上映作品・近日上映作品

 

『骨なし灯籠』 ご好評につき上映延長中
7月17日(木)終映予定

【先行上映で5ヶ月のロングラン!高知出身 まひろ玲希さん出演作】

熊本県山鹿を舞台に、妻を亡くした男が伝統工芸品「山鹿灯籠」と出会い、地元の人々との触れ合いを通じて再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。
たった2週間の撮影期間から始まった映画「骨なし灯籠」は、元テレビマンの夫と、脚本家の妻(今作で初監督)が、二人三脚で、資金集めから奔走し、つくりあげた作品である。
当初2週間の予定で始まった熊本の先行上映では、口コミで噂が広がり、延長に次ぐ延長となり5ヶ月21週に及ぶ異例のロングランとなった。

〈STORY〉
亡き妻の骨壺を抱え、死に場所を探し、彷徨う男がいた。
古き時代の佇まいを残す、熊本豊前街道の温泉町「山鹿(やまが)」で、男は祭りのポスターに描かれた「灯籠娘」に、妻・ゆかりの面影を見る。
元・美術教師の男・市井祐介(49)は、灯籠師見習い・直樹(30)に誘われるまま働き始めるが、一年が経ち、妻の三回忌を迎えても、深い喪失と孤独は拭えない。

町を出ようと決めた、祭りの日。
突然、ゆかりの双子の妹だという、あかりが現れる。
「あなたにお願いがあって」

千人灯籠を踊るために、スペインからやってきたというあかり。
彼女の目的とは―――。

出演:水津聡、まひろ玲希、高山陽平
脚本・監督・編集:木庭撫子

2023年/108分/日本
配給:熊本やまが映画プロジェクト
©熊本やまが映画プロジェクト

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『海がきえこる』 上映中 7月31日(木)終映予定

【高知を舞台としたスタジオジブリの名作が初の全国上映!】

『海がきこえる』は、月刊『アニメージュ』で連載された作家・氷室冴子の原作小説をスタジオジブリの若手スタッフが中心になって1993年に長編アニメーション化、テレビスペシャルとして放映された作品。高知と東京を舞台に、10代の終わりが近づく3人の若者たちの繊細な心の揺らぎや葛藤に向き合う青春模様をみずみずしく描き出しています。

多くの人にとって馴染みのあるスタジオジブリ作品とは一味違った作風で、人間関係の機微や複雑さを捉えたリアルなテーマと情景が心に残るストーリー。今もなお多くのファンに愛され、さらに新たな世代や海外のファンも魅了し続けている名作アニメーションです。

2024年に都内の映画館にて期間限定で上映され、連日満席のロングランが話題にもなった『海がきこえる』。未だ全国上映を望む声がやまない中、動画配信では観ることができない本作がついにリバイバルにて待望の全国上映となりました。

〈STORY〉
東京の大学に進学した杜崎拓(もりさきたく)は、吉祥寺駅の反対側ホームにある人影を見た。中央線下り列車に姿を消したその人影は確かに武藤里伽子(むとうりかこ)に見えた。だが里伽子は高知の大学に行ったのではなかったのか。高知へと向かう飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻っていった。――里伽子は勉強もスポーツも万能の美人。その里伽子に、親友の松野が惹かれていることを知った拓の心境は複雑だった。拓にとって里伽子は親友の片思いの相手という、ただそれだけの存在だった。それだけで終わるはずだった。高校3年のハワイの修学旅行までは…

声の出演:飛田展男、坂本洋子、関 俊彦
原作:氷室冴子
監督:望月智充 脚本:中村 香
制作:スタジオジブリ

特別鑑賞料金:大人 1,600 円/高校生以下 1,000円
※特別興行につき各種割引、ご招待券はご利用いただけません。予めご了承ください。

1993年/72分/日本/スタンダード/PG12
配給:Filmarks
©︎1993 Saeko Himuro/Keiko Niwa/Studio Ghibli, N

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『ハッピー☆エンド』 上映中 7月17日(木)終映予定

【「在宅緩和ケア」という医療を選択した5つの家族の物語】

在宅緩和ケア医師の萬田緑平先生の診療所は、いつも笑い声が絶えません。
ジョークが好きな萬田先生の信条は、患者さん本人の気持ちを最優先する「患者ファースト」。末期がんで余命宣告された患者さんたちは、住み慣れた我が家で「生き抜く」ことを選択します。家族旅行を楽しんだり、愛するペットとともに暮らす。趣味のガーデニング、ゴルフ、お酒を満喫する。その笑顔に包まれた穏やかな日々は、病院での入院生活とはまったく異なる時間が流れています。
本作で描かれるのは、最期まで自分らしく生きる、その輝き。感謝の言葉を贈りあうことで、前向きに歩きはじめる家族の姿です。

さらに、全身がんを抱えながら 2018 年に亡くなった樹木希林さんの言葉の数々が、私たちに明るく生き続ける極意を教えてくれます。

在宅緩和ケア医療に密着したのは、今なお上映が続く『夢みる小学校』のオオタヴィン監督。
ナレーションは、佐藤浩市さんと室井滋さんのスペシャルなコラボレーションが実現。エンディングテーマは、ウルフルズの名曲「笑えれば V」。

