上映作品・近日上映作品

「かくしごと」 上映中 7月4日(木)まで上映予定

【その嘘は、罪か、愛か ひとつの嘘から、運命の歯車が動き出す】

『生きてるだけで、愛。』(18)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根光才の待望の長編第二作目となったのは、杏を主演に迎えた、子を守る母親の強烈な愛と嘘の物語。原作は「ミステリー作家が描く感動小説」として評価も高い、北國浩二の「噓」(PHP文芸文庫)。主人公・千紗子役に、ドラマ、映画、モデルと幅広く活躍する俳優、杏。「今の自分だからこそ演じることができる」と、その深い母性を芝居を超えて体現し、鮮やかに観る者の心に焼き付ける。父・孝蔵役には、名優、奥田瑛二。認知症を患い、娘のことすら忘れ、日に日に別人のように衰えてゆく姿を、静かながら胸に迫る演技で圧倒する。少年役に中須翔真、さらに佐津川愛美、酒向 芳、安藤政信といった実力派俳優が脇を固める。主題歌は、TVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」のエンディングテーマも話題になったオルタナティブロックバンド 羊文学の「tears」。人の目も社会も関係なく、子への揺るがない愛を貫き通す千紗子の深く激しい母性をあなたは受け入れることができるか─。心揺さぶるヒューマン・ミステリーが誕生した。

〈STORY〉
絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)が認知症を発症したため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始めるのだった。 次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく三人。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった─。

出演:杏、中須翔真、佐津川愛美、酒向芳、安藤政信/奥田瑛二
監督・脚本:関根光才
原作:北國浩二「嘘」

2024年製作/128分/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイト


「燃えるドレスを紡いで」 上映中 6月27日(木)まで
かくしごと」公開記念 関根光才 監督 最新ドキュメンタリー限定上映

【環境問題に挑むファッションデザイナー中里唯馬の制作に密着】

環境負荷が高い産業の1つと言われるファッション産業。大量生産、大量消費を促すようになった「ファッション」に、内側から変革をもたらそうと試みている日本人デザイナーがいた        

坂本龍一、蜷川実花、ボストン・バレエ、ジュネーブ大劇場など世界のトップアーティストたちとコラボレーションを実現してきたデザイナー、中里唯馬。
2008年にベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、2009年に「YUIMA NAKAZATO」を設立。翌年7月、日本人では森英恵以来の2人目となるパリ・オートクチュール・コレクションの公式ゲストデザイナーに選ばれ、継続的にパリで作品を発表している。デザイナーとして衣服に向き合ってきた中里は、「衣服の最終到達点が見たい」とアフリカ・ケニアに渡り、世界中から衣類をゴミとして押し付けられた現実を目にし、打ちのめされる。そして帰国し、中里は革新的なアイディアとチャレンジ精神で、未来へ繋がるデザインのあり方と共に、パリコレに挑む    

監督は国内外の映像界で活躍する関根光才。『生きてるだけで、愛。』(18)で長編デビュー後、当館で上映の『かくしごと』(24)も公開を控える。
別の企画で中里と意気投合したことをきっかけに、1年間にわたって密着取材を敢行。「衣服は何処から来て、何処へ行くのか」という疑問の答えを求めて、アフリカ・ケニアへ向かった中里に同行するとともに、ショーの裏側にもカメラを向け、チーム一丸となって挑戦する姿と「衣服」の“見えていない部分”に迫る。

出演:中里唯馬
監督:関根光才

2023年製作/89分/日本
配給:ナカチカピクチャーズ

公式サイト


「アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家」 上映中

【『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督最新作!】

戦後ドイツを代表する芸術家であり、ドイツの暗黒の歴史を主題とした作品群で知られるアンゼルム・キーファーの生涯と、その現在を追ったドキュメンタリー。監督は、『PERFECT DAYS』(23)で第76回カンヌ国際映画祭 主演俳優賞(役所広司)を受賞し、第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたことも記憶に新しい、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。『パリ、テキサス』(84)、『ベルリン・天使の詩』(87)、『ミリオンダラー・ホテル』(00)などの劇映画だけでなく、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(99)、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(11)、『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』(14)などドキュメンタリーも手掛け、世界各国から高い評価を受けてる。

