『トロフィー』 上映中
8月13日(木)終映予定
【是枝監督と西川監督の系譜を継ぐ新鋭・孫明雅 監督 長編デビュー作】
近くても分かり合えない父との関係、朝鮮舞踊に対する社会からの視線。そして思春期ならではの未熟さ。波立つ少女の日常と心を美しく繊細な感性で紡ぎ出した映画『トロフィー』が誕生した。
本作を手がけたのは、是枝裕和監督や西川美和監督のもとで監督助手として経験を積み、長編映画初監督となる新鋭・孫明雅(そん みょんあ)監督。「あなたの中にある爆弾を作品にしてみたら?」という西川美和監督からの言葉をきっかけに、本作品の制作を決意したという孫監督は、自身も在日コリアン3世であり、朝鮮学校に通っていた。その経験や葛藤の記憶を出発点に、少女・ソヒと、その周りの大人たちの日常を丁寧に美しく描き出した。是枝監督、西川監督の精神を受け継ぎながらも、自身の経験や新たなる視点を元に新しい風を吹かせる、鮮烈なデビュー作だ。
主人公・ソヒを演じ、圧倒的な透明感を放つのは、自身も在日コリアンのルーツを持つ 新人俳優・恒那(はんな)。250人のオーディションから選ばれ、本作が映画初主演となる。踊り未経験から1年におよぶ稽古を経て、本作の重要な要素でもある“朝鮮舞踊”までもを見事に演じ上げた。
さらにソヒの父・サンジュ役には、是枝裕和監督の『ワンダフルライフ』で俳優デビューし、数々の社会派作品で確かな存在感を刻んできた俳優・井浦新、母・ミリョン役には、モデルとして培った唯一無二の佇まいと繊細でリアルな感情表現をあわせ持つ市川実和子、朝鮮舞踊部の先生役には、自身も朝鮮舞踊経験者のちすん、そして朝鮮学校の担任役は、国内外問わず活躍の幅を広げる笠松将と、実力派俳優陣が集結して、ソヒを取り巻く日常の世界に深みを出していく。
『パッチギ』『GO』『かぞくのくに』といった在日コリアンを描いた作品の公開から時を経た2026年。映画『トロフィー』は、みずみずしさと静かな強さ、温かさを持ったひとつの物語として、今、新たに立ち上がる。
〈STORY〉
在日コリアンのルーツをもつ14歳の少女・ソヒは朝鮮学校に通い、部活で朝鮮舞踊に打ち込む日々を送っている。ある日、日本学校との交流会で日本人の未来とK-POP好きという共通点で仲良くなり、ソヒは少しずつ外の世界と繋がりを持っていく。そんな中、ふたりは推しのK-POPアイドルのライブチケット代を稼ぐために、ソヒの家にある不用品をフリマサイトで売ることに。そこで意外にも高値で売れたのは、朝鮮学校の校長である父・サンジュが持っていた一枚の北朝鮮のCDだった。それに味をしめたソヒたちは、サンジュが祖国・北朝鮮から授与された“勲章”までも売ってしまうー。
出演:恒那 / 梨里花、原田花埜、禾本珠彩、千就、ちすん、笠松将 / 市川実和子 / 井浦新
監督・脚本:孫明雅
2026年/日本/102分/
配給:K2 Pictures
©2026 K2 Pictures.
『シラート』 上映中
【カンヌ国際映画祭 審査員賞他4冠!全国で話題沸騰中の衝撃作】
失踪した娘を探すため、父と息子は砂漠のレイブパーティに参加するが…。
巨匠ペドロ・アルモドバルがプロデューサーとして名を連ねることも話題の本作は、スペイン出身のオリベル・ラシェ監督が描き出すダイナミックで奇想天外なストーリーとクールなダンスミュージックが融合し、極上の映画的興奮を呼び覚ます!
カンヌ映画祭で審査員賞ほか4冠を達成した本作は、現在賞レースを爆走中!
