立ち返るための「栞」をはさんでもらうための映画です。

監督:竹林亮(『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』『大きな家』)
企画・プロデュース:栗林和明

主題歌:クリープハイプ「栞」(ユニバーサル シグマ)

2021年/120分/日本/16:9
配給:パルコ
©CHOCOLATE Inc.

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『大きな家』【2026年再上映】
4月17日(金)〜4月30日(木)2週間限定上映

【劇場でしか観られないドキュメンタリー2作品をアンコール上映!】

東京のとある児童養護施設。ここで暮らす子どもたちは、死別・病気・虐待・経済的問題など、さまざまな事情によって親と離れて暮らしています。「大きな家」は、そんな子どもたちの葛藤をありのまま切り取った、成長リアリティ映画です。これまで社会で注目されづらかった児童養護施設に真正面からカメラを向け、透明化されてきた子どもたちの心の内を描いています。

親と離れて暮らす子どもたちは、何を想い、何に悩み、どうやって大人になっていくのでしょうか。「大きな家」では、それぞれの子どもの物語を7歳、11歳、14歳…と年齢順に見せ、ひとりひとりに焦点を当てていき、成長の過程を追っていきます。両親やきょうだいへの想いや、生活を身近で支える職員との関係性、学校の友だちとの距離感、将来施設から出たあとの暮らしなど、年齢を重ねるごとに葛藤は変化していくことが明らかになっていきます。

監督は、中学2年生1クラス35人全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』(2021)や、社員全員がタイムループする劇映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022)で 注目を浴びた竹林亮。『14歳の栞』で見出された、些細で忘れてしまいそうな瞬間を切り取る才能が、本作でも開花しました。また『MONDAYS』では、日本映画批評家大賞で新人監督賞・編集賞を受賞。『大きな家』はストイックなドキュメンタリー性も持ちながら、自身の構成・編集力を活かし、児童養護施設という難しいテーマを描いた作品です。

企画・プロデュースを担ったのは、齊藤工。俳優として第一線を走る傍ら、映画監督やプロデューサーとしても活動しています。竹林監督とは旧知の仲で、『14歳の栞』をきっかけに、児童養護施設の映画化に踏み切りました。本作に向けて、齊藤工は「私は、この作品を作るためにずっと映画に関わってきたのかもしれない。そんな、自分の理由になるくらいの作品ができました。」とコメントしています。

配信やパッケージ化は予定しておりませんので、ぜひ劇場でご覧ください。

〈STORY〉
東京のとある児童養護施設。ここでは、死別・病気・虐待・経済的問題など、さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちと職員が日々を過ごしています。家族とも他人とも言い切れない、そんなつながりの中で育つ子どもたちの本音と、彼らを支える眼差しに密着しました。
生きることへの不安。うまく築けない人間関係。変えられないものと、ともに生きていくということ。ここに映っているのは、特別なものではなく、葛藤しながらもたしかに大人になっていく姿と、それを包んでいる、いつか忘れてしまうような日常の景色です。
この映画を観終わったあとは、彼らだけでなく自分が歩んできた道のりをきっと肯定したくなる。そして、あなたの“ふつう”が少しだけ広がり、明日をまた生きていく勇気をもらえる123分です。

監督・編集:竹林亮
企画・プロデュース:齊藤工

2024年/123分/日本/16:9
配給:パルコ
©CHOCOLATE Inc.