アンゼルム・キーファーは、ナチスや戦争、神話などのテーマを、絵画、彫刻、建築など多彩な表現で壮大な世界を創造する、戦後ドイツを代表する芸術家。1991年、高松宮殿下記念世界文化賞・絵画部門を受賞。ヴェンダース監督と同じ、1945年生まれであり、初期の作品の中には、戦後ナチスの暗い歴史に目を背けようとする世論に反し、ナチス式の敬礼を揶揄する作品を作るなど“タブー”に挑戦する作家として美術界の反発を生みながらも注目を浴びる存在となった。1992年からは、フランスに拠点を移し、わらや生地を用いて、歴史、哲学、詩、聖書の世界を創作している。彼の作品に一貫しているのは戦後ドイツ、そして死に向き合ってきたことであり、“傷ついたもの”への鎮魂を捧げ続けている。

出演:アンゼルム・キーファー、ダニエル・キーファー、アントン・ヴェンダース
監督:ヴィム・ヴェンダース

2023年製作/93分/ドイツ
配給:アンプラグド

公式サイト


「関心領域」 6月28日(金)より上映

【アカデミー賞 国際長編映画賞 音響賞 受賞! 作品賞ノミネート】

第76回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、英国アカデミー賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、トロント映画批評家協会賞など世界の映画祭を席巻。そして第96回アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞の2部門を受賞した衝撃作がついに日本で解禁。

マーティン・エイミスの同名小説を、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』で映画ファンを唸らせた英国の鬼才ジョナサン・グレイザー監督が映画化。スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わすなにげない会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる。その時に観客が感じるのは恐怖か、不安か、それとも無関心か? 壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか?そして、あなたと彼らの違いは?

【STORY】
空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙があがっている。時は1945年、アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた…

出演:クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー

2023年製作/105分/アメリカ、イギリス、ポーランド
配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイト


「止められるか、俺たちを」 7月5日(金)より上映
「青春ジャック」をもっと楽しむために、前作限定上映!

【「孤狼の血」白石和彌監督が描く映画愛溢れる若松プロの青春】

1969年、原宿のセントラルアパートに”若松プロダクション”はあった。当時33歳の若松孝二が作り出すピンク映画は若者たちを熱狂させ、時代の先端を駆け抜けていた。 21歳で”若松プロダクション”の門を叩いた吉積めぐみの目を通して、若松孝二と共に映画、青春、そして恋、なにもかもが危うくきらめいていた一瞬の時を描く、青春群像劇! 2012年10月17日の若松孝二監督逝去から6年。いまや日本映画界を牽引する俊英白石和彌が、師匠若松孝二が時代と共に駆け抜けた若き日を描きだす。白石監督自ら「映画を 武器に戦ってきた若松さんの声をもう一度聞きたい」と企画した本作『止められるか、俺たちを』は、記念すべき若松プロダクション映画製作再始動第一弾となる。 主演は門脇麦、若松プロダクション助監督・吉積めぐみ役を熱演。そして若松孝二役は若松組常連・井浦新。 こんな若松プロ、こんな青春、誰も観たことない———

〈STORY〉
吉積めぐみ、21歳。1969年春、新宿のフーテン仲間のオバケに誘われて、”若松プロダクション”の扉をたたいた。当時、若者を熱狂させる映画を作りだしていた”若松プロダクション”。 そこはピンク映画の旗手・若松孝二を中心とした新進気鋭の若者たちの巣窟であった。小難しい理屈を並べ立てる映画監督の足立正生、冗談ばかり言いつつも全てをこなす助監督の ガイラ、飄々とした助監督で脚本家の沖島勲、カメラマン志望の高間賢治、インテリ評論家気取りの助監督・荒井晴彦など、映画に魅せられた何者かの卵たちが次々と集まってきた。 撮影がある時もない時も事務所に集い、タバコを吸い、酒を飲み、ネタを探し、レコードを万引きし、街で女優をスカウトする。撮影がはじまれば、助監督はなんでもやる。現場で走り、 怒鳴られ、時には役者もやる。 「映画を観るのと撮るのは、180度違う…」めぐみは、若松孝二という存在、なによりも映画作りに魅了されていく。 しかし万引きの天才で、めぐみに助監督の全てを教えてくれたオバケも「エネルギーの貯金を使い果たした」と、若松プロを去っていった。めぐみ自身も何を表現したいのか、何者に なりたいのか、何も見つけられない自分への焦りと、全てから取り残されてしまうような言いようのない不安に駆られていく…