ヨーロッパ映画賞では最多ノミネートで5冠受賞、スペインのアカデミー賞であるゴヤ賞では最多受賞の6冠を達成。米アカデミー賞では5部門でショートリスト入りし、国際長編映画賞のほか、女性だけで構成された音響チームとして史上初めて米アカデミー賞音響賞へのノミネートを果たした。
また、本国スペインで異例の大ヒットを遂げた後、フランス、イタリアなど公開の始まった各国で立て続けに大ヒット。「『マッドマックス』越えの衝撃体験!!!」「こんな映画は観たことない」「本年度ベスト」という意見が後を絶たず、観客、批評家の双方から熱狂的な支持を集めている。
絶対に予測のつかない衝撃の展開に世界が熱狂した息を呑む傑作だ。
〈STORY〉
砂漠で行われるレイブパーティに参加したまま失踪した娘を探すため、父ルイスと息子エステバンは、モロッコの山岳地帯から砂漠の奥深くへと車を走らせる。
行き着いたのは、現実と幻覚が混濁するような野外レイブのカオス。
耳をつんざく重低音、赤い照明の海、沈黙を貫く父親の背中。
だがそこにはすでに娘の姿はなく、父と息子は、レイブの参加者グループを追って、娘が向かったと思われる次のレイブ会場を目指すことになるが……。
出演:セルジ・ロペス、ブルーノ・ヌニェス・アルホナ
監督:オリベル・ラシェ
脚本:オリベル・ラシェ、サンティアゴ・フィジョル
製作:ペドロ・アルモドバル
2025年/スペイン、フランス/115分/ビスタ/PG12
配給:トランスフォーマー
© 2025 LOS DESERTORES FILMS, A.I.E., TELEFÓNICA AUDIOVISUAL DIGITAL, S.L.U.,FILMES DA ERMIDA, S.L., EL DESEO DA, S.L.U., URI FILMS, S.L.,4A4
『サヨナラの引力』 上映中
【韓国で共感と感動を呼び口コミで大ヒット!社会現象となった話題作】
青春を輝かせた忘れられない恋、人生の選択を描いた『サヨナラの引力』。2025年12月末に韓国で公開され、公開2週目以降、口コミで順位を伸ばし、3週にわたり週末興行ランキング1位を記録。観客動員260万人を突破し、多くの共感を集めロングランヒットとなった話題作が、待望の日本公開を迎える!まばゆいばかりの若い恋と痛切な別れ、そして予期せぬ再会。
20代のきらめく青春期から落ち着きのある30代へと変化していく男女を演じるのは、人気実力派俳優のク・ギョファンとムン・ガヨン。二人の繊細でリアルな演技に引き込まれる。ムン・ガヨンは、本作でジョンウォンの成長と葛藤を繊細に表現した演技が高く評価され、韓国のゴールデングローブ賞とも称される第62回百想芸術大賞 映画部門・最優秀演技賞(女性)を受賞した。『82年生まれ、キム・ジヨン』で注目を集めたキム・ドヨン監督が、感情の機微を丁寧にすくいとり、心揺さぶる美しいシーンを重ね、新たな恋愛映画の傑作を誕生させた。
過ぎ去った日の愛とノスタルジーを呼び起こすだけでなく、サヨナラの先にある希望も描く。いくつもの選択を重ねてきた大人たちに贈る、人生が愛おしくなる感動作だ。
〈STORY〉
2008年の夏、ソウル。大学生のウノとジョンウォンは長距離バスの中で運命的に出会う。ゲーム作家を夢見るウノと、建築家に憧れるジョンウォン。夢と不安を抱えた都会の日々の中で支え合ううちに、二人はやがて恋に落ち、深く愛し合う。しかし、若さゆえに抗えない現実の厳しさから、別れを選ぶ――。それから10年が経った2024年の夏、二人はソウル行きの飛行機で偶然再会する。あの頃の思い出を振り返る中で、ウノはずっと胸の奥にしまっていた問いをジョンウォンに投げかける。「もしもあの時…」。
出演:ク・ギョファン、ムン・ガヨン、シン・ジョングン、イ・サンヨプ
監督:キム・ドヨン
2025年/韓国/115分/2.00:1
配給:日活/KDDI
© 2025 KC VENTURES CO., LTD AND K WAVE MEDIA LTD ALL RIGHTS RESERVED.
『ヌーヴェルヴァーグ』 8月14日(金)より上映
【名匠リンクレイターがゴダール『勝手にしやがれ』誕生秘話を映画化】
ヌーヴェルヴァーグ=新しい波。1950年代後半のフランスで台頭した新世代の監督たちが、既存のルールに縛られず、ノンプロ俳優を起用し、ロケーション撮影と即興演出を実践していった映画運動。そうして世に出た作品群は、それまでの映画とはまったく異質の躍動感とみずみずしさを獲得し、巨大な波となって世界中の映画人に多大な影響を与えた。
そんなヌーヴェルヴァーグの“決定打”として語り継がれる金字塔が、ジャン=リュック・ゴダールが28歳の時に撮った『勝手にしやがれ』だ。映画史上に革命を起こした傑作は、いかにして誕生したのか。『ビフォア』シリーズ3部作、『6才のボクが、大人になるまで。』など、幾多の名作を手がけてきたリチャード・リンクレイター監督が初の仏語作品に挑んだ最新作は、まさに“伝説が生まれた瞬間”を映画化した驚くべき作品である。
ゴダールは映画史上において神格化された存在だが、本作の背景となった1959年における彼はまだ“何者でもない”若者だった。監督はそんなゴダールと仲間たちが無謀とも思える挑戦に身を投じていく姿を通して、映画作りの喜びと創作の素晴らしさをヴィヴィッドに映像化。“今その瞬間を生きる若者”をフィルムに焼きつけようとしたゴダールの精神を受け継ぎ、現代の若い世代の観客も共感しうる刺激的な青春群像劇へと結実させた。そのチャレンジングな試みには、「映画を観た若者が“自分も映画を撮りたい”と思ってくれれば本望だ」という監督の願いがこめられている。