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『90メートル』 4月24日(金)より上映

【新進気鋭の監督・中川駿(『か「」く「」し「」ご「」と「』)半自伝的脚本を映画化】

人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った感涙物語『90メートル』。直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説『少女は卒業しない』で商業長編映画デビューを果たし、『か「」く「」し「」ご「」と「』でも高く評価された新進気鋭の監督・中川駿渾身のオリジナル企画を映画化。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。

母・美咲と2人で暮らす高校3年生の藤村佑を演じるのは、スタジオジブリの『君たちはどう生きるか』で主人公声優の座を射止め、ドラマ「ちはやふるーめぐりー」など話題作への出演で注目を集める山時聡真。東京の大学に進学したい気持ちと母のそばを離れるわけにはいかない状況下に置かれ、将来の選択を迫られる等身大の主人公を体現した。母・美咲を演じるのは、自身も子育て中であり、『ディア・ファミリー』『近畿地方のある場所について』と母親役が続く、菅野美穂。日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子を何よりも思いやる母親を熱演。美咲が利用する介護施設のケアマネジャー・下村⾹織役には、女優として活躍の場を広げる西野七瀬。佑の同級生で、親身に寄り添うバスケ部のマネージャー・松田杏花役を南琴奈が、バスケ部の元チームメイト・⼤平翔太役を田中偉登が演じる。

親子が抱くのは、愛するがゆえに生まれる、真逆で矛盾だらけの想い。息子が下す選択と母の本当の願いが交差するとき、揺るぎない親子の愛が、静かに胸を締め付ける。

〈STORY〉
小学生の頃からバスケットボール一筋だった佑。
母・美咲が難病を患ったことで、母子家庭で育った佑は高校2年のときにバスケを辞め、美咲の世話を優先せざるを得なくなる。ヘルパーの支援はあるものの24時間体制ではないため、佑が美咲のケアをしながら家事をこなす日々を送っていた。高校3年生になった今、東京の大学に進学したい気持ちはあるが、美咲を一人にするわけにはいかず、常に手元にある呼び出しチャイムの音が、佑の心を引き留める。その看病が一生続くかのように、自分の夢や希望はすべて諦めかけていたが、担任の先生から自己推薦での受験を勧められる。しかし、日に日に身体の自由を失っていく美咲の姿を見ると、上京したい気持ちを打ち明けられずにいた。

そんなある日、介護施設のケアマネジャー・下村からヘルパーの増員により24時間ケアの体制が整ったことを告げられる。我が子の明るい未来を願う美咲は「お母さん、大丈夫だから。好きなようにしていいからね」と優しく声をかけるが──。

出演:山時聡真、菅野美穂、西野七瀬、南琴奈、田中偉登
監督・編集:中川駿

主題歌:大森元貴「0.2mm」(ユニバーサル ミュージック / EMI Records)

2026年/115分/日本/シネマスコープ
配給:クロックワークス
©2026 映画『90 メートル』製作委員会

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『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
5月1日(金)より上映

【アカデミー賞 作品賞・主演男優賞(ティモシー・シャラメ)9部門ノミネート】

『君の名前で僕を呼んで』(17)『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(24)で20代にして2度のアカデミー賞®主演男優賞にノミネート。本作でもオスカー間違いなしと評される今最も時代に愛される俳優ティモシー・シャラメ。そんな彼が今回演じるのは、卓球の世界チャンピオンになって人生一発逆転を狙う“最高の”最低男!? 監督・脚本を手掛けるのは弟ベニーと共に監督した『アンカット・ダイヤモンド』(19)で批評家から絶賛されたジョシュ・サフディ。実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得て、野心に燃える青年のアドレナリンに満ちた冒険を疾走感とユーモアたっぷりに描出。NY映画祭でサプライズ上映されるや否や「今年最高」「ティモシー史上最高の演技」と熱狂的な賛辞が続出、映画レビューサイトRotten Tomatoesでは97%を獲得し早くも本年度アカデミー賞®の最有力候補として名乗りを上げる。