がんに悩む現代人に伝えたい、”緩和ケアという希望”を描いたドキュメンタリー。 あなたの人生をハッピーエンドにするためのヒントがここにあります。

出演:萬田緑平(在宅緩和ケア医)、樹木希林
ナレーション:佐藤浩市、室井滋
監督:オオタヴィン
エンディングテーマ:ウルフルズ「笑えればV」

2025年/85分/日本/16:9
配給:新日本映画社
©まほろばスタジオ

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『MaXXXine マキシーン』 7月11日(金)より上映

【A24発 80’sハリウッドの暗黒面を描くスターダム・スリラー!】

本作は、数々の作品をアカデミー賞に送り出し、ヒュー・グラント主演の『異端者の家』など大物俳優の新たな一面を引出した話題作でも注目される映画スタジオA24最大のヒットシリーズとなる『X エックス』『Pearl パール』に続く最新作。監督・脚本は『X エックス』『Pearl パール』に続きタイ・ウエストが務めており、同シリーズで主人公のマキシーンと、映画史上最も無垢なシリアルキラー・パールの両方を演じてきた、ミア・ゴスが今回も主演を務める。

今回、自ら「本シリーズの大ファン!」と表明する最旬豪華キャストたちが参加。『TENET テネット』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのエリザベス・デビッキ、Netflix超人気ドラマ「エミリー、パリへ行く」シリーズのリリー・コリンズ、名優ケヴィン・ベーコンら、シリーズ史上最も豪華なキャストが集った。エリザベス・デビッキは、ホラー映画を心から愛し、マキシーンを主演に大抜擢する映画監督を演じ、エリザベス・デビッキ演じる監督の作品で“スクリームクィーン”として人気を博す女優をリリー・コリンズが演じている。そしてケヴィン・ベーコンは、6年前マキシーンの身に起きた猟奇的殺人事件の真相を知る謎の私立探偵を演じ、ミュージシャンから俳優に転身したモーゼス・サムニーは、マキシーンが信頼する映画オタクのレンタルビデオ屋の店長を演じ、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のジャンカルロ・エスポジートがマキシーンの所属する俳優エージェントの代表を、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のミシェル・モナハンが連続殺人事件を追うFBI役で出演している。

A24発、最高にクールで最高にイカしたニューヒロインが誕生!美しくて大胆不適!誰よりも危険な「マキシーン」がハリウッドをぶっ潰す!A24史上最高に痛快で、爽快なスターダム・スリラー・エンターテイメントが幕を開ける!

〈STORY〉
1985年、ハリウッド。
巨大な撮影スタジオに現れたブロンドの女、その名はマキシーン。
ポルノ界で人気を極めた彼女は、新作ホラー映画『ピューリタンⅡ』のオーディションに参加していた。“本物のスター”になるために。その頃のLAは、連日連夜ニュースで報道される連続殺人鬼「ナイト・ストーカー」の恐怖に包まれていた・・・。
一方マキシーンの周りでは、ヒルズのパーティーに呼ばれた女優仲間が次々と殺される怪事件が起きる。騒動の中、オーディションで主演の座を射止め、スターダムへ上りはじめたマキシーンの前に、6年前、マキシーンの身に起こった猟奇的殺人事件のトラウマ知る謎の存在「何者」かが近づく・・・・・・。

出演:ミア・ゴス、ケヴィン・ベーコン、ジャンカルロ・エスポジート、エリザベス・デビッキ、モーゼス・サムニー、リリー・コリンズ
監督・脚本:タイ・ウェスト

2024年/103分/アメリカ/シネマスコープ/R15+
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024 STARMAKER RIGHTS LLC. ALL RIGHT RESERVED.

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『ぶぶ漬けどうどす』 7月18日(金)より上映

【冨永昌敬 監督(『白鍵と黒鍵の間に』『素敵なダイナマイトスキャンダル』)最新作!】

世界中の人々を魅了する古都・京都。そんな京都が大好きすぎて、京都のいちばんの理解者になろうと暴走した主人公が引き起こす大騒動を描くシニカルコメディが誕生した。
騒ぎの火種となるのは、本音と建前を使い分ける県民性。その技を器用に駆使する〈京都人〉と、〈ヨソさん〉の主人公の攻防が、面白おかしく展開する。だが、それは京都という迷宮への入口に過ぎない。〈ヨソさん〉も〈生粋の京都人〉さえも、京都を愛すれば愛するほど、奥の深すぎる不可思議なこの街にもてあそばれてゆく──。
主人公の澁澤まどかを演じるのは、『嗤う蟲』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の深川麻衣。まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環役には室井滋。また、まどかとコンビを組むマンガ家・安西莉子役に小野寺ずる、京都の老舗料亭の女将・竹田梓役に片岡礼子、まどかの夫で扇子店の長男・澁澤真理央役に大友律と、才能あふれる俳優が集結した。
さらに、まどかのコミックエッセイに一風変わった過剰なエールを送る大学教授・中村航役に若葉竜也、環の夫で老舗の“アホぼん”・澁澤達雄役に松尾貴史、京都で不動産業を営むちょっと怪しい男・上田太郎役に豊原功補と、最高峰の個性を誇る俳優たちが、濃密なセッションを繰り広げる。
監督は、『白鍵と黒鍵の間に』『南瓜とマヨネーズ』の冨永昌敬。完全オリジナルの企画・脚本は、『his』『そばかす』のアサダアツシ。
老舗扇子店とその住居は実際の京町家で撮影、おくどさんやおばんざいなど味わい深い昔ながらの暮らしや、風情のある街並みが楽しめる──けれど、物語の顛末を見届けたら最後、京都へ行くのが怖くなる!?