そしてヌーヴェルヴァーグの空気を今に伝える本作には、作り手の並々ならぬこだわりが詰まっている。当時の映像スタイルを模したアスペクト比のモノクロ映像、VFXをも投入して細部まで再現したノスタルジックなパリの街並み、緻密に仕立てられた衣装と美術。さらに、作品の成否の鍵を握るキャスティングの絶妙さにも目を見張らずにいられない。オーディションによってゴダール役とジャン=ポール・ベルモンド役を射止めたギヨーム・マルベック、オーブリー・デュランは、何とこれが長編デビューとなる新人俳優。ヌーヴェルヴァーグの象徴的なヒロインとなったジーン・セバーグ役には、『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』でリンクレイターと組んだゾーイ・ドゥイッチが抜擢された。このうえなく豊かな表情と仕種、戯れ合うようなやり取りを披露する3人のアンサンブルから目が離せない。
〈STORY〉
フランソワ・トリュフォーの長編デビュー作『大人は判ってくれない』が、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した 1959年。その夏、批評誌カイエ・デュ・シネマで執筆活動をしていたジャン=リュック・ゴダールは、ジャン=ポール・ベルモンドとアメリカの若手女優ジーン・セバーグを主演に起用した念願の初長編映画『勝手にしやがれ』に着手する。
ところがゲリラ撮影や即興演出を好むゴダールの型破りなやり方に、周囲は困惑を隠せない。それでも映画作りの夢と情熱を共有した現場は熱気に満ちあふれ、誰ひとり完成形を想像しえないまま、のちに伝説となるクライマックスの撮影へと突き進んでいくのだった…。
出演:ギヨーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・デュラン
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:ホリー・ジェント 、 ヴィンス・パルモ
2025年/フランス/106分/アカデミー
配給:AMGエンタテインメント
© 2025 ARP – Detour Development LLC ©JeanLouisFernandez
『ヌーヴェルヴァーグ』上映記念
ジャン=リュック・ゴダール 傑作2週連続上映①
『勝手にしやがれ 4Kレストア版』
8月14日(金)〜8月27日(木)2週間限定上映
【何者でもなかった若者3人が映画史に革命を起こした恐るべき傑作!】
28歳のゴダール、26歳のベルモンド、20歳のセバーグが、映画に革命を起こした。クエンティン・タランティーノ、トニー・スコット、リチャード・リンクレイター、ラース・フォン・トリアー、テレンス・マリック、ウディ・アレン、ウォン・カーウァイ…全世代の映画人に圧倒的な影響を及ぼし続けるヌーヴェル・ヴァーグ不滅の金字塔!
〈STORY〉
警官を殺してパリに逃げてきた自動車泥棒の常習犯ミシェル。アメリカ人の留学生で、南仏の海岸で出会いベッドを共にしたパトリシアに会いに行くが、記者志望の彼女は新聞社の男に会いに行ってしまう。彼女の家に無断で忍び込んだミシェルは翌朝、パトリシアと他愛ないひと時を過ごすが、新聞に「警官殺し逃走犯」として大きく顔が載り、次第に追い詰められていく…。
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ、ダニエル・ブーランジェ 、ジャン=ピエール・メルヴィル
監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール
1960年/フランス/90分/スタンダード
配給:オンリー・ハーツ
© 1960 STUDIOCANAL – Société Nouvelle de Cinématographie – ALL RIGHTS RESERVED.
『ヌーヴェルヴァーグ』上映記念
ジャン=リュック・ゴダール 傑作2週連続上映②
『気狂いピエロ 2Kレストア版』
8月21日(金)〜9月3日(木)2週間限定上映
【35歳のゴダールが長編10作目で到達したヌーヴェルヴァーグの頂点!】
自由!挑発!疾走!目くるめく引用と色彩の氾濫。饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、『勝手にしやがれ』で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作!
〈STORY〉
フェルディナンは、金持ちの妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていた。ある夜、夫婦がパーティに出かけるため、幼い娘のベビーシッターがやって来る。彼女はなんと、かつての恋人マリアンヌだった。パーティを抜け出し、1人で帰宅したフェルディナンは、彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。翌朝目覚めると、彼女の部屋に、首に鋏を突き立てられた男の死体が。驚く彼とは裏腹に、平然と朝食を作り歌うマリアンヌ。フェルディナンは、訳は後で話すという彼女と一緒に、着の身着のままでパリを後にし、マリアンヌの兄がいる南仏へ向かうが…。
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ、サミュエル・フラー、ジャン=ピエール・レオ
監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール
1965年/フランス/110分/シネマスコープ
配給:オンリー・ハーツ
©1965 STUDIOCANAL / SOCIETE NOUVELLE DE CINEMATOGRAPHIE / DINO DE LAURENTIS CINEMATOGRAPHICA, S.P.A. (ROME). ALL RIGHTS
『パプリカ』4Kリマスター版 8月21日(金)より上映
【監督 今敏 × 原作 筒井康隆 × マッドハウス 公開20周年で甦る!】
「夢が犯されていく──」
監督 今 敏×原作 筒井康隆×制作 マッドハウスによる≪夢≫のコラボレーション!