出演:門脇麦、井浦新、山本浩司、タモト清嵐、毎熊克也 / 寺島しのぶ、奥田瑛二 他
監督:白石和彌
脚本:井上淳一

2018年製作/119分/日本
配給:若松プロダクション

公式サイト


「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」 7月12日(金)より上映

【若松孝二監督のミニシアターと引き寄せられた若者たちの青春群像!】

映画を武器に激動の時代を走り抜ける若者たちを描いた『止められるか、俺たちを』から10年後。1980年代、若松孝二監督が名古屋に作ったミニシアター『シネマスコーレ』を舞台に、若松監督、映画と映画館に引き寄せられた若者たちを描いた青春群像劇。
若松孝二を演じるのは、前作に引き続き井浦新。若松の役年齢と井浦の実年齢が重なり、ヤンチャさに温かな包容力が加わり、さらにパワーアップ。木全純治は、このところ新境地を開拓し続ける東出昌大。掴みどころのない茫洋とした人物を見事に演じている。金本法子には芋生 悠、井上淳一には杉田雷麟。ともに自意識と自信のなさで揺れ動く青春期の感情を繊細に演じ、魅力全開。他にも、コムアイ、有森也実、田中要次、田口トモロヲ、門脇麦、田中麗奈、竹中直人など豪華キャストが集結。あの時代の空気を見事に体現している。
監督は前作では脚本の井上淳一。『REVOLUTION+1』『福田村事件』などの脚本作品とは打って変わり、思いっきり笑えて泣ける青春映画を作り上げた。自由なようでいて不自由な今、この映画は時代を超えた応援歌だ。

〈STORY〉
1980年代。時代も人も変わった。シラケ世代と言われ、熱くなることがカッコ悪いと思われていた時代。ビデオが普及し始め、映画館から人々の足が遠のき始めた時代。それに逆行するように、若松孝二は名古屋にミニシアターを作る。その名はシネマスコーレ。ラテン語で「映画の学校」。支配人に抜擢されたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞め、「これからはビデオの時代」と地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをやっていた木全純治だった。木全は若松に振り回されながらも、持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。 そこに吸い寄せられる若者たち。まだ女性監督のほとんどいなかった時代。金本法子は「自分には撮りたいものなんか何もない」と言いながら、映画から離れられない。田舎の映画青年だった井上淳一もまた映画監督になりたい一心で若松プロの門を叩く。己れの才能のなさを嫌でも自覚させられる日々。それでも、映画を諦め切れない。救いは、木全が度々口にする「これから、これから」という言葉。 今がダメでも次がある。涙だけじゃない。そこには笑いがある。絶望だけじゃない。希望がある。この映画は僕の、私の物語であると同時に、あなたの物語でもある。これはあなたの青春の物語だ。