〈STORY〉
京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京からやってきたフリーライターのまどかは、数百年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始める。しかし、「本音と建前」の文化を知らず、女将さんたちを怒らせてしまう。猛省したまどかは、京都の正しき伝道師になるべく努力するが、事態は街中を巻き込んで思わぬ方向に──。

出演:深川麻衣、小野寺ずる、片岡礼子、大友律 / 若葉竜也
山下知子、森レイ子、幸野紘子、守屋えみ、尾本貴史、遠藤隆太
松尾貴史、豊原功補
室井滋

監督:冨永昌敬
企画・脚本:アサダアツシ

2025年/96分/日本/シネマスコープ
配給:東京テアトル
©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会

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『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』
7月18日(金)より上映

【「ヒルマ・アフ・クリント展」開催で話題の画家の真実に迫る】

20世紀初頭、唯一無二のビジョンを確立し、カンディンスキーやモンドリアンより早く、独自の手法で抽象的絵画を描いていた画家がいた
その名は、ヒルマ・アフ・クリント。1862年にスウェーデンに生まれた彼女は、スウェーデン王立美術院で美術を学び、卒業後、当時の女性としては珍しい職業画家として、伝統的な絵画を描き、成功を収めていた。一方、彼女は多感な青春期から霊的世界や神智学に関心を持っていて、それは妹を亡くしたことでより強くなる。神秘主義に傾倒した彼女は、独自の表現の道を歩みはじめ、同じ思想を持った4人の女性芸術家と結成した芸術家集団「5人(De Fem)」での活動やルドルフ・シュタイナーとの出会いなどを経て、一層輝きを増していく。しかし、同時代の画家たちが新たな芸術作品を発表し、広く展示を行う中、彼女が自身の革新的な作品を公表することはなかった。そして、死後20年間はそれを世に出さないように言い残し、この世を去った…

月日は流れ、現代。彼女は突如として世界に発見された。
各地の展覧会で評判を呼び、2018年~2019年のニューヨークのグッゲンハイム美術館での回顧展は、同館史上最高の来場数(約60万人)を記録し、大きな話題となった。今、世界中の人々の心を鷲掴みにする彼女の絵は、なぜ死後20年を経ても知られることがなかったのか。そして、生涯をかけて自分で道をつくり、その道を歩んだ彼女が、目に見えるものを超えて見つめていた世界とは。
キュレーター、美術史家、科学史家、遺族などの証言と、彼女が残した絵と言葉から解き明かす。

出演:イーリス・ミュラー=ヴェスターマン、ユリア・フォス、ジョサイア・マケルヘニー、ヨハン・アフ・クリント、エルンスト・ペーター・フィッシャー、アンナ・マリア・ベルニッツ
声の出演:ペトラ・ファン・デル・フォールト

監督:ハリナ・ディルシュカ

2019年/94分/ドイツ/16:9
配給:トレノバ

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『おばあちゃんと僕の約束』 7月25日(金)より上映

【タイを中心に世界中で社会現象となる記録的大ヒット!】

2024年4月にタイで公開され、年間最大のオープニング成績を記録した超話題作。

涙なしには観られないことから、鑑賞後に号泣する観客の様子を、TikTokをはじめとするソーシャルメディアに上げるブームが勃発。若者を中心に大流行し、記録的なヒットに繋がった。主人公エムを演じるのは、大人気ドラマでタイを代表するスターとなった俳優・ミュージシャンのビルキンこと、プッティポン・アッサラッタナクン。おばあちゃん役のウサー・セームカムは78歳にして俳優デビュー。『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で校長役を務めたサリンラット・トーマスがエムの母親を演じる。祖母、子、孫の三世代が織りなす普遍的な家族の物語でありながら、笑いを交えた新鮮な切り口で描き、バンコクの古く美しい風景の中で繰り広げられるヒューマンドラマ。心の琴線に触れるあたたかく優しい音楽と共に、誰もが家族や故郷を思わずにはいられない名作が誕生した。

〈STORY〉
大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エム。従妹のムイが、祖父を介護したことで豪邸を相続したと聞き、自分も楽をして暮らしたいと画策。エムには一人暮らしの祖母・メンジュがおり、ステージ4のガンに侵されていることが判明。不謹慎にもエムはメンジュに近づき、彼女から信頼され相続を得ようとする。しかし、メンジュの慎ましくも懸命に生きる姿に触れる中で彼の考えは変わっていく。