ティモシーとサフディ監督のもとに集まったキャスト陣も超豪華!6年ぶりのスクリーン復帰となるグウィネス・パルトロウ、人気急上昇中の新星オデッサ・アザイオン、世界的ラッパーであるタイラー・ザ・クリエイターらに加え、マーティの宿敵となる日本人卓球選手のエンドウ役には東京2025デフリンピック卓球男子団体で銅メダルを獲得した川口功人(トヨタ自動車)が抜擢された。
マーティが世界を股にかけて起こす大騒動は、やがて熱を帯びながら心揺さぶるドラマへと変容していく。周囲から軽んじられようと、ひたすら利己的に栄光を追い求めたマーティが最後に見つけた、“夢より大事なもの”とは。50年代の日本を再現した上野恩賜公園で撮影された、手に汗握るクライマックスにも注目だ。

〈STORY〉
女たらしで嘘つきで自己中。だけど卓球の腕前だけはピカ一のマーティ。
NYの靴屋で働きながら、世界チャンピオンになって人生一発逆転を目指す。
そんな中、不倫相手のレイチェルが妊娠、卓球協会からは選手資格はく奪を言い渡される。
万年金欠のマーティはありとあらゆる手を使って選手権への渡航費を稼ごうとするが     

出演:ティモシー・シャラメ、グウィネス・パルトロウ、オデッサ・アザイオン、タイラー・オコンマ、ケビン・オレアリ―、川口功人、アベル・フェラーラ
監督・編集:ジョシュ・サフディ

2025年/149分/アメリカ/シネマスコープ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.

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『ショート・パルス 5つの鼓動』
5月1日(金)より上映

【現代映画を牽引する奇才たちの短編映画5作品を一挙上映!】

日本、アメリカ、ギリシャ、イギリス、イタリア……。現代映画をゆるがす全く新しい感性たちが、短い時間に託した映像のエッジ。国もジャンルも越えて響き合う 5 つの作品が、見る者の身体と感覚を揺さぶる。ひとつひとつの映像に映画の未来が鼓動している。

現代映画を牽引する監督たちによる短編映画 5 本をひとつに束ねた短編集『ショート・パルス 5つの鼓動』が公開決定。世界各地から選りすぐられた本企画は、短い上映時間に込められた強烈な映像表現が観る者の感覚を揺さぶる、刺激的なラインナップとなりました。『哀れなるものたち』や新作『ブゴニア』で世界の注目を集めるヨルゴス・ランティモスや、『関心領域』のジョナサン・グレイザー、『幸福なラザロ』のアリーチェ・ロルヴァケルと写真家・アーティストでも知られる『顔たち、ところどころ』の JR に加え、ロカルノ国際映画祭最優秀短編賞を受賞した新鋭・空音央が『まっすぐな首』を携えて参加。国内外の最前線を走るフィルムメーカーたちの最新作が一堂に会する、見逃せないプログラムとなっています。

特別鑑賞料金
一般:1600円(会員:1300円)
大学・専門学生:1300円(会員:1000円)
その他区分は通常料金通り

2019-2025年/61分
提供:JAIHO 配給:グッチーズ・フリースクール

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〈上映作品〉

『まっすぐな首』
Directed by 空音央(『HAPPYEND』)
ロカルノ国際映画祭 最優秀短編映画賞 受賞

夢から目覚めると、首に激しい痛みが走っていた。女はいつもの朝の支度をしようとするが、日常のささいな動作すら困難で、痛みは容赦なく彼女を蝕んでいく。断片的な記憶、悪夢の残響、そして“動く”という行為そのものとの闘いに引きずり込まれていく、シュルレアリスム的オデッセイ。

出演:安藤サクラ、北方こだち
監督・脚本:空音央
撮影:小田香

2025年/日本、中国/11分


『ニミック NIMIC』
Directed by ヨルゴス・ランティモス(『哀れなるものたち』『ブゴニア』)

妻と3人の子供がいるチェロ奏者の男は、オーケストラのリハーサルの帰り、地下鉄の中で奇妙な女と遭遇する。その女は男の言動を真似して家族に溶け込み始め、男の居場所はなくなっていく。ヨルゴス・ランティモスが描く、静かで不気味な“乗っ取り”の寓意劇。