各国の映画祭でも高い評価を受けた、映画史上に輝く名作アニメーション『パプリカ』。
今 敏の緻密で豪華な映像美と、平沢進の音楽世界…。4Kリマスターにより更に輝きを増した本作が、公開20周年である2026年──ふたたび全国のスクリーンを侵食します!
圧倒的な映像美と独創的なアイデアによって描き出される、無意識の世界と人間の深層心理。
現実と夢が交錯する映像表現は、色褪せず鮮烈な驚きと興奮をもたらします。
〈STORY〉
精神医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる画期的テクノロジーDCミニが盗まれた。それを機に研究員たちは次々に奇怪な夢を見るようになり、精神を冒されていく。謎の解明に挑む美人セラピスト千葉敦子は、極秘のセラピーを行うため、性格も容姿もまったく別人の夢探偵パプリカに姿を変え、クライアントの夢の中へと入り込む。しかし、狂ったイメージに汚染された夢の中では、おぞましい罠がパプリカを待ち受けていた…。
出演:林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹
監督:今敏
脚本:水上清資、今敏
原作:筒井康隆
〈特別鑑賞料金〉
一律:1,700円
※特別興行につきサービスデー、各種割引サービス、ご招待券はご利用いただけません。予めご了承ください。
2006年/日本/90分/ビスタ/※2K上映
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、Filmarks
©2006 MADHOUSE/Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.
『私はあなたを知らない、』 8月28日(金)より上映
【中野量太 監督『湯を沸かすほどの熱い愛』 10年ぶりのオリジナル脚本で挑む最新作】
日本アカデミー賞ほか数々の映画賞を席巻した『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督が、10年ぶりに完全オリジナル脚本で挑んだ映画『私はあなたを知らない、』。愛する人を殺めてしまうという重い罪を犯した孤独な青年と、母を奪われた娘が13年の時を経て対峙する本作は、“家族”をテーマに作品を撮り続けてきた中野監督が、日仏共同製作でたどり着いた圧巻の新境地である。「母を殺した男」と「被害者の娘」という、本来交わるはずのない二人の運命をサスペンス形式で映し出し、「知る/知らない」をめぐる優しさと残酷さを、ユーモアと愛に満ちた視点で描く。
狂おしいまでに“家族”という幸せの形を追い求め、破滅へと向かっていく主人公・西山夕平を演じるのは、日本のみならずグローバルに活躍を続ける俳優・坂口健太郎。温もりへの執着の果てに罪を犯してしまう青年を、圧倒的な繊細さと確かな存在感で体現し、観る者の倫理観を揺さぶる。彼が想いを寄せるシングルマザー・紗月の娘で、後に運命を大きく動かすヒロイン・朝子に、映画『違国日記』での演技が高く評価され、ブルーリボン賞新人賞を受賞した早瀬憩。朝子を何不自由なく育てようと懸命に生きる母親・紗月役には、映画『君のクイズ』など話題作への出演が続く堀田真由。さらに、幼少期の朝子を演じる倉田瑛茉、事件当時の弁護士役に滝藤賢一、朝子の祖母役に原田美枝子を据え、物語にさらなる奥行きを与えている。
あの日、一体何があったのか。夕平は何を思っていたのか。封印していた過去の記憶と「知りたくなかった真実」に触れたとき、2人が下した決断に涙があふれ出す。決して許されない罪をどう償うか、そして赦すことができるのか。その先にある再生の光を静かに提示する、感動のヒューマンサスペンスが誕生した。
〈STORY〉
西山夕平(28)は天涯孤独の身。粛々と働き、自分の中で決められたルーティンで生活をし、たった一人のその環境を寂しいとも感じずに生きてきた。
職場にやってきた新しいパート職員・紗月と出会うまでは。
彼女と出会い、生きる喜びを得て夕平の毎日は輝いていった。そしてある日、紗月から自分の5歳の娘・朝子を紹介される。彼女は実はシングルマザーだった。
紗月と朝子との生活で、これまで知らなかった“家族”という幸せの形に触れ、夕平は心を開放していくが・・・。
出演:坂口健太郎、早瀬憩、堀田真由、倉田瑛茉、滝藤賢一 / 原田美枝子
原案・脚本・監督:中野量太
2026年/日本、フランス/126分/シネマスコープ
配給:クロックワークス
©IDKYPs./Pyramide Productions
ギヨーム・ブラック監督 特集上映〈ギヨーム・ブラックの夏〉
『また会えるよね』『みんなのヴァカンス』『宝島』
9月4日(金)〜9月17日(木)
2週間限定 日替わり上映
【フランスの俊英ギヨーム・ブラックが描く“ひと夏”の物語を一挙上映】
各作品の上映日時は決定次第発表いたします。
高校時代の友情は、いつまでも続くのでしょうか?