出演:プッティポン・アッサラッタナクン(ビルキン)、ウサー・セームカム、サンヤー・クナーコン、サリンラット・トーマス(『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』)、ポンサトーン・ジョンウィラート、トンタワン・タンティウェーチャクン

監督・脚本:パット・ブーンニティパット
脚本:トッサポン・ティップティンナコーン

2024年/126分/タイ/ビスタ
配給:アンプラグド
©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

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『ルノワール』 8月1日(金)より上映

【カンヌ国際映画祭正式出品『PLAN 75』早川千絵監督 最新作!】

長編デビュー作『PLAN 75』(22)が第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞を受賞し、同年のアカデミー賞日本代表として選出、第63回テッサロニキ国際映画祭で、最優秀監督賞ほか3冠を受賞。第16回アジア・フィルムアワード、中国最高賞と言われる第35回金鶏奨、第58回シカゴ国際映画祭他、世界各国の映画祭で監督賞にノミネートされるなど、恐るべき評価を集めた早川千絵監督。高齢化社会が深刻化した近い将来の日本を舞台に、75歳以上の国民に生死の選択を迫る衝撃的な物語を描き、現代人に激しい警鐘を鳴らした。

 3年ぶりの最新作『ルノワール』で綴られるのは、11歳の少女が、大人の世界を覗きながら、人々の心の痛みに触れていくまでを繊細な筆致で描いた、あるひと夏の物語。死への好奇心と怯え。生きることのどうしようもない寂しさ。誰かの温もりを求める気持ち。少女の視点から浮かび上がるさまざまな感情のきらめきに、誰もが心を掻き立てられる。

 主人公を演じる鈴木唯の瑞々しい演技と、石田ひかり、リリー・フランキーのたしかな存在感。フキが出会う大人たちには、中島歩、河合優実、坂東龍汰ら実力派が出演。2025年を代表する日本映画の傑作が誕生した。

〈STORY〉
日本がバブル経済絶頂期にあった、1980年代のある夏。11歳のフキは、両親と3人で郊外に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままな夏休みを過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は複雑な事情が絡み合い、どこか滑稽で刺激的。だが、闘病中の父と、仕事に追われる母の間にはいつしか大きな溝が生まれ、フキの日常も否応なしに揺らいでいく――。

出演:鈴木唯/石田ひかり、中島歩、河合優実、坂東龍汰/リリー・フランキー
脚本・監督:早川千絵

2025年/122分/日本、フランス、シンガポール、フィリピン、インドネシア、カタール/ヨーロピアンビスタ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners

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『罪人たち』 8月8日(金)より上映

【2025年北米興行収入第3位(6月時点)異例の大ヒット作品がついに上陸!】

オリジナル作品として“この10年で最大のオープニング成績”を樹立し、全米興行ランキング2週連続No.1、2025年北米興行収入(6月時点)では、『マインクラフト/ザ・ムービー』『リロ&スティッチ』に次ぐ第3位のメガヒット!レビューサイト”ロッテントマト”で批評家98%&観客97%の驚異的スコアを記録!映画館の出口調査“シネマスコア”でホラー映画史上最高評価を獲得!「今年最高の作品」として早くも本年度アカデミー賞®候補に名乗りを挙げた、世界騒然ノンストップ・サバイバルホラーが日本にやってくる。

監督は、アメコミ映画史上初のアカデミー賞®作品賞ノミネートを果たし社会現象を巻き起こした『ブラックパンサー』や、映画史に輝く『ロッキー』を完全復活させ多くの支持を集めた『クリード』シリーズなど、ハリウッド映画界をリードする若き天才ライアン・クーグラー。『ブラックパンサー』制作チームが再集結し、“人生最高の夜が、人生最後の夜へと変貌する”恐怖を追体験させるため、IMAX®70mmフィルムカメラとウルトラ・パナビジョンカメラを組み合わせて全編を撮影。圧倒的な没入感で観客を魅了する、比類なき傑作が完成した。

〈STORY〉
1930年代の信仰深いアメリカ南部の田舎町。双子の兄弟スモークとスタックは、かつての故郷で一攫千金の夢を賭けた商売を計画する。それは、当時禁じられていた酒や音楽をふるまう、この世の欲望を詰め込んだようなダンスホールだった。オープン初日の夜、多くの客たちが宴に熱狂する。ある招かざる者たちが現れるまでは…。最高の歓喜は、一瞬にして理不尽な絶望にのみ込まれ、人知を超えた狂乱の幕が開ける。果たして兄弟は、夜明けまで、生き残ることが出来るのか――。

出演:マイケル・B・ジョーダン、ヘイリー・スタインフェルド、マイルズ・ケイトン、ジャック・オコンネル、ウンミ・モサク、ジェイミー・ローソン、オマー・ベンソン・ミラー、デルロイ・リンドー
脚本・監督・製作:ライアン・クーグラー

2025年/137分/アメリカ/2.76:1/PG12
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema® is a registered trademark of Dolby Laboratories