出演:マット・ディロン、ダフネ・パタキア
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:エフティミス・フィリップ、ヨルゴス・ランティモス

2019年/ドイツ、アメリカ、イギリス/12分


『ザ・フォール THE FALL』
Directed by ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)

フランシスコ・ゴヤ《理性の眠りは怪物を生む》に着想を得た、静かで不穏な短編。吊るされた男、仮面の群衆、息をひそめるような沈黙。秩序と暴力、崇拝と恐怖のあわいに、私たちは何を見るのか。『関心領域』のジョナサン・グレイザーが映像と音で放つ、言葉なき“落下”のビジョン。

出演:ジェームズ・アダムス、スチュアート・アンダーソン
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー

2020年/イギリス/7分
©BBCFilms & AcademyFilms


『ストラスブール1518 STRASBOURG 1518』
Directed by ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)

1518年、ストラスブールの街を突如襲った謎の現象。人々は踊り続け、倒れてもなお踊り、命を落とす者すらいた。「踊りのペスト」と呼ばれたその史実に着想を得て、現代を代表するダンサーたちと“隔離の中で”つくられたコラボレーション作品。

出演:伊藤郁女、ジェルメーヌ・アコニー、ボティス・セヴァ、アンドレイ・ベレジン
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー

2020年/イギリス/10分
©British Broadcasting Corporation and Academy Films 2020. All Rights Reserved


『都市の寓話 An Urban Allegory』
Directed by アリーチェ・ロルヴァケル(『幸福なラザロ』『墓泥棒と失われた女神)& JR(『顔たち、ところどころ』)

プラトンの『洞窟の比喩』では、彼はこう問いかける。もし囚人のひとりが鎖を解き、洞窟の外へ逃れたら、何が起こるのか? そしてもし、その囚人が7歳の小さな男の子だったとしたら? アリーチェ・ロルヴァケルとアーティストJRが生み出す、夢と現実のあわいに浮かぶ静かな映像詩。

出演:ナイム・エル・カルダウイ、リナ・クードリ、レオス・カラックス
監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル & JR

2024年/フランス/21分
© Ad Vitam Films / Social Animals / Arte France Cinéma / 2024


『シンプル・アクシデント/偶然』 5月8日(金)より上映

【世界三大映画祭全ての最高賞を制覇!ジャファル・パナヒ監督最新作】

世界三大映画祭すべての最高賞の制覇を達成した巨匠ジャファル・パナヒ監督最新作。不当に刑務所に投獄された⼈々が、復讐を果たそうと試みる姿をスリリングに、ユーモアたっぷりに描いた復讐劇。監督⾃⾝が⼆度にわたって投獄された経験と、同房で出会った⼈々のリアルな声から着想を得て、物語へ織り込み、類い希なる映画へと昇華。冒頭からノンストップに渦巻く連鎖の中へと引き込まれ、最後まで⽬も⽿もスクリーンに釘付けになる、魂を揺さぶる強烈なスリラーの最⾼峰。

〈STORY〉
かつて不当な理由で投獄されたワヒドは、ある偶然によって、自分の人生を奪った看守に出会う。咄嗟に男を拘束し、荒野に穴を掘り埋めようとするが、男は人違いだと言う。実はワヒドは、男の顔を見たことがなかった。男は、本当に復讐の相手なのか?一旦復讐を中断し、同じ男に拷問された友人を訪ねることにするが…

出演:ワヒド・モバシェリ、マルヤム・アフシャリ、エブラヒム・アジジ、ハディス・パクバテン、マジッド・パナヒ、モハマッド・アリ・エリヤスメール
監督・脚本:ジャファル・パナヒ

2025年/フランス・イラン・ルクセンブルグ/103分/ビスタ
配給:セテラ・インターナショナル
©LesFilmsPelleas


『そして彼女たちは』 5月22日(金)より上映

【カンヌ国映画祭パルムドールを2度受賞のダルデンヌ兄弟最新作!】

若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく……。自分たちなりの「愛」を選択していく少女たちの真っすぐな瞳から目が離せない、希望に満ち溢れた傑作がついに日本上陸。