いま分かっているのは、もうすぐ寄宿舎の仲間たちが、彼らの部屋、ドローム川での川遊び、山でのお祭り騒ぎに“さよなら”をするということ。ルイゾンはドレッドヘアを切り落とし、小さな「家族」は離れ離れに。彼らにとって、“別れ”は初めてではありませんが、今回は辛いものになるでしょう……。
2024年カンヌ国際映画祭ACID部門に出品されたギヨーム・ブラック監督の最新作。 前作『リンダとイリナ』と同様、本作も高校生たちの日常を追ったドキュメンタリーであり、喪失や別れの物語となっている。監督は『リンダとイリナ』と本作について、「場所も階層も文化も異なる若者たちを描いているが、この二作品は共通する感情で結ばれている」と、二部作の映画として完成させた。
【ギヨーム・ブラック監督のコメント】
この映画で彼女たちを撮ることを私が選んだのではなく、彼女たちが私を選んだのです。彼女たちの方からやって来て、この場所で、みんなで一緒に生きた証を残しておきたいと言われたのです。彼女たちは一目見て、私がこれまで出会った若者たちや、30年前の私自身ともかけ離れていました。最初、少し懸念もありましたが、その分、興味もそそられました。そして徐々に、彼女たちが成熟していて、自分たちの考えをはっきり述べる特異な才能や、強い政治意識を持っていることがわかりました。彼女たちが、この土地独特の何かを強く体現していると感じました。また彼女たち全員が、まだ口の開いた傷を抱えていることにも気づきました。そして、彼女たちについての映画を作るのではなく、彼女たちと一緒に映画を作るという考えに至りました。このニュアンスの違いはとても重要でした。
監督:ギヨーム・ブラック
2024年/フランス/64分/スタンダード
配給:エタンチェ
© bathysphere productions – 2024
『リンダとイリナ』(『また会えるよね』と併映)
フランス北部の町エナン゠ボーモン。もうすぐ夏休みになる高校では、親友のリンダとイリナがTikTokを撮ったり、家族や将来の悩みを互いに打ち明けたりしています。しかしこの夏、リンダは引っ越します。リンダはイリナに心を開いたことで、別れは複雑になります。夏の始まりに心が沈む二人。彼女たちの友情には何が残るのでしょうか? 過ぎ去る夏の素晴らしい物語。
【ギヨーム・ブラック監督のコメント】
これは絆と友情についての映画で、私に人生の一部を差し出してくれた二人の若い女性、リンダとイリナの知性と感性に多くを負っています。私は、この映画をとても誇りに思っています。
監督:ギヨーム・ブラック
2023年/フランス/38分/スタンダード
配給:エタンチェ
© bathysphere et Le BAL / La Fabrique du Regard 2022
※『リンダとイリナ』+『また会えるよね』を併映/上映時間:102分
『みんなのヴァカンス』
映画『みんなのヴァカンス』は、『7月の物語』(17)に続いて、ギヨーム・ブラック監督がフランス国立高等演劇学校の学生たちと制作した。俳優は長篇映画に出演するのがはじめての学生たちで、スタッフもできるだけ若い人、長編映画に参加したことが少ない人を揃えた。製作にフランス・ドイツ共同出資のテレビ局であるアルテが加わっており、テレビ放映用に企画された作品であったが、その高いクオリティーが評価され、第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出、国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞し、2021年にはフランスで劇場公開された。
ロケ地はパリからおよそ600km南に離れたドローム県の小さな町ディー。撮影スタッフは12人という少人数で、撮影中に町の住人に追い払われることなく、町中を俳優たちと歩いて移動して撮影された。脚本は物語の大筋のみにとどめ、つねにその時の光の変化や撮影現場の雰囲気を作品に取り込めるように、撮影での即興の余地を残したという。
〈STORY〉
夏の夜、セーヌ川のほとりで、フェリックスはアルマに恋をする。夢のような時間を過ごすが、翌朝、アルマは家族と共にヴァカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは、親友のシェリフ、相乗りアプリで知り合ったエドゥアールを道連れ に、アルマを追って南フランスの田舎町ディーに乗りこんでいく。自分勝手で不器用なフェリックスと、生真面目なエド ゥアール、その仲を取り持つ気の優しいシェリフ。サイクリング、水遊び、恋人たちのささやき。出会いとすれちがい、友情の芽生え…。3人のヴァカンスも、みんなの ヴァカンスも、まだはじまったばかり──。
出演:エリック・ナンチュアング、サリフ・シセ、エドゥアール・シュルピス
監督:ギヨーム・ブラック
2020年/フランス/100分/ヨーロピアンビスタ
配給:エタンチェ
©2020–Geko Films–ARTE France
パリ近郊セルジー゠ポントワーズにあるレジャーアイランド。 ここはある者には冒険、誘惑、危険を冒す場所。またある者には避難、逃避の場所である。 世界の喧騒とどこかで共鳴しながら、歓喜あふれる遊泳場から人目につかない秘密の片隅、そして子供たちの夢見る王国まで、今ひと夏の探検がはじまる。
【ギヨーム・ブラック監督のコメント】