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『木の上の軍隊』 8月15日(金)より上映

【戦後80年の日に上映開始 今を生きるすべての人に語り継ぎたい物語】

1945年沖縄県伊江島。激しい攻防戦が展開される中、2人の日本兵が命からがら木の上に身を潜め、日本の敗戦を知らぬまま2年もの間生き延びた――そんな衝撃の実話から着想を得た作家・井上ひさしが原案を遺し、こまつ座にて上演された舞台「木の上の軍隊」が映画化。本土から派兵された厳格な日本兵を演じるのは確かな演技力で日本の映画界を牽引してきた名優・堤 真一。沖縄出身の新兵に抜擢されたのは、数々の話題作で存在感を示す山田裕貴。ダブル主演を務める堤と山田は初の共演ながら、阿吽の呼吸で極限状態の兵士たちを、繊細かつ力強く、人間らしい可笑しみをもって表現する。監督と脚本を手掛けるのは、『ミラクルシティコザ』のスマッシュヒットが記憶に新しい沖縄出身の新進気鋭・平 一紘。全編沖縄ロケ、伊江島で実際に生い茂るガジュマルの樹上で撮影を敢行。本作を象徴する主題歌「ニヌファブシ」を手掛けるのは伊江島出身のシンガーソングライター、Anly。終戦から80年、熾烈な地上戦が繰り広げられた沖縄戦を必死で生き抜いた日本兵の実話に基づく物語は、観る者すべての心に深く刻まれる。

〈STORY〉
太平洋戦争末期、戦況が悪化の一途を辿る1945年。飛行場の占領を狙い、沖縄県伊江島に米軍が侵攻。激しい攻防戦の末に、島は壊滅的な状況に陥っていた。宮崎から派兵された少尉・山下一雄(堤 真一)と沖縄出身の新兵・安慶名セイジュン(山田裕貴)は、敵の銃撃に追い詰められ、大きなガジュマルの木の上に身を潜める。仲間の死体は増え続け、圧倒的な戦力の差を目の当たりにした山下は、援軍が来るまでその場で待機することを決断する。戦闘経験が豊富で国家を背負う厳格な上官・山下と、島から出たことがなくどこか呑気な新兵・安慶名は、話が嚙み合わないながらも、二人きりでじっと恐怖と飢えに耐え忍んでいた。やがて戦争は日本の敗戦をもって終結するが、そのことを知る術もない二人の“孤独な戦争”は続いていく。極限の樹上生活の中で、彼らが必死に戦い続けたものとは――。

出演:堤 真一、山田裕貴
津波竜斗、玉代㔟圭司、尚玄、岸本尚泰、城間やよい、川田広樹(ガレッジセール)、山西 惇

監督・脚本:平一紘
原作:「木の上の軍隊」(株式会社こまつ座・原案井上ひさし)

2025年/128分/日本/シネマスコープ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2025「木の上の軍隊」製作委員会

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『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』 8月22日(金)より上映

【93歳で初主演!おばあちゃん版ミッションインポッシブル!】

オレオレ詐欺師に騙された93歳テルマが、お金を取り戻すべく電動スクーターでロサンゼルスを駆け巡る─!

映画の初主演としては史上最高齢、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(13)でアカデミー賞®助演女優賞ノミネートを果たしたジューン・スキッブがその実年齢と同じ93歳のテルマを演じ、なんと電動スクーターでのカーアクション!?銃撃などアクションをすべて自らこなしている。しかもこの物語、監督の祖母の実話が基になっているというから、さらにびっくり!心優しい孫ダニエル役には、『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』 (24)など今ハリウッドで最も勢いのある若手俳優フレッド・ヘッキンジャー。テルマの相棒となるベン役を、『黒いジャガー』(71)でシャフトを演じた伝説的俳優リチャード・ラウンドトゥリーが務めた。2024年サンダンス映画祭で上映されるや話題沸騰し、米映画批評サイトのロッテントマトでは98%(批評家)の高評価を記録。

痛快なノリで突っ走り、気がつけばテルマを中心に自分の殻を破るチャレンジに勇気がもらえて思わず笑い泣き!
登場人物のほとんどがそれほど速く動けない前代未聞のスロー・アクション・コメディが誕生!

〈STORY〉
夫を亡くし、寂しくも気ままなひとり暮らしを謳歌している93歳のテルマ。ある日、大の仲良しの孫ダニエルが事故を起こし刑務所にいると聞いた彼女は、あわてて言われるがまま保釈金1万ドルを送金してしまう。しかし、それは典型的なオレオレ詐欺だった。彼女は犯人を突き止め、お金を取り返そうと決心する…

出演:ジューン・スキッブ、フレッド・ヘッキンジャー、リチャード・ラウンドトゥリー、パーカー・ポージー、クラーク・グレッグ、マルコム・マクダウェル
監督・脚本:ジョシュ・マーゴリン