『ロゼッタ』(99)『ある子供』(05)でカンヌ国際映画祭パルムドール大賞を受賞して以降、全作品がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、世界中で100賞以上を獲得するなど、注目を集め続けてきたダルデンヌ兄弟。本作は第78回カンヌ国際映画祭で『ロルナの祈り』(08)に続き2度目となる脚本賞、エキュメニカル審査員賞をW受賞し、今年度アカデミー賞Ⓡ国際長編映画賞ベルギー代表にも選出。常にひとりの主人公の人生を背中越しに、同じ目線で体験させるかのように映し出してきた彼らが、本作では5人を主人公とする自身初の《群像劇》に挑んだ。これまでと同様に彼女たち一人ひとりが置かれた状況に寄り添い、共に時間を積み重ねるように観客を導いていく手腕は見事だ。キャリア38年、新境地にして真骨頂を鮮やかに示す一作に、各国メディアからも称賛の声が後を絶たない。

〈STORY〉
ジェシカ、ぺルラ、アリアンヌ、ジュリー、ナイマの5人の少女は、若い母親を支援する施設で共同生活を送っている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」――家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている彼女たちは、戸惑い、悩みながら、母になる。なるべき家族像を見いだせず、歩むべき道がわからず、押し寄せる孤独感にもがきながらも、時に誰かに寄り添われ、それぞれの未来を選び取っていく――。愛された記憶を持たなくても、自らの手で「愛する」ことの何たるかをつかみ取っていく少女たちの姿が観る者の心を揺さぶる。

出演:バベット・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン、ジャナイナ・アロワ・フォカン、リュシー・ラリュエル、サミア・イルミ
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

2025年/ベルギー、フランス/104分/ビスタ
配給:ビターズ・エンド
ⓒLes Films du Fleuve – Archipel 35 – The Reunion – France 2 Cinéma – Be Tv & Orange – Proximus – RTBF (Télévision belge) / PhotoⓒChristine Plenus


『今は昔、栄養映画館の旅』 近日順次上映

【柄本明さん率いる劇団東京乾電池の旅公演がキネマに帰ってくる!】

「今は昔、栄養映画館」は劇作家・竹内銃一郎の戯曲で、映画館で映画の完成記念セレモニーをセッティングして開始を待つ中、やり合う監督と助監督の掛け合いを描いた抱腹絶倒の不条理劇。2024 年 11 月に全編を朗読劇として上演。同年 12 月、2025 年 1 月と再演を重ねる中、観劇に訪れた脚本家の荒井晴彦が「映画館で上演したら面白いのでは?」と着想し企画、2025 年 5 月に日本各地の映画館を回る旅公演が始まった。

座長柄本明と東京乾電池の劇団員たちが、たった一台のワゴン車で日本中のミニシアターに移動して公演し、また別の土地のミニシアターに移動して公演する。柄本演じる監督が「よーい、スタート」と声をかけると舞台が暗転し、映画の映像を流す演出で満員の観客を沸かせ続けた。
この記録映画は、当時 76 歳の座長・柄本明を中心とした「東京乾電池」の劇団員たちがまるで家族のように支え合いながら、消耗していく体力とも戦いながら、穏やかに暖かく皆が皆のことを気遣いながら、ひとつひとつの公演を丁寧に重ねていく姿を収めている。観客の皆さんの満足気な嬉しそうな顔の数々が柄本たちのエネルギーの源となる。
本物の映画館とスクリーンを使って行う朗読劇。各地の観客は勿論のこと、劇場主たちも満席になった観客席から起きる笑いを嬉しそうに眺めている。「映画館はその町の“文化”だと思います。今後もこのミニシアターをよろしくお願いします。 」と柄本が締めて公演は終演する。
走って、語って、演じて、弱って、飲んで、食べて、笑った濃密な 1 ヶ月の旅公演に密着した、渾身の記録映画である。

出演:柄本明、西本竜樹、古橋航也、柴田鷹雄、鹿野祥平、松沢真祐美、鈴木寛奈

監督・撮影・編集:竹田正明
企画:荒井晴彦
プロデューサー:小林勝彦、竹田正明、井上淳一

2026年/日本/120分
配給:マジックアワー
©︎KNOCKOUTinc.