おそらく私は無意識に、人々の間にある境界を抹消し、共通点を探すため映画を作るようになったのだと思います。この場所には様々な境遇の人たちが訪れます。すべての人たちが同じような子供時代や可能性を与えられたわけではありません。むしろその逆です。それでも、すべての人たちが、夏の一日、ヴァカンスの一日が引き起こす感動や感情によって一つの共同体を成しています。一年のこの時期だけ、様々な境遇にいる人たちの出会いが可能になるのです。 日々の生活でとても残念に思うのは、私たちは無数の運命とすれ違っているのに、それについて本当に何も知らないということです。私たちの生き方が、好奇心、寛容さ、相手を知りたいという気持ちを失わせているのです。それが、この撮影という仕掛けを作ることで、すべての出会いが可能になったのです。
監督:ギヨーム・ブラック
2018年/フランス/97分/ヨーロピアンビスタ
配給:エタンチェ
© bathysphere 2018
『メモリィズ』 9月11日(金)より上映
【柄本佑 主演最新作!写真を通して紡ぐ、家族の記憶と記録の物語】
主役・雄太役には柄本佑。『きみの鳥はうたえる』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『火口のふたり』『シン・仮面ライダー』『木挽町のあだ討ち』など多くの主演映画や、2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」などで見せてきた揺れる内面の陰影が、本作でも静かな重みを与えている。父の面倒を雄太に託し、東京で外国人旅行者向けツアーガイドの仕事と子育てを続ける妻・ゆき役には穂志もえか。初主演映画『少女邂逅』ほか数々の作品に出演し、2024年の配信ドラマ「SHOGUN 将軍」にて国内外で多くの評価を集めた。そして雄太の義父・誠役にイッセー尾形。頼るでも断るでもなく、言葉少なに雄太との日々を淡々と過ごす誠役を変幻自在に演じる。
監督・脚本は、本作『メモリィズ』が初の長編作品となる坂⻄未郁。
京都造形芸術⼤学(現:京都芸術大学)在学中に短編映画『すこしのあいだ』でISCA最優秀作品賞、『夜のこと』で最優秀学科賞を受賞し、学生時代から業界の注目を集めてきた。卒業後は石井裕也組の助監督や⼟井裕泰組のメイキングカメラマンとして映画界で活躍し、今作がついに待望のデビュー作となる。
〈STORY〉
雄太が九州の田舎町へとやって来たのは、足を骨折した義父が回復するまで身の回りの世話をするためだった。義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻と娘との間で、スマホで撮った映像を交わす。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる──。
出演:柄本佑、穂志もえか、梅沢昌代、伊佐山ひろ子、成田裕介、占部房子、香椎由字、イッセー尾形
監督・脚本:坂西未郁
2026年/日本/97分/ビスタ
配給:リトルモア
©︎2026LittleMore
『ナギダイアリー』 9月25日(金)より上映
【カンヌ国際映画祭出品!監督 深田晃司 × 主演 松たか子 × 石橋静河】
ワールドプレミアとなった第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門での公式上映では、約7分間にも及ぶスタンディングオベーションが巻き起こり、「自分らしく生きることの尊さを描いた傑作」、「今年のベスト映画の一本」、「心を奪われた」と海外メディアからも高い評価を集め、日本公開を前に15を超える国と地域での公開が決定している『ナギダイアリー』。メガホンをとったのは、『淵に立つ』、『LOVE LIFE』、『恋愛裁判』など、独自の映画表現で人間の本質を鋭く捉え、カンヌ、ヴェネチアをはじめ世界的な評価を受ける深田晃司監督。岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・平田オリザの代表作「東京ノート」に着想を得て、監督自ら脚本を執筆。岡山県奈義町をモデルとした架空の町「ナギ」を舞台に新たな物語を紡ぎ、9年の歳月を経て完成させた。
主演を務めるのは、日本映画界に欠かせない名優・松たか子。本作では、癒えない喪失を抱えたセクシュアルマイノリティの彫刻家・寄子を圧倒的な存在感で体現。また、東京から寄子のもとを訪れ、彫刻のモデルを務める友梨役に、いま最も注目を集める俳優のひとり石橋静河。キーパーソンの好浩を松山ケンイチが演じるなど、屈指の実力派キャストが集結した。多様な価値観や選択肢で溢れるこの時代。自分で何を選び、どう生きていくか――。観る者の人生観を揺さぶる、唯一無二の人間ドラマが誕生した。
〈STORY〉
自然豊かな町「ナギ」。この地でひとり創作に打ち込む彫刻家の寄子のもとに、弟の元妻で建築家の友梨が、休暇をとって東京から訪れる。義理の“元姉妹”である友梨をモデルに彫刻を制作する数日間。若くして妻を亡くした好浩、その息子の春樹と親友の圭太――。異なる場所で生きる寄子と友梨の再会は、穏やかだったナギの日常に小さな揺らぎをもたらしていく。
出演:松たか子、石橋静河、川口和空、藤原聖、藤間爽子、水間ロン、申瑞季 / 松山ケンイチ
監督・脚本:深田晃司
2026年/日本、フランス、シンガポール、フィリピン/110分/ヨーロピアンビスタ
配給:スターサンズ
© 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ/八朔ラボ/ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.