出演:井浦新、東出昌大、芋生悠、杉田雷麟 他
監督・脚本:井上淳一

2024年製作/119分/日本
配給:若松プロダクション

公式サイト


「東京カウボーイ」 7月12日(金)より上映

【東京からモンタナへ 井浦新、アメリカ映画デビュー&初主演!】

どこまでも空が続くことから“ビッグ・スカイ・カントリー”と呼ばれるアメリカ・モンタナ州。とある牧場の経営を立て直すためにやってきた主人公のヒデキは、いつものスーツ姿で壮大な計画をプレゼンするが、すぐに行き詰まってしまう。トラブル続きの最中、郷にいれば郷に従えとスーツを脱ぎカウボーイ姿に着替え、自然や動物とともに生きる人々と交流するうち、人生を変える出会いが訪れる—。
出張先のアメリカ北西部・モンタナ州の牧場でカウボーイ文化に触れて人生を見つめ直す主人公ヒデキを演じるのは、今や日本映画界に欠かせない俳優・井浦新。話題作への出演が相次ぎ、ついにアメリカ映画デビューを果たした。
監督のマーク・マリオットはかつて日本の巨匠、山田洋次監督の弟子入りを志願し、山田組の海外現場(第41作『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』)に参加した経歴の持ち主。その時の異国体験が作家としての原点となった。その後、モンタナの牧場で研修する日本人会社員について書かれた記事からもヒントを得て本作を企画。日本のオフィス街とは何もかもが異なるモンタナの原始的な風景を舞台に、“異邦人”が経験するさまざまな感情を普遍的なヒューマンドラマに仕立て上げた。
心の交流をテーマにした本作には、井浦のほかにも日米2カ国の文化と言語の微妙なニュアンスを表現できる多彩なスタッフとキャストが集結した。脚本は、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」で脚本&監督を務めたことも話題のデイヴ・ボイルと、平成『ガメラ』シリーズ3部作のヒロインやミシェル・ゴンドリー監督『TOKYO!/インテリア・デザイン』主演などを経て、現在はアメリカを拠点に脚本家としても活躍する藤谷文子が共作。藤谷は主人公の上司であり恋人でもある役柄でキャストにも名を連ねる。さらに日本を代表する国際派俳優・國村隼が和牛の専門家役としてコミカルな存在感を放つほか、プロデューサーは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『トロン: レガシー』などハリウッド大作を多数手掛けてきたブリガム・テイラーが務めた。

〈STORY〉
サカイヒデキは東京の大手食品商社に勤めるサラリーマン。さまざまな食のブランドの M&A を進めることが主な仕事で、プライベートでは上司である副社長のケイコと婚約している。
会社が米国モンタナ州に所有する経営不振の牧場を収益化するため、希少価値の高い和牛に切り替えることを提案。和牛畜産業の専門家であるワダを連れてモンタナに向かう。
空と大地がどこまでも続くモンタナでは東京の常識は通じず、ヒデキはすぐにトラブルに見舞われる。ワダが怪我で入院し、一人になったヒデキは場違いなスーツ姿で牧場主のペグに和牛の事業計画をプレゼンするが、邪険に扱われるばかり。
そんな中、ヒデキはハビエルが副業として牧場の片隅で密かにキヌアを栽培していることを知る。
おおらかで地に足のついた生活を楽しむハビエルと交流するうち、土地の魅力に気づき始めたヒデキは、スーツからカウボーイの格好に着替え、牧場の仕事を積極的に手伝うように。大規模な牛追いにも参加し、牧場の労働者たちと打ち解けていく中で、自身の効率一辺倒の働き方を見つめ直していく。やがてヒデキは、牧場再建の新たなプランを考えはじめるのが……。

出演:井浦新、ゴヤ・ロブレス、藤谷文子、ロビン・ワイガート、國村隼
監督:マーク・マリオット
脚本:デイヴ・ボイル、藤谷文子

2023年製作/118分/アメリカ
配給:マジックアワー

公式サイト


「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」 7月19日(金)より上映

【ペドロ・アルモドバル × サンローランプロダクションズ!】

スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルと映画製作に本格的に参入した初のメゾンであるイヴ・サンローランの子会社サンローラン・プロダクションズとがタッグを組み製作した本作は第76回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され大きな話題となった『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』。
アルモドバルにとって短編2作目となる本作は、男性社会で生きるクイア保安官たちのせつない愛を濃密に描き、西部劇では見ることができなかった新たなジャンルを生み出した。
主人公二人を演じるのは『ビフォア・サンセット』『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークと、『マンダロリアン』『THE LAST OF US』と立て続けにヒット作に出演しているペドロ・パスカル。
サンローランのクリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロが担当した色鮮やかな美しい衣装、そしてセットの隅々にまでアルモドバルの美意識を惜しみなく打ち出した短編という枠には収まり切らない濃厚な傑作がついに公開となる。