2024年/99分/アメリカ・スイス/シネマスコープ
配給:パルコ ユニバーサル映画
© Courtesy of Universal Pictures

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『「桐島です」』 近日順次上映

【指名手配犯・桐島聡の偽名で生きた半生を描く衝撃作】

2024年1月26日、衝撃的なニュースが日本を駆け巡った。1970年代の連続企業爆破事件で指名手配中の「東アジア反日武装戦線」メンバー、桐島聡容疑者(70)とみられる人物が、末期の胃がんのため、神奈川県内の病院に入院していることが判明した。
男は数十年前から「ウチダヒロシ」と名乗り、神奈川県藤沢市内の土木関係の会社で住み込みで働いていた。入院時にもこの名前を使用していたが、健康保険証などの身分証は提示しておらず、男は「最期は本名で迎えたい」と語った。報道の3日後の29日に亡くなり、約半世紀にわたる逃亡生活に幕を下ろした。
桐島聡は、1975年4月19日に東京・銀座の「韓国産業経済研究所」ビルに爆弾を仕掛け、爆発させた事件に関与したとして、爆発物取締罰則違反の疑いで全国に指名手配されていた。最終的に被疑者死亡のため、不起訴処分となっている。

このナゾに満ちた桐島聡の軌跡を『夜明けまでバス停で』(22)で第96回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞、脚本賞を始め数々の映画賞を受賞した脚本家・梶原阿貴と高橋伴明監督のコンビがシナリオ化。医師の長尾和宏が、『痛くない死に方』に続き、高橋作品の製作総指揮を務める。
桐島は何を思い、どんな事件を起こし、その後、半世紀にわたって、どんな逃亡生活を送っていたのか。
主演の桐島聡役は毎熊克哉。主演映画『ケンとカズ』(16)で注目されて以来、映画・ドラマで活躍し続けている。本作では20代から70歳で亡くなるまでを演じ切っている。また、さそり部隊のメンバー宇賀神寿一役には『SR サイタマノラッパー』(09)、『心平、』(24)主演の奥野瑛太が起用された。奥野も20代から70代までの幅広い年代を見事に演じた。
さらに、ミュージシャンのキーナ役にはドラマ『バイプレイヤーズ』(17〜)のジャスミン役で脚光を浴び、『春画先生』(23)で新境地を見せた北香那。劇中では河島英五の名曲「時代おくれ」(86)のカバーを披露し、新たな演技の幅を見せている。謎の女役は高橋監督のパートナーで昭和を代表する女優、高橋惠子が演じる。

〈STORY〉
1970年代、高度経済成長の裏で社会不安が渦巻く日本。大学生の桐島聡は反日武装戦線の活動に共鳴し、組織と行動を共にする。しかし、1974年、三菱重工爆破事件で多数の犠牲者を出したことで、深い葛藤に苛まれる。組織は警察当局の捜査によって、壊滅状態に。指名手配された桐島は偽名を使い逃亡、やがて工務店での住み込みの職を得る。ようやく手にした静かな生活の中で、ライブハウスで知り合った歌手キーナの歌「時代遅れ」に心を動かされ、相思相愛となるが…。

出演:毎熊克哉
奥野瑛太、北香那、原田喧太、山中聡、影山祐子、テイ龍進、嶺豪一、和田庵、白川和子、下元史朗、甲本雅裕/高橋惠子

監督:高橋伴明

2025年/105分/日本/ビスタ
配給:渋谷プロダクション
©北の丸プロダクション

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『顔を捨てた男』 近日順次上映

【ベルリン国際映画祭 銀熊賞(最優秀主演俳優賞 セバスチャン・スタン)受賞!】

数々の独創的な作品で映画史を塗り替えてきたA24が、気鋭アーロン・シンバーグ監督の才能に惚れ込み、初のタッグで誰も観たことのない衝撃の異色作を完成させた。主演は『アベンジャーズ』シリーズ、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』のセバスチャン・スタン。本作では、アカデミー賞®にもノミネートされた特殊メイクを施し、容姿が変わっていく主人公の複雑な心情を熱演。見事、ベルリン国際映画祭、ゴールデングローブ賞で主演俳優賞に輝いた。共演には『わたしは最悪。』のレナーテ・レインスヴェ、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』アダム・ピアソンら実力派が集結。撮影は全編16mmフィルムで行われた。

顔が変われば、なりたい自分になれるのか──?「ルッキズム(外見至上主義)」をブラックなユーモアを効かせながら痛烈に風刺した本作は高い口コミを呼び、全米では4館からスタートした上映が265館にまで拡大。各国の映画祭でも受賞を重ね、観る者を驚きと興奮の渦に巻き込んだ。ありのままの自分を置き去りにし、誰もが「理想の自分」を演じて生きる現代に突きつける、究極の不条理劇が誕生した。

〈STORY〉
顔に極端な変形を持つ、俳優志望のエドワード。
隣人で劇作家を目指すイングリッドに惹かれながらも、自分の気持ちを閉じ込めて生きる彼はある日、外見を劇的に変える過激な治療を受け、念願の“新しい顔”を手に入れる。
過去を捨て、別人として順風満帆な人生を歩み出した矢先、目の前に現れたのは、かつての自分の「顔」に似たカリスマ性のある男オズワルドだった。
その出会いによって、エドワードの運命は想像もつかない方向へと猛烈に逆転していく───。