『大統領のケーキ』 近日順次上映
【カンヌ国際映画祭 新人監督賞他2冠 監督の実体験から生まれた感動作】
アカデミー賞®国際長編映画賞のショートリストに選出され、カンヌ国際映画祭で新人監督賞(カメラ・ドール)、監督週間観客賞の2冠を果たすという、イラク映画史上初の快挙を次々と成し遂げた作品に世界が熱狂!
舞台は1990年代、独裁政権下のイラク。人々が戦争と食糧不足に苦しむなか、フセイン大統領は自身の誕生日を祝うケーキを作るよう、国内の各学校に命じていた。クラスでくじ引きが行われ、9歳の少女ラミアがケーキ係に指名される。もし、用意できなければ重い罰が待っていた。そんな、ニュースでは報道されない知られざる世界を、ハサン・ハーディ監督が自らの体験をもとに描き出す。さらに、キャストは全員が演技未経験者。撮影はイラクで行われ、世界遺産にも登録された南部のメソポタミア湿地帯など、初めて目にする映像がスクリーンに躍る。
未来を恐れず、過去を嘆かず、親友の少年と目の前の困難にひとつずつ向き合うラミア。そのたくましさと生命の輝きが、不安な時代を生き抜くための力をわたしたちに思い出させてくれる。宝物のように大切にしたい物語。
〈STORY〉
大統領の誕生日まであと2日。
祖母と二人で暮らす9歳のラミアは、学校のくじ引きで“名誉ある”「大統領のケーキ係」に選ばれてしまう。フセイン大統領の誕生日に、お祝いのケーキを準備する係だ。
翌朝、ラミアは祖母に連れられて、父の形見の時計と、“友達”の雄鶏ヒンディとともに町へ出かける。だが、日々の食卓も満足に揃えられない祖母の目的はケーキではなく、ラミアを養子に出すことだった。思わず逃げ出したラミアは、自らの手でケーキの材料を集めれば、祖母との暮らしを続けられると信じて、クラスメイトのサイードと協力して町を駆け回る。
十分なお金も時間もなく、あるのは知恵と想像力だけ── はたして、“名誉あるケーキ作り”の行方は?
出演:バニーン・アハマド・ナーイフ、サッジャード・モハンマド・カーセム、ワヒーダ・サーベト、ラヒーム・アルハジ
監督・脚本:ハサン・ハーディ
2025年/イラク、アメリカ、カタール/105分/シネマスコープ/PG12
配給:松竹
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『見えない娘 THE INVISIBLES』 近日順次上映
【監督 竹林亮『大きな家』『MONDAYS』× 主演 毎熊克哉 新感覚SFムービー!】
見えないものがだんだん見えてくる…!?透明人間と旅に出る新感覚SFムービー!