〈STORY〉
舞台は1910年。若き日に共に雇われガンマンとして働いていた旧友の保安官ジェイクを訪ねるめ、シルヴァは馬に乗って砂漠を横断する。メキシコ出身のシルヴァはしっかり者で感情的、つかみどころがないが温かい心の持ち主だ。一方アメリカ出身のジェイクは厳格な性格の持ち主で、冷淡で不可解、シルヴァとは正反対だった。
出会ってから25年が経つ二人は酒を酌み交わし、再会を祝い愛し合うが、翌朝ジェイクは豹変する。彼はシルヴァがここへ来た、本来の目的を探ろうとしていた。

出演:イーサン・ホーク、ペドロ・パスカル
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル

2023年製作/31分/スペイン、フランス
配給:ハーク

鑑賞料金一律: 1,000円
※各種割引サービスはご利用いただけません、予めご了承ください。

公式サイト


「クモとサルの家族」 7月26日(金)より上映

【弱きを助け、強きをくじく!“家族”エンターテインメント時代劇】

本作は、長澤佳也監督によるオリジナル脚本の作品である。監督は、かねてから、日本が世界に誇る伝統芸である“時代劇”に魅力を感じていた。数ある時代劇の中でも、忍術というわくわくする魅力のある“忍者”を主人公に、“家族”をテーマとする物語を書きあげ、アクションや忍術の見せ場のある良質なエンターテインメント作品となった。
時代劇でありながら、現代の日本で実践され始めている主夫、血縁関係でない兄弟姉妹、移住先でのスローライフ、食育といった、普遍的な家族の暮らし方を考えさせてくれる映画でもある。
また、本作は、映像の質感と撮影現場の緊張感にこだわり、35mm のフィルムで撮影されている。
キャストには、今、映画にテレビドラマに大活躍であり家長で主夫のサル役の宇野祥平、共に働きバランスの良い夫婦関係を 実践している妻で稼ぎ頭のクモ役に徳永えりのW主演、実は藩主である家族に助けられた老人役に奥田瑛二、超絶的技術の狙撃手に緒川たまき、サルの元仕事仲間にどぶろっくの江口直人、侍に憧れる純朴な若者にミュージカル舞台で人気の黒羽麻璃央、母息子を演じている白石加代子と仲村トオルというベテランの名演に、観客は冒頭から映画の世界に引き込まれ ていく。

〈STORY〉
江戸時代初期。椿藩と火ノ藩の中立地帯にある森の中に暮らす家族がいた。家長のサル(宇野祥平)は元忍び。天下泰平の 時代となり仕事もなく主夫として家庭を守っている。妻クモ(徳永えり)は他国から声が掛かる売れっ子忍び。仲介人を介して働く妻の稼ぎがこの家族の生命線だ。 四人の子どもたちは実子の一番下の弟兎(うさぎ)、クモの連れ子の長女蝶(ちょう)、孤児の長男竜(りゅう)と次女豪(ごう)であった。
国境沿いにある禿山峠に一人の老人(奥田瑛二)が迷い込む。峠には天狗(緒川たまき)という凄腕の狙撃手が火ノ藩から派遣されていた。天狗の仕事は侵入者を一撃で射止めること。老人を発見したサルの子どもたちは危険をかえりみず救出作戦 を実行する。助け出された老人は、記憶が曖昧でなぜ峠に舞い込んだのか覚えてなく、サルの家に留まることに。サルは老人に行方不明になった自分の忍びの師匠を重ね見ていた。哀れみと親しみを感じたサルは老人を家族の待つ家に帰してやりたいと強く思うのだった。
しかし、クモの調べで、この老人、姥捨など厳しい政策を敷いてきた椿藩藩主の貴虎とわかる。貴虎は、戦の最中に家臣の謀反に遭い、家族を目の前で殺された衝撃から一時的に記憶をなくしていた…

出演:宇野祥平、徳永えり、田畑志真、江口直人、黒羽麻璃央、緒川たまき
仲村トオル、白石加代子、奥田瑛二
監督・脚本:長澤佳也

2022年製作/82分/日本
配給:リアルプロダクツ

公式サイト

Copyright © 2022 KINEMA M . All Rights Reserved.
PAGETOP