出演:セバスチャン・スタン、レナーテ・レインスヴェ、アダム・ピアソン
監督・脚本:アーロン・シンバーグ

2023年/112分/アメリカ/ビスタ/PG12
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2023 FACES OFF RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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『ふつうの子ども』 今秋上映

【『ぼくが生きてる、ふたつの世界』呉美保監督 最新作!】

『そこのみにて光輝く』(14)『きみはいい子』(15)を生み出した監督・呉美保と脚本・高田亮の黄金コンビが三たび手を組んだ。その最新作『ふつうの子ども』は、シリアスなサスペンスからラブコメディまで幅広く手がける高田が、「ずっと前から書きたいと思っていた」という子ども同士の人間ドラマ。自身のまわりで目にする生身の子供たちの姿に魅了され、小学校への取材を重ね、オリジナルのストーリーを書き上げた。一方、「ありのままの子どもを思いっきり描きたい!」という望みは呉監督の念願でもあった。昨年 9 年ぶりの長編監督作品となる『ぼくが生きてる、ふたつの世界』を発表し、国内外で高く評価された呉監督だが、出産・育児を経てブランクを経験したことも事実。仕事や子育てに追われる中で、「子どもも大人も、共に楽しめる映画」を作ることへの情熱を強く感じていた。自らも親となった監督と脚本家の二人が、今の日本に生きる子どもたちと、彼らと同じ時間に向き合う大人たちにフォーカスした本作は、「ありそうでなかった子ども映画」となって産声をあげた。

〈STORY〉
上田唯士、10才、小学4年生。両親と三人家族、おなかが空いたらごはんを食べる、いたってふつうの男の子。最近、同じクラスの三宅心愛が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうと頑張るが、心愛はクラスの問題児、橋本陽斗に惹かれている様子。そんな三人が始めた“環境活動“は、思わぬ方向に転がり出して――。

出演:嶋田鉄太、瑠璃、味元耀大/瀧内公美、少路勇介、大熊大貴、長峰くみ、林田茶愛美/風間俊介、蒼井優
監督:呉美保
脚本:高田亮

2025年/96分/日本/ビスタ
配給:murmur
©︎2025「ふつうの子ども」製作委員会

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『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』 9月19日(金)より上映

【カンヌ国際映画祭正式出品 ウェス・アンダーソン監督 最新作!】

今年3月に、監督作品を構成する品々を紹介する書籍『ウェス・アンダーソンの世界展 -The Museum of Wes Anderson-』が発売されるなど日本でも根強い人気を誇る、ウェス・アンダーソン監督の最新作。今回は、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎え、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、『バービー』(23)でアランを演じたマイケル・セラ、アカデミー賞Ⓡノミネート俳優 リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャスト、そしてウェス作品 常連となる、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス、そして物語の重要なカギを握る人物にベネディクト・カンバーバッチと超豪華キャストたちが競演し、ウェス・ワールドを盛り上げる。5月30日よりスタートしたUS先行公開では、劇場あたり平均9万5,000ドル=約1,355万円(1ドル=142.6円)と、今年の限定公開作でトップの館アベレージを取得。現在は全米公開を迎え、ますます盛り上がりをみせている。

物語は、ベニチオ・デル・トロ演じるヨーロッパの富豪、ザ・ザ・コルダが娘で修道女のリーズル(ミア・スレアプレトン)を後継人に任命したところから始まる。画策していたビジネスの危機的状況を打開すべくヨーロッパを旅する間に様々な事件(特にザ・ザ・コルダ自身の暗殺計画も含む)に巻き込まれていく、というクライム・ファミリー・コメディ。物語後半では、カンバーバッチ演じるヌバルおじさんとザ・ザ・コルダの決死のバトルも繰り広げられるなど、一瞬たりとも見逃せない作品になっている。

出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイビス
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ

2025年/102分/アメリカ・ドイツ/シネマスコープ
配給:パルコ ユニバーサル映画
© 2025 TPS Productions LLC & Focus Features LLC. All Rights Reserved.

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高知県立美術館「コールド・ブラッド」上演記念
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督 特集『トト・ザ・ヒーロー / 神様メール』
10月3日(金)〜 9日(木)1週間限定上映

【高知県立美術館と初の連携企画!相互特典あり!公演とのハシゴも可】

『トト・ザ・ヒーロー』
上映時間
:各日 12:15〜14:05(10/5(日)は上映後の移動で美術館公演に間に合います)

カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(最優秀新人監督賞)受賞!
大好きな姉アリスとふたり。帰らぬ父を待ちわびてトマが夢みた名探偵トト・ザ・ヒーロー。波瀾万丈の愛のドラマ。

〈STORY〉
老人ホームに暮らすトマ。彼は自分が産院の火事の際に隣に住む裕福なカント家の息子アルフレッドととり違えられたと信じ、それによって全ての幸福が奪われてしまったと思いこんでいる。彼の脳裏には、様々な思い出が蘇ってくる。TVの名探偵トトになるのを夢見たこと、大好きな姉のアリスがカント家に火を付け、炎の中に消えてしまったこと…。時がたち、青年になった彼はアリスそっくりの女性と出会い愛し合うようになるが…。