娘は三人。ひとりは、透明。心配性の父と三姉妹が、トラブル続きの旅に出る。
監督は、ドキュメンタリー映画『14歳の栞』(2021)、『大きな家』(2024)や、社員全員がタイムループする劇映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022)(以下、『MONDAYS』)で注目を集めた竹林亮。企画・脚本は、竹林とともにYouTube短編映画『ハロー!ブランニューワールド(動画名:もう限界。無理。逃げ出したい。)』(2019)やリモート演劇「BestFriends.com」(2020)、『MONDAYS』などを手がけ、数々の賞をともに手にした夏生さえりが担当。『MONDAYS』で、タイムループという仕掛けで会社員のくり返される日常をユーモアたっぷりに描いた制作チームによる、「透明人間」を題材にしたハートフルな最新作。
今作で描かれる透明人間は、決して超常的なヒーローでも怪物でもない、生まれつき透明の、ふつうの少女。そんな透明人間の娘をもつ父の姿を通じて、親子の普遍的な葛藤を描く。
演出の要となるのは、透明な三女・ひかりの存在をCGで直接描かないという点にある。この映画を観終わったあとに、「自分はずっと、想像力で透明人間の子どもの姿を感じていたんだ」と、ふと気づくような体験になればいいなと思ったという監督。アナログな手法で最低限の物を動かしたり、あえて見せきらなかったりしながら、透明人間をCGで作り上げるのではなく、クラシックかつ緻密な映画的表現によって制作している。
透明人間の娘をもつ、心配性な主人公・星野学役を務めるのは、ミステリアスな役から強烈なインパクトを残す悪役まで、幅広い役柄をこなす実力派俳優・毎熊克哉。末っ子が透明人間という三姉妹には、三女・ひかり(透明人間)役に鈴木凜子、長女・風子役に近藤華、次女・音々役に矢山花という注目の若手俳優たち。他、寺島進、余 貴美子、友近、濱田祐太郎、宇野祥平、円井わん、浅沼晋太郎、坂口涼太郎、板尾創路、加藤雅也 、映美くららなど、ベテランから個性派俳優まで幅広い魅力的なキャストが揃った。
〈STORY〉
とある島で、ひっそりと暮らす父と三姉妹の家族。この家族には、ちょっと変わった秘密があった。それは、末娘(ひかり)が生まれつき“透明人間”であること。
「このまま何事もなく、みんな一緒に暮らせますように」
娘たちを朗らかに育てた母親が亡くなった後、心配性の父は、三姉妹を人目から隠すように暮らしていた。だが、そんな父の心配をよそに、娘たちは趣味の映画作りにずっと夢中でいつも大騒ぎ。
そんなある日、東京で暮らす大女優の祖母が入院したという知らせが入る。父は、子どもたちの祖母に孫が透明人間であるという秘密をまだ打ち明けられていなかったため、深く悩む。しかし、娘たちの勢いに抗えず、父と三姉妹は、憧れの祖母に会うために東京へと出発することに。
だが、絶対に透明人間だとバレてはいけない旅は、危険と困難だらけ。目まぐるしく起こるトラブル。言いつけを守らない娘たち。父が守り続けてきた家族のかたちが、少しずつ揺らぎはじめる……。
果たして父は、先行き不透明な旅を無事に終えられるのか?
出演:毎熊克哉、鈴木凜子、近藤華、矢山花、寺島進、余 貴美子、友近、濱田祐太郎、宇野祥平、円井わん、浅沼晋太郎、坂口涼太郎、板尾創路、加藤雅也、映美くらら
監督:竹林亮
企画・脚本:夏生さえり、竹林亮
2026年/日本/110分
配給:PARCO、CHOCOLATE Inc.
©︎THE INVISIBLES Production Committee
『ヒンド・ラジャブの声』 近日順次上映
【ヴェネチア国際映画祭 審査員グランプリ他 8冠に輝いた“少女の声”】
2024年1月29日。人道支援組織「赤新月社」のスタッフは緊急電話を受けた。 パレスチナ・ガザ地区で6歳の少女が助けを求めている。 スタッフたちは少女との通話を繋ぎ止めながら、救出するためにあらゆる手を尽くす …。 少女の名前はヒンド・ラジャブ。
監督はアカデミー賞に3度ノミネートされた実績を持つ秀英カウテール・ベン・ハニア。フィクションとドキュメンタリーを行き交い唯一無二の表現をするハニア監督は、当時ニュースやSNSで世界中に拡散されていた“ヒンドの声”を聞いたことをきっかけに映画化を決意。保管されていた実際の音声記録や現地の映像を使用し、極限までリアリティーを追求した物語を構築した。第82回ヴェネチア映画祭では史上最長となる23分のスタンディングオベーションで迎えられ、銀獅子賞を含む驚異の8冠を達成し、アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートを果たすなど世界中の映画祭を席巻。ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラなどの多くの映画人たちが監督の想いに賛同し、プロデューサーに名乗りを挙げている。
その日、一人の少女の“叫び”に懸命に向き合っていた人たちの奮闘や苦悩を、圧倒的な緊迫感で描き出し観る者の心を掴んで離さない、魂が震える衝撃作が誕生した。
〈STORY〉
パレスチナ・ヨルダン川西岸地区にある人道支援組織「赤新月社」の緊急通報センター。そこでは遠く離れたガザ地区からの通報も引き受けており、スタッフたちは日夜、緊急通報の対応に追われていた。
2024年1月29日、ボランティアスタッフが緊急通報を受ける。電話に出たのは6歳の少女だった。助けを求める彼女の名は、ヒンド・ラジャブ。
家族と共にガザから避難しようとしていたところ、車が銃撃され、生き残っているのは彼女ひとりだった。
残された彼女を救出するため、「赤新月社」のスタッフは通話を繋ぎ止め、あらゆる手を尽くすが、状況は刻一刻と悪化していく…
出演:サジャ・キラニ、クララ・クーリー、モタズ・マルヒース、アメル・フレヘル
監督・脚本:カウテール・ベン・ハニア
製作総指揮:ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラ、ジョナサン・グレイザー、アルフォンソ・キュアロン、マイケル・ムーア、スパイク・リー
2025年/チュニジア、フランス/89分/シネマスコープ
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
©MIME FILMS — TANIT FILMS





