『メモリィズ』 今夏上映予定

【柄本佑 主演最新作!写真を通して紡ぐ、家族の記憶と記録の物語】

主役・雄太役には柄本佑。『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『火口のふたり』『シン・仮面ライダー』『木挽町のあだ討ち』など多くの主演映画や、2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」などで見せてきた揺れる内面の陰影が、本作でも静かな重みを与えている。父の面倒を雄太に託し、東京で外国人旅行者向けツアーガイドの仕事と子育てを続ける妻・ゆき役には穂志もえか。初主演映画『少女邂逅』ほか数々の作品に出演し、2024年の配信ドラマ「SHOGUN 将軍」にて国内外で多くの評価を集めた。そして雄太の義父・誠役にイッセー尾形。頼るでも断るでもなく、言葉少なに雄太との日々を淡々と過ごす誠役を変幻自在に演じる。

監督・脚本は、本作『メモリィズ』が初の長編作品となる坂⻄未郁。
京都造形芸術⼤学(現:京都芸術大学)在学中に短編映画『すこしのあいだ』でISCA最優秀作品賞、『夜のこと』で最優秀学科賞を受賞し、学生時代から業界の注目を集めてきた。卒業後は石井裕也組の助監督や⼟井裕泰組のメイキングカメラマンとして映画界で活躍し、今作がついに待望のデビュー作となる。

〈STORY〉
雄太が九州の田舎町へとやって来たのは、足を骨折した義父が回復するまで身の回りの世話をするためだった。義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻と娘との間で、スマホで撮った映像を交わす。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる──。

出演:柄本佑、穂志もえか、梅沢昌代、伊佐山ひろ子、成田裕介、占部房子、香椎由字、イッセー尾形
監督・脚本:坂西未郁

2026年/日本/97分/ビスタ
配給:リトルモア
©︎2026LittleMore


『時をかける少女 4K』 今夏上映予定

【細田守監督による記念碑的作品が公開20周年を記念して甦る!】

筒井康隆氏の原作をもとに、現代に生きる少女の等身大の青春と成長を描いた本作。躍動感あふれるアニメーションと瑞々しい物語は多くの観客の心を掴み、2006年7月の公開当時、わずか6館からスタートしながら口コミによって上映館は順次公開ながら全国へ拡大。最終的には延べ100館以上に広がり、約40週にわたるロングラン上映を記録しました。さらに、アヌシー国際アニメーション映画祭での受賞をはじめとする数々の国際的評価を受け、監督・細田守の名を世界に知らしめた記念碑的作品です。

公開から20年を経た今なお、多くのファンを魅了し続ける本作が、4Kによってより鮮明な映像としてスクリーンに甦ります。ぜひこの機会に劇場でご鑑賞ください。

〈STORY〉
待ってられない未来がある。
タイムリープという、過去に飛べる能力を手にした女子高校生の真琴は、自分の過去をやり直していくうちに「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく――。
瑞々しいひと夏を描いた青春物語。

出演:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
原作:筒井康隆

〈特別鑑賞料金〉
大人 1,700円 / 高校生以下 1,000円
※サービスデー、各種割引サービス、ご招待券はご利用いただけません。予めご了承ください。

2006年/日本/100分/※2K上映
配給:KADOKAWA、スタジオ地図LLP、Filmarks
©「時をかける少女」製作委員会2006

 

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