出演:ミシェル・ブーケ、ジョー・ドゥ・バケール、ミレイユ・ペリエ、トマ・ゴデ、サンドリーヌ・ブランク
監督・脚本:ジャコ・ヴァン・ドルマル

1991年/92分/ベルギー・フランス・ドイツ/ビスタ/BD
配給:ショウゲート
© 1991 IBLIS FILMS-LES PRODUCTIONS PHILIPPE DUSSART-METROPOLIS FILM PRODUCTION-RTBF(TELEVISION BELGE)-FR3 – FILMS PRODUCTION – ZDF


『神様メール』
上映時間:各日 10:00〜12:05

ヨーロッパ各国で大ヒット!ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ノミネート!
最高にハッピーな結末に感涙する、ファンタジックストーリー

〈STORY〉
神様はブリュッセルのアパートに家族と一緒に住んでいて、パソコンでいたずらに世界を支配している。ある日、神様の娘10歳のエアは人間に運命に縛られずに生きてほしいと思って、神様のパソコンから人々に余命を知らせるメールを送ったから、さあ大変! エアが大パニックな世界を救う旅にでると、彼女の小さくてヘンテコな奇跡は思いがけず人々のお悩みを解決していく。会社員は鳥を追い北極まで大冒険、殺し屋は不死身の美女にめぐりあい、主婦はゴリラと恋に落ち……皆、それぞれの生きがいを見つけていく。しかしエアが最後に出会ったウィリーは死期が迫っていて――。
小さな奇跡たちが呼び起こす、神様のパソコンからの人類への[最高にハッピー]なメールとは?

出演:ピリ・グロワーヌ、ブノワ・ポールヴールド、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
脚本:ジャコ・ヴァン・ドルマル、トーマス・グンズィグ

2015年/115分/フランス・ベルギー・ルクセンブルク/シネマスコープ/PG12
配給:アスミック・エース
© 2015 – Terra Incognita Films/Climax Films/Après le déluge/Juliette Films Caviar/ORANGE STUDIO/VOO et Be tv/RTBF/Wallimage


高知県立美術館 連携企画
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督×ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ×アストラガル
「COLD BLOOD –コールド・ブラッド–」

ライト、カメラ、アクション!
映画製作とダンス公演を“同時に目撃”する
『KISS&CRY』の感動から8年——。
待望の第二作『COLD BLOOD』がついに日本上陸!

日時:2025年10月4日(土) 19:00開演/10月5日(日) 15:00開演

会場:高知県立美術館ホール

上演時間:約80分(途中休憩なし)

料金:全席指定(税込)
S席 前売7,500円・当日8,500円/U30前売6,500円・当日7,500円
A席 前売5,000円・当日6,000円/U30前売4,000円・当日5,000円

前売券販売所:2025年7月19日(土)販売開始
高知県立美術館ミュージアムショップ Tel 088-866-7653(直通)
ローソンチケット【Lコード 61508】https://l-tike.com/order/?gLcode=61508

ベルギーが誇る二人の奇才、振付家ミシェル・アンヌ・ドゥ・メイと映画監督ジャコ・ヴァン・ドルマル。
舞台芸術と映画が融合した奇跡のハイブリッド作品『キス & クライ』は、世界各地での異例のロングランを記録し、2017年には高知で一夜限りの幻の日本初演が実現しました。
その対となる第二作『コールド・ブラッド』が、再び高知でのみ日本初演を迎えます。

主役は、パフォーマーたちの“手”。微睡みに誘うような声が響く暗転した劇場で、ミニチュアの舞台を指先が躍動するたび、「7つの死の物語」が静かに立ち上がります。ふいに訪れる最期の瞬間に浮かぶのは、たった一つの意外な記憶。シルクのような肌、バニラの香りの午後、羊毛を切る音…。他愛ない至上の記憶が、想像を超える質感で迫ってきます。

巨大スクリーンに映る「カメラ」が捉える人生の機微と、観客の「眼」が感じ取る世界のゆらぎ。映画と舞台が交錯する革新的な演出が、人生の悲喜交々の“あわい”を鮮やかに描き出します。

日本語吹替ナレーションには、前作でも絶賛を集めたリリー・フランキー氏が再び参加。ドゥ・メイとドルマルがユーモアと詩情をもって紡ぎ出す、「死で生を祝福する」珠玉のステージを、ぜひ劇場でご体感ください。

公演の詳細はこちら


相互特典

●高知県立美術館「COLD BLOOD」のチケット提示で、キネマM連携企画の通常鑑賞料金より一般・大学・専門学生は500円引、シニアは300円引でご覧いただけます。(他の割引との併用不可)
●キネマM『トト・ザ・ヒーロー』『神様メール』のご鑑賞チケット半券提示で、『COLD BLOOD』公演受付にて2017年上演の『KISS&CRY』パンフレットをプレゼントします。